THE Cooper

THE Cooper
と或る國・・・或る刻・・・或る街
参回目の世界大戦と呼ばれる戦から未だだ復興もままならぬ都市。
國が戦費のあまりを無造作に突っ込み徐々にではあるが日々の生活が立ち直り
掛けているはずの庶民の暮らしのはずであるがその顔に影が堕ちる。
特に幼子や思春期をむか得る女性。
次に性を謳歌する年頃と伴侶を得て子を孕む事が出来る世代の者
彼女等の営みに影が堕ちる。

壱度ならず弐度参度と大きくも話題に成るのは誘拐事件であり
その事件を担当する警官達はほとほとに困り果てる。
誘拐事件と言っても其の最初は失踪から始まるのであるが
しばらくすると何処から無くも失踪者がもどって来るのだ。
当然にも事情を聞いてみても失踪した当人は何も語らない。
只、妙に疲れ果てその四肢には無数の傷が肌に刻まれている。
誘拐され監禁され強姦されているのは確実ではずであるが
被害者立ちは多くを語らないのが常である。
只に一言・・・。
犯人を【牢獄の管理人】と唾を履き悔し涙に目を赤くして吐き捨てる。

奇妙なのはその牢獄の管理人の手から逃げ出したはずではあるが・・・。
半月・・・弐ヶ月ともなると・・・また失踪してしまう。
そうしてある程度月日が経つとひょっこりと現世に戻ってくるのだ。
以前より酷い傷を負い扱いも悪くなって居るはずにもかかわらず
女達の表情は何処か虚ろげで何処か虚しさを刻んだ顔付きである。
まるで牢獄の管理人に仕込まれ教え躾けられ妖艶に色香を放つ様になる。
そして又一人と何処かへ吸い込まれるように消えていく。

事件が起きず平和な時期が続けば飯を食い損ねる新聞社はこぞってその事件をネタにし
いつしかTheCooperと名付ける。
僅かな情報を面白半分に脚色しては新聞に乗せるが概ね当たってるのかもしれない。
背は高くも低くもなくに牢獄の中では常にマスクをかぶり正体を隠す。
話す言葉は息をするのが辛いのか呼吸の合間に言葉が聞こえると言う。
腕力は以外にも強く暴れ逃げようとする被害者を腕一本で抑え込むらしい。
一般に誰かを嬲り拷問するには何かしらの道具を仕えば効果的ではあるのだが
牢獄の管理人はそれをこのまないのか、それとも必要ないとでも言うのだろうか?
被害者の顔を張るのも尻を撃つのも自らの手で行うらしい。

当然に何かの精神病を患っているとも知れ
時に被害者が泣いて喚き許しを請うても意に返す事もないらしい
重度の精神疾病を患っているとも考えられ恐らくはソシオパスに類するだろう。

天鼠 蛭姫ノ壱

天鼠 蛭姫ノ壱

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