Hackist.

目の前に迫りくるpolicenoideからどう逃げればいいのか分からない。
自分が何故追われて居るのかも。
・・・否。それは違う。追われる理由は少なくも解ってる。
それは偶然に間違った場所に間違った時に頂けだ。
じっとりと蒸せる夏の夜空に喉が渇きAquilaは安アパートの外へビールを買いに出てきただけだ。
いつも通ってるコンビニだし3分掛からない。
「4$75だよ。Aquila。今月はツケは聞かないよ。」馴染みの店主チェンが丸っこい手を指し出す。
「ちっ。ちょっと位サービスしてくれても良いだろ?駄目?駄目なの?」
解っている事だけどもふざけてみる。それでもチェンが手を引っ込めないと諦めて支払いを済ます。
New Yorkであれば店の中で買い求めた商品の封を其の場で切っても文句は言われないが
Aquilaはちゃんと店のドアを開け外に出てからビールの蓋を開ける。常連だからこその礼儀だ。

深夜も二時を回れば人影も少ない。
こんな時間に街に出るのは犯罪者とそれを追い回す警官。
それとビジランテを名乗る自警団だけだろう。
Aquilaは彼らと正反対の立場だ。どちらかと言えば内向的であり屋内で静かに過ごす。
営む仕事もそうでありフリーランスのコンピューターエンジニアである。
極めて順当でまっとうな人生を送ってきている。深夜に出かけたのは仕事が溜まっているからに過ぎない。

 

置字

天鼠蛭姫

天鼠蛭姫

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