【女装男児】渋屋にて候

「お願い・・・我慢出来ないの・・・入れて・・・」
其れまで厚ぼったい唇で咥えて居た漢の一物を吐き出しベッドの上に仰向けに脚を広げると女が脚を開く。
もうちょっと咥えさせて居たかったがあまり焦らしても良くないだろう。
しょうが無いなとでも言うように漢は女の細い足首を握り大きく脚を広げると女陰めがけて腰を突き出し
ぬぷりと一物をぶち込んでやる。
腰を振り突き上げる度にあんあんっとリズミカルに喘ぐのは間男好みの人妻である。
初めて媾ってから二年の間二週間に一度の金曜日媾っている。
人妻は間男の言い様に躾けられて居るしそれを望んでもいた。

「菓子屑主任。例の渋屋の立てこもりの件ですけど・・・」
長く伸ばした髪を業務に差し支えないように後ろで馬尾に括り結った部下が会社の廊下で声を掛けてくる。
「進展が有ったのか?それとも・・・」菓子屑主任と呼ばれた漢が横に並んだ部下に問い返す。
「いいえ。膠着したそうです。憲兵隊が想定より早く到着したらしくって。
課長が怒ってますよ。早く片付けろってっ」纏めていても早く歩けば跳ねる尾髪を払いながら返す。
「分かった。直ぐに会議室に行こう。第二案へ移行する」
業務であればこそ面倒な感情を抜きにして菓子屑は今日の案件の処理をするために足早に会議室へと走り込む。

[本日。午後二時ごろ発生した帝国銀行渋屋三丁目支店の強盗立て籠もり事件は
憲兵隊の突入により無事に解決しました。多少の被害はある物の甚大と言うほどではなくも有り。
怪我人は出ましたが生命に別状も無く。憲兵隊により犯人側に一名が死亡しましたが・・・]

カタカタとPCのキーを叩く菓子屑。
其の音が少々まどろっこしく感じるのはあの事件が上手く行かなかったからだろう。
起こすべきして起きた事件で有るが。菓子屑に取っては一つの案件でしかない。
「はぁ~~~。想定はしてたんだけども詰めが甘かったかぁ~~~」
向かいの席で同じ様に業務日誌を描く尾髪の部下が手を止めずに云々と頷く。
しょうが無いとは言えやはり一名の死者を出したのは痛手であった。
「そうは言ってもなぁ~~~。あの状況ではベストだと思うんだけどなぁ~~~」
禄に聴いてないのだろう。云々と頷きながらも尾髪の部下は自分の日報を仕上げていく。
その日の業務が終われば週末となり遊び盛りの若い子には彼氏と遊びに行くのがきっと楽しみなのだろう。
仕方なくも菓子屑は書き終えたばかりの日報を最初の一行から読み返してみる。

この案件が菓子屑の頭の上からつまりは上司から投げつけられたのはちょうど二週間前となる。
あまり大きくもない支店とは言え帝都銀行の身内から札束を強奪するのは手間で有るし
その割りに準備期間が少なかったとも言える。何よりも依頼人の4人組は素人同然だった。
大方遊び金欲しさに欲を出し一度危ない橋を渡れば後は悠々自適に暮らせるとでも思ったのだろう。
収支の辻褄は何とか成ったとも言える。
必要機材の調達・人材補強・指揮とサポート等々をひっくるめても納得できる利益を出してもいる。
それでも問題点は残る。やはりん憲兵隊の到着が早かった為に金庫から運び出せた札束の量は少なかった。
一重に其れが痛手と成ったのは辛いと言える。今回の収益がこじんまりとは言え合格点に届いたのは
憲兵隊に打たれて死亡した依頼主の一人が犯罪保険をケチって掛けていなかったお陰だ。
勿論に菓子屑も概要を説明し二度も三度も説明したが若者達に保険の話をしても理解させるには手間が掛かる。
結局に一名の死亡保険の保証金を払わなくて済んだ所で何とか収支が落ち着いたし利益も出せていた。
菓子屑としては上手く纏めたつもりで合ってもあの嫌味な上司は納得しないだろう。
決して大きくもない案件であれども銀行強盗と成ればもうちょっと旨味が出せなかったのかと怒声が飛んでくるに違いない。

置字

天鼠 蛭姫ノ壱

天鼠 蛭姫ノ壱

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