【毒妻凌辱】薊の事情と考慮すべき案件

「貴方っ!お醤油取って下さいましなっ・・・・鈍臭いったらありません事
愛する美麗な妻に気遣い一つ出来ないとは情けない。醜夫ですわ。同じ卓で御飯頂けるのを幸運と思って欲しいですの」
「あっ。すまない・・・。気が付かなくて・・」自分で美麗と言い消えるほどに妻は美しくも魅惑的でも有る。
自分と同じ苗字を冠する妻に棘言をぶつけられ自分の側の醤油瓶を太く丸っこい指で妻の方に押しやる
尤も醤油瓶を並べる時に態々、自分とは向こう側におく。つまりは其の夫・桶狸宗次郎の側である。
自分で作りもしない目玉焼きに醤油を掛ける時に態と自分の夫嫌味混じりに棘言をぶつける為だ。
古い歴史を持つ家柄の桶狸家。遥か昔、村畑を荒らす狸を桶を逆さにして中に餌を仕込み捕まるのを家仕事と
していた末裔と言われている。これは歴史を辿ればの噺であり定かでは有るかは確証はない。
その何代目かと筋は繋げているとしても狸家宗次郎は其の筋はあっても随分と情けない境遇である。
歳の差のある後妻との間に中等部の一人娘と一家参人で暮らすが早起きして朝食を作るのは宗次郎である。
二流中流クラスの総合商社の営業職に職を持つが成績は中の下の下で窓際より給料もそこそこ。
定年まで数年あるがそこそこの案件と給料で時間を潰すのが仕事と言っても良い。
「御父さんっ。私のお弁当にだし巻き卵入れないでっ!嫌いなの」
「え・・・すまない。先週までは態々いれてくれて・・・?」
「出汁巻き玉子はずっと嫌いなの!入れないでっ」
学園中等部に通う娘・鬼灯の為に毎日弁当を作る宗次郎であるが、其の日迄好んで居たはずの
出汁巻き玉子を今日からいれるなと箸の先を咥えながら親の敵を睨み倒す勢いで娘・鬼灯が言い放つ。
確かに宗次郎が親で有るからその親の敵と如くと言われても変な感じがするのではあるが
先週は良くても今週は駄目らしい。乙女心の移り代わりか思春期特有の父親邪険か知れずとも
妻・薊と娘・鬼灯の二人に棘言で刺されて足蹴にされる毎朝の食卓を耐えるのも結構辛い。

大体にして狸桶宗次郎と其の妻薊との関係もその間に誕生した鬼灯を囲む家庭事情は中々に癖もある。
狸桶の家系自体に特有の癖がも有るのだろうが。それなりに年齢を重ねた宗次郎で有るが
初婚の時は其の妻との関係も良く人並みの幸福な時間を過ごしたのであるが
狸桶の家長の跡取り騒動の渦に巻き込まれ立場が苦しくもなり其の頃に短い闘病の後に妻は天寿を迎える。
心労尽き果てた宗次郎は家と家系のそれらから逃げ出し半ば縁を切った形で過ごした数年後に薊と出会う。
薊は最初から金銭と名誉狙いのつもりであり表面的な結婚生活を望んでもいた。
知人の対面を重んじた見合い結婚であったが半ば公然に無理に押しかけ転がりこんだ形で
宗次郎の家にやってきてる。強気でゴリ推しするのも強かな薊の思惑だろう。
勢いと自分の四肢を最大の武器として宗次郎を誘惑し後妻の地位を手に入れると
直ぐにくるりくるりと手の平を返し暴言暴虐棘言を履く所か夜伽さえも数が減る。
短い交際期間であったしその時も一度位だったしあからさまに拒めば娘・鬼灯を宿す時でさえ
「愛娘を授かったのは良いが・・・嫁と致した記憶も定まらずであるのだが・・・
儂っ。惚けちゃったのかも?情けない・・・・でも全く覚えもないのだ」
聞かれれば記憶をかき回して頭を捻って答える宗次郎であるが。それも其のはずである。
後妻であてば毎日顔を合わせるのだから薊は宗次郎の事をよく知ってもいる。
自分の年齢を考え子を授かるべきと考えた薊は受胎時期の頃合いを見計らって
形だけの晩酌に極端に酒の弱い宗次郎に無理に飲ませ卒倒させ竿を扱き勃起させ
突き出た腹の上にまたがり白濁を絞り取って孕んでいる。
泥酔する宗次郎を強姦したと行っても禍根ではないが宗次郎自身は当然記憶もなかった。
美人で魅惑的な四肢を持つ妻・薊との性交経験を興味本位で聞くもすれば
「婚前に一回・・・。絆を結んで一回か・・・弐回かな・・・
少なくて弐回・・・多くて参回・・・五回は無いと思う」
幼年自体の記憶を掘り出す様に指を折り数えて遠くを見つめて宗次郎は答える。
それとは反対に妻・薊の方は公然と愛人を数人囲い浮気し快楽を貪っている。
もとより魅惑的な四肢を持ち性欲も強く淫猥な快楽に溺れやすい薊であるし
何しろ人妻と言う立場が寝取る漢達には余計に魅力を感じてしょうがないのだ。
隙あれば午前中に何処かのホテルで漢の性を絞り取り夕方まで自宅で別の漢に跨がり快楽を貪る薊と
形だけであっても同じベッドで床を暖める宗次郎にしてみれば随分虚しい夜の一時を過ごしてる。

「明日から学年旅行だから不味い御弁当いらないわ」
母親とよく似た顔つくりでも嫌味ったらしいし仕草もやっぱり母親に良くした言い方で
鬼灯が言葉を突き刺してくる。
「わかったよ・・・」
普段なら嫌味と解れば怒りはせずとも眉の一つも潜める宗次郎であるが何気なくもさらりと交わす。
朝のニュースが流れるTVの音声が妙に大きく響くのその日は何となくでも宗次郎は調子が悪いらしい。
まぁ尤も滅多に有る事でもないのであろうが症状風邪でも引いたのだろうか?
週に参回、弐日に一回。夫へ当たりの強くも罵倒ばかり飛んでくる晩酌に煽った酒が強くも多かったのか
ふらふらと寝室に潜り込んだのは記憶にあっても。着込んだ黄色いくまさん柄のパジャマを
いつ脱ぎ散らしたかのおぼえがまったくない。多少なりとも突き出た腹を一晩晒せば
風邪も引くのかも知れない。

その日の宗次郎は時間を過ごすうちに体調も悪くなる一方であった。
「無理っ。今日は無理である・・・・」
一度はぶっとい四肢を満員電車に詰め込んで会社に向かい一応は仕事をこなし始めて観たものの
普段であればも逃さない些細なミスも点検する立場に有るのにするっと横に流してしまう。
会社に置いても自分よりと年下の上役に妻同様に嫌味言われるのがいつもの事でも有るから
我慢も出来ずに実に参年ぶりとなる半休を申請して自宅へ帰る。
ぼぉ~~と呆ける頭の中でも昼飯をどうするかと考えあえぎ悩むもコンビニで牛丼弐個と御茶
それに気を使ってエナジー系のドリンクを買い込んで自宅へと向かう。

「只今・・・・。ちょっと体調悪くって半休取ったのだ・・・少し休ませて・・・うぬっ?」
中古とはいえ、それなりも高い住宅ローンを組んで購入したマンションの自宅玄関。
体調も悪ければ余計に気を使い足元を睨んで確認すると・・・漢物の革靴が脱ぎ散らし転がっている。
「なっ、何だ?此の派手なブーツ?儂の趣味でも当然ないぞ?」
呆けた頭であっても自分とは趣味に合わない靴が有るのは見逃さすはずもない。
「おいっ?誰かいるのかっ」宗次郎にしては珍しくも声を荒げ吠える。
どすっどずっと言うのではなくドスンっドスンっと大きくと廊下を足で踏み抜き真っ直ぐ寝室に向かう。
「あっ、あっ、あっ、あんっ。嗚呼~気持ちいい。嗚呼~逝きそう!逝っちゃう!逝っちゃう!」
浮気現場のそれと成る夫婦の寝室ベットの上で腕を突き出し四肢を支え丸い尻を高く突き出す薊
突然に激しく突き上げられた漢竿の快楽に溺れ思わず薊の声が喘ぎ漏れる。
尻肉の上に手を付いて突き上げる浮気相手の漢は若く体力に任せて薊の雌壺を刺激するが
以外にも其のそれは細くも短い。これほどまでに我を忘れ薊が喘ぐ事は今までにはない。
尤もそれは熊の如く大きくも見え腹の突き出る宗次郎が床を踏みにく如く
寝室へ続く廊下を歩く足が引き起こす振動の成す態である。
其の振動にベットの上に腕を突き立て支える薊の四肢が跳ね上がり
その分浮気相手の竿が深く雌壺に突き刺さる。
「イッ、イクッ、イクっ・・・イッッチャウ・・・・突き上げて・・もっと・佐々木君」
勢い良くも激しく突き上げられる衝撃と快楽に溺れ自分の夫が寝室に乗り込んできたの気づかない。
「貴様っ。儂の妻に何をしているっ」
逝かせてやるぞと薊の雌壺に竿を突き上げたつもりが格好付けにと無駄に伸ばした髪が掴まれる。
ぐいっと髪と首が後ろに持っていかれ四肢がのけぞり薊の雌壺から細竿がズルリと抜ける。
そのまま背後に引かれドスンと部屋の壁にぶつけられる。
何が起きたかと思い顔を上げれば自分が竿を突っ込んでいた薊の丸尻と悪鬼の如く
こっちを睨み込む熊の如くの漢。
「あっ・・・」
こいつはやばいと思った途端に視界一杯に大きな拳骨が迫ったと感じたら星が三つ飛んで意識が溶ける。
「さっ、佐々木くん・・・・あっ・・・貴方・・・どうして・・・」
顔を観る度に態とも意図的に罵詈雑言をぶつけて来た夫の顔が悪鬼の如くに仁王立ちに睨んでる。
「あっ・・・貴方・・・」瞬間的にこれはやばいと思った途端にバチンと大きな音が弾けて四肢が翔ぶ。
仁王悪鬼の夫が大きく手腕を釣り上げ張った手は余りに強く激しい痛みと快楽が薊の尻肉に弾ける。
ブルンとゆれた尻肉はそのまま薊の四肢を寝台から飛ばし床に転がす。
「あっ・・・・嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼~~~嗚呼ん・・・」
床に転がる薊の四肢がブルブルと震え痛みと快楽に耐えられずついには失禁してしまう。
自分の意思とは違い薊の女核が膨らみ跳ねて恥水を吹き出し情けなくも止まらず床に溜まりをつくる。


嗚呼・・・。
あの人があの顔をした時は本当に厄災が起きるのよ。
一度結婚前に二人で歩いて居た時に外見に騙されてナンパした放蕩者
を腕一本で首の骨御たことがあったわ
あの時の顔が今のそれだったわ。
あの放蕩者は本当に首の皮一枚で命繋いだけども田舎の病院で今でも苦しんでるって後で聞いたわ・・・・。
普段おとなしい癖に一度炎がつくと止まらなくなる熊なのよ・・・。
嗚呼っ・・私奴どうなるのかしら・・・・

「んっ。・あっ・・・嗚呼。駄目っ駄目っ・・・貴方・・・そこは駄目・・・・嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼~」
自分の身に何が起きてるかは直感的に理解出来ていたがどんな格好をしてるかは良くわからない。
息苦しくもあるし視界一杯に広がるのが床のカーペットであるし無駄に大きな乳房が潰れて苦しい。
部屋の床に乳房を押し付けて居いるのは確かだし夫の前で尻を高く突き出しているのも確かだろう。
床に乳房を押し付け尻を突き上げてるのは確かである。問題は腕だ。
背後にまわしているのも解るし何かで縛られて括られているから動けない。
問題は脇に硬い物が当たり痛みも有るし自由もない。四肢も脚も何かに括られて動く事は全然出来ない。
なぜだろうと身じろいで四肢を何かに固定されているとしか思いつかなかった。
「嗚呼・・・・・。そこは駄目っ。貴方・・・其処は駄目っ・・・嗚呼ん~」
何かに固定され自分の意思で全く身動きも出来ず藻掻く事もままならないせい。
怒り心頭で勢いに任せ椅子に固定した妻・薊の尻穴に夫宗次郎が己の亀頭をギチギチとねじ込んで行く。
「だっ。駄目っ。太いの・・・貴方のは・・・太いの・・止めなさい。止めなさいってば」
上から目線で言い放っても虚しくも薊のが身じろぎ藻掻いても其の動きは封じられている。
薊が鏡台の前に座り化粧を施す大きな尻を乗せている木枠の椅子。
その木造りの椅子の尻を乗せる座り台を力まかせにぶち壊しぽっかり開けた穴に薊に座らせる。
当然に座る場所がないから空いた空間に薊の尻はすっぽりと嵌まり抜け抱く成る。
椅子の形で有るから其の背もたれに薊の腕を回しビニール紐で結構きつく縛り括る。
四本脚の前の弐本に薊の脚首をそれぞれ括ってしまう。
背もたれを挟んで後ろ手に括られて動かせず。椅子の脚に自分の脚首もしっかり括られ脚を開いたまま動けない。
四肢の動きを完全に封じられたそのままで寝室の床に転がされれば大きな乳房が潰れて痛む。
いつも使ってる化粧椅子にビニール紐できつく括られても。それで済むはずもない。
四本脚の椅子の残りの後ろ弐本を怒涛の熊力でばきり、ばきりと降り壊し椅子枠にすっぽり嵌まる
妻・薊の大きな尻肉を握り掴み反り返る竿を引きつく穴襞に充てがいめりめりと音を鳴らし差し込んで行く。
「駄目っ。駄目っ。お知りの穴は駄目っ。嗚呼~~~。無理に入って来ないで・・・貴方・・・止めて」
「若い漢の竿は壺に咥え込む癖に、夫の竿を尻穴にねじ込まれるのは拒むのか?
嫌がっても無駄だぞ。拒める立場じゃないからな。御前は・・・・始めてでも無いだろうに。
忘れたのか?儂に入れて貰って覚えた癖に・・・・この雌牛妻の癖に」
普段大人しい宗次郎が腹に響くのお太い声で尻穴に竿を差し込みながら耳元で呟く」
「嗚呼ぁ~~。駄目、入ってくる。入ってくる。尻穴に貴方の竿がはいってくるの・・・」
メリメリと襞が無理矢理広げ更にはずずずっと穴を広げて宗次郎の竿が尻穴に入って来る。
「ほらぁ・・・・儂の竿の根本まで入ったぞ?気持ちいいだろうが?」
「嗚呼・・・・・根本まで・・・入ってる。ズッポリ入ってる。尻穴に貴方の竿入ってるぅ」
ずんっと衝撃が尻穴に伝わりいい心れぬ快楽が迸る。
「何人だ・・・何人の漢の竿を咥えこんだ?・・・話全部話すだっ。雌牛妻
儂に尻穴侵されて感じるんだろう。欲しいだろう?尻穴犯して欲しいんだろう?吐けよ。全部っ」
椅子の柄を握り腰を動かし妻・薊の尻穴で宗次郎は自分の竿を扱き出す。
「あっ、あっ・・・気持ちいい・・・嗚呼~。駄目。尻穴。犯されて気持ち良い。
ふっ・・・・二人・・・佐々木君と・・・宮崎さん・・・貴方の同僚の・・・。
御免なさい・・・貴方・・嗚呼っ。貴方に尻穴犯して貰って嬉しい。
嗚呼。全部で・・・・四人です。商店街の魚やの主人。・・・名前は知らないわ・・・
そっ、それから俳優の武藤裕二・・・・。あっ。駄目っ。駄目。奥まで突き上げないで。気持ち良い。
貴方に尻穴犯して貰って嬉しい。ずっと待ってたの。貴方に犯して貰うの待ってたの
嗚呼。貴方の竿気持ち良いっ。御免なさい・・・・御免なさい・・・嗚呼。逝きそう・・・・」
妻・薊が浮気しているとは何となく察して居たが睨んだよりも数が多かった。
快楽に貪欲な薊であればこそ一人か若しくは弐人位はと思っていたが倍ともなると怒りがこみ上げる。
「儂に犯されて居ても頭の中では誰かの名を思い浮かべてるかもしれん。
こうなるとしっかりと躾てやらないとならんな・・・・雌牛妻奴」
「嗚呼・・・嬉しい・・・。躾けて下さい・・・・・貴方・・・私奴は雌牛妻です」
椅子に縛られ括られ床に乳房を押し付けながら突き上げた尻穴に竿を差し込まれながら
湧き上がり刻まれる快楽に本性を表し薊は自ら哀願して涎を垂らす

[西新宿二丁目で発生した泥酔強盗団の犯人が逮捕されました。
供述によると巷で話題に成っている悪童商会の支援を受けて犯行に及んだと・・・]
「最近、物騒な出来事が多いな・・・・区を付けないといかぬな・・・」
大柄な体躯の癖に何処か心配症な気質もある宗次郎がエプロンを巻いたまま朝食の卓に座る。
「そうですね。鬼灯も気をつけるのよ」
冷静な声でもあい何処か冷たい答えを返す母・薊。
自分の前に置かれた目玉焼きを箸で突きながら何気なくも細指ですぅと故障の小瓶を宗次郎の方へ押しやる。
(御母様が御父さんに気を使ったっ?・・・・そんな・・・まさか・・・)
普段は周りの空気を余り読まない鬼灯であるが修学旅行で数日だけ家を空けた間に
父と母の関係がか動いた様な気配を見逃さなかった。
一週間前は会話があっても最低限であり、当然に母が発する言葉にはささくれ棘がびっしりと経っていた。
それがどうだ。相変わらず交わされる言葉数は少なくも冷たくも棘をも隠さない。
それでも・・微妙に言葉の中に棘と一緒に不安と期待が交じる微妙な雰囲気が混じってる。
何かが変わったと確認したのは母・薊が何処か落ち着かずに椅子に乗せた尻を動かした時だ。
「あっ」とっと小さく吐息をもれると慌てあから様に咳払いで誤魔化しもする。
(御母様・・・感じてるのかしら・・・)
思春期の鬼灯で合えばこそ性の知識と快楽に貪欲であるのは当たり前だし
もとより鬼灯は感も良い方だ。普段は気にならないことであるはずなのに
母・薊が身じろぎ漏らす喘ぎが妙に艶っぽくどきりと心臓を高鳴る。

「ちわっすぅ。悪童会・帝都銀座支店・人飼い部の弐堂崎っす。商品の買い取りに来たっす」
「おっと。すまぬ。ちょっと躾の最中でな・・・・。勘弁してくれ」
何処にでもある中古マンションの一室。
インターフォン越しに挨拶を交わしドアを開け中にはいると廊下の奥から野太い声がかかり
熊の如くに大きな体躯の大きい漢が顔を出す。人目を気にしてだろうか腰に白いバスタオルを巻くが
はたから見れば裸一貫のでかい漢である。
「お構いなく・・・躾ですか?お楽しみのようで・・羨ましいっす。
っと。御依頼番号の確認だけさせて下さい。直ぐに査定しますんで」
「携帯の画面の奴か?それならそこにあるから観ていいぞ」
悪童会・帝都銀座支店・人飼い部。余り良い響きはしない会社名であるが
依頼した宗次郎もやってきた二人組も承知の上だ。
「・・・・確認した・・」
如何わしい会社からやってきた二人の内
これも又背の高い女性が卓の上に転がった携帯の画面を覗き込み確認したとばかりに短く呟く。
会社の制服なのだろう。相方の砕けた口調で話す漢と比べると明らかに無口であるが
むっちりとした四肢は普段から鍛えているのだろう。はち切れそうな筋肉で制服が膨らむ。
「うううん。・・・ぐほっ」床に真っ裸で転がる妻の間男佐々木を女が殴る。
「こらっ。四蛮貝。殴るなよ。
其奴は商品何だぞ。痛むだろ?気絶させる時はスタンガン使えって言ってるだろ」
「・・・加減した・・・壊れてないから大丈夫・・・」四蛮貝と呼ばれた女性がぼそっと漏らす。
「まったく。未だに悪党気分が抜けないのは良くないぞ。
俺達はれっきとした健全な会社員なんだからな・・・。
旦那さん。買いきり希望ですよね?レンタルじゃなくて・・・・」
「うぬ・・・。儂の妻に手を出した輩だしな。
どうなっても構わない。焼いても煮てくれても好きにしてくれ」
「わかりました・・・・。他の商品も同じで良いっすよね。
こっちの好きにさせて貰います。四蛮貝。査定しちゃってくれ」
四蛮貝と言う女性は人と話すのは苦手らしい。
うぬと頷くと床に転がる漢の顔を覗きこんだり触れたりしながら査定とやらを始めていく。
「顔は晴れてるけど壊れてないし目玉も鼻も無事。虫歯は有るけど許容範囲。
今どき入れ墨もないから素人さんだね。指も折れてないしても脚も無事。
ちょっとはトレーニングしてるみたいだけど素人だね。
顔を直して仕込んでやれば取り敢えず稼げる位にはなるんじゃない?
駄目なら國向うの鉱山か。労務所でも良いし。でっかい張り手喰らった割にいい状態だよ。
旦那さん。怒っていてもちゃんと手が加減したらしい。流石だね」
「ふむ。常態も良い様なんで。二百七・・八拾・・否っ、弐百九拾でどうです?旦那さん」
相方の四蛮貝が珍しくも饒舌に言葉を発し脈絡もなく客を褒めたのに驚くも
彼女の目に狂いはないと知ってるからと弐堂崎は査定額の上乗せする。
今査定した商品の他にも後二人と請け負ってる。ここで上乗せしても設けは十分出せるのだ。
「それでよろしく頼む。面倒を頼んですまぬ」腰にタオルを巻いたままの宗次郎がすまなそうに会釈する。
「いえいえ。仕事っす。じゃ。金額はそれで振込ますね。残りもこっちでやっときますね。毎度ありです
四蛮貝ちゃん。梱包しちゃって・・・・それじゃ~いい取り式でした。有難うです」
商談が纏まると四蛮貝が背中のバックから折りたたんだ袋を取り出し広げ
意識のない若い間男を袋に詰め込み掛け声も出さず肩に抱えこむ。
何処にでもいる宅配員の様な声で弐堂崎が挨拶して先に出ていく。
「どうも・・・。旦那さん」
荷物の間男を肩に担いだまま肩越しに四蛮貝という女性が意味ありげに宗次郎に会釈する。

「惚れたんだろっ。御前。さっきの旦那に」
「うぬ・・・・でかくて・・・目がかわいい・・・でっかい手で尻叩かれたい」
「けっ。俺の手じゃ満足出来ないってか?まぁそうだろうけど。
御前よりでかい漢なんて相撲取りくらいだからな。まぁでも・・・さっきの旦那。
怒らせたら怖いたぐいだな・・・・。さっさと次行くぞ。四蛮貝」
「うぬ・・・・。目がちっちゃくて可愛い・・・・」
「けっ。怒らせると怖い七参髪分けの叔父さん好きが・・・」
生きてる人間を宅配の勝手に荷物の如く扱い冗談を飛ばしながら人飼い業者は走り去る。

悪童会・社員

こんばんは奥さん・・法律事務所様から依頼を受けた業者の者です。
御客様の旦那様の件ですが・・・。
此方で処理出来ますがどうしましょうか?

有る人妻

あの・・・どんな処理を・・・

悪童会・社員

お知りにならない方がよろしいかと思います。
浮気なさった方ですので奥様も苦しんで居られるでしょうから・・・。
尚、お支払いする金額は弐億五千万です。状態の良い商品ですので。

有る人妻

にっ、二億・・・
あの・・お、お任せします。

悪童会・社員

はい。承りました。早急にお支払いの手続きを行いますね。
携帯の履歴は必ず削除してくださいな。
それでは・・・悪童会の御利用有難う御座いました。

一ヶ月前まで平々凡々安穏と暮らせて居たのが不思議であった。
ある日突然に弁護士が来訪し夫が浮気している事実と証拠を突きつけられた。
温厚そうに見えた弁護士は先方の意向を伝えたがそれ自体には自分には関係無かった。
幼い子もいるし浮気した夫との信頼関係も崩れた。其の責任は夫にある。
夫との関係を精算するべきと自分で弁護士を雇いこれからの生活には足りなくても
浮気した夫を許すことも出来ずに感情を呑み込んで離婚を断行する。
それは良くても問題はのこった。しがない勤めの夫が慰謝料をちゃんと払ってくれるか
自信も確証もなかった。そこへ弁護士が解決方法を示してくれる。
夫と2度かかわらないと言う決心があるなら大金が手に入ってくると・・・。
それが悪童会と言う訝しげな会社である。聞いたことはあった。
悪童会。
一種の都市伝説で有るらしいが悪党が集まる訝しい会社であるらしい。
帝都に置いて有るとあらゆる犯罪に壱枚も弐枚も噛んでる悪党の輩が集う会社だとも噂に知れる。
尤も眉唾物であるし。其の日まで自分が関わるとも思ってなかった。
大体にして携帯のメッセージのやり取りだけで弐億以上の金額が手に入るとは信じられない。
それでも次の日の朝には金融商品の購入しないかとの宣伝付きで銀行から入金があったと連絡が来る。

初春しとりしとりと雨が降り落ちる朝。
「今日も気を付けて行ってらしゃいませ・・・。私奴の夫様・・・」
「うむ・・・行ってくるぞ」
以前では見かける事がなかった光景が中古マンションの玄関で個々数日繰り広げられている。
春雨の堕ち具合を気にしながら直ぐに止むか、やまず濡れても大丈夫だろうかと
頭を巡らせていると声にも出さずに細指で傘を包んむと優しげに宗次郎に妻・薊が手渡して来る。
数日も前であれば朝食を食したら直ぐに自分の部屋に閉じこもってしまう薊で有るのに
今日頃頃となれば自宅のところかマンションの玄関までのそりと歩く宗次郎の後ろを
妻・薊がしとりしとりとつき歩く。玄関先まで来ると一言二言と言葉を掛けて薊は
宗次郎を寂しそうな目で見送る。
一ヶ月か半月も前であればマンション外廊下ですれ違っても挨拶を交わしても高飛車上から
見下ろす薊であったが最近はうってかわって表情も柔和に丁寧に頭を垂れる始末である。

「随分と変わったな・・・躾られたか・・・。
まぁ~六割と言う所かな・・・・・羨ましい・・・」
女性にしては当然に一際大きな四肢を持つ四蛮貝輝子。
他の者であれば十分に広すぎる黒塗りのバンの運転席に身を沈めても四蛮貝輝子にとっては窮屈である。
大きなその背中が角のコンビニの向うまで見送る薊の姿をバンの中からじっと観察してる。
身動ぎもせずにと言うには何処か恥じらうようにもじもじと身を薊は捩ってる。
「入れてるな・・・バイブ・・・・羨ましい。
御主人が携帯で弄ってるのか・・・・。御主人の愛をいつも感じてられるのだな。
むっ・・・あの窮屈そうな腰つきは貞操帯だな・・・尚更羨ましいぞっ。奥方」
自分にとっては窮屈な運転席のハンドルに大きな乳房を預け乗せ単眼鏡を覗き羨ましそうに
四蛮貝がため息を吐き出す。

「最近、何か視線を感じるのだ・・・しかもねっとりとした・・・」
常々残業に成る事が多いから夕飯は宗次郎が作る事は少ない。
休日であり妻が何か作って欲しいと丁寧に頼んでくれば別であるが・・・。
既に習慣である朝食作りの為の買い物を深夜のスーパーで買い求めるのだが
その帰り道で絡みつく視線を感じぼやく宗次郎であるが、以外にもそれは正しい。
誰かに観られているかもという感覚は大抵は当人の自信過剰か被害妄想の果だろう。
だが然し。宗次郎に絡みつく有る意味性的な欲望をねっとりと絡みつく視線を
誰かがぐさりと刺して来てる。

天鼠 蛭姫ノ壱

天鼠 蛭姫ノ壱

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