Witches:序噺


狭い飛行機の座席に大きめの尻を埋め女性は態と咳を弐回繰り返す。
「Oh,sorry,・・・つい寝ぼけちまって・・・」瞼を擦りながら窮屈そうにでかい尻をもぞりと動かす
其の漢は220ポンドは軽く越えているだろう。背も高いが腹も突き出る。背丈だけで言えば合格であるが
突き出る腹は志望の塊だ。二の腕の駄肉がプルプルと揺れる。肌は浅黒くも黒人のものではあるが
真っ黒ではない。先祖はアフリカであっても何処かの世代で白人の血筋と混じったのだろう。
入れ墨は余り入れてないようであるが腕にはでかでかとpigmanと豚の絵と一緒に文字も刻んでいる。
臆病者とか豚野郎とか淫猥な隠語でも有るように思えるが、大方に言って醜男の意となり
好き好んで自分の肌に死ぬまで刻む入れ墨にしては余りに趣味が悪すぎる。
体躯が多き過ぎるから一人用の座席に尻を収めるのはきつそうである。
太ってるだけなら未だ我慢も出来る。ボサボサの髪をひっつめて後ろで結い上げトップノットにしてはいる。
御洒落と言うよりは時代遅れだし。随分と個性的な出で立ちでもある。
頭をトップノットにまとめて脇を極端に剃り上げてはいるがでっかい鷲鼻と鼻したと伸びすぎた顎髭。
せめても外を歩く時位はもう少し外見に気を使って欲しいと言うくらいのだらしなくもピチピチのTシャツと
ハーフパンツ。蒼のミリタリー紋様とくればダサすぎる。足元は紐もかすれきれそうなビーチサンダルである。
Tシャツの柄でさえ何処か東洋の御國文字が描かれていて、確か女装家とも読める。
派手な緑色の生地に黄色で女装家と描いてあるTシャツなんて誰が着ると言うのだろうか。
この漢なりのジョークなのか、それとも本当に性癖なのか。此の体躯で鬘とスカートで女装されたらたまらない。
なにより、機内に搭乗し狭い座席に尻を挟み込んでから何かしら喰らってる。
ポテトチップス、チョコレートバー、サンドイッチ。取れからダイエットじゃない方のコーク。
座席の前のモニターに流れる大人向けのブラックジョークのアニメを観ては食い物を駆使に運び
つまらないジョークにも一々にぶほっぶほっと声を出して笑う。
不快感をあわらにするボストン行きの飛行機の隣の座席の女性の視線が突き刺さっても
其の漢PigManは気にしない。周りから自分がどう見えるかなんて気にしていられないのである。
飛行機に乗り込んで直ぐにサンドイッチに喰らいつきコークをのみまくるのも意味がある。
つい三日前の仕事が終わり体重計を踏んで体重を確かめると11ポンドほど落ちていたのだ。
PigManは驚愕の余り其の場でがっくりと膝をつき涙に咽び泣いたくらいである。
その時の仕事は彼に取って結構にきつい仕事でもあり心身共にストレスが掛かっていた。
故に体重が堕ちたのだ。11ポンドは大きな数字である。
PigManはもともと背も高いし体重も重い。だが然し、太りにくくも痩せやすい体質であった。
この仕事を始める規約時に45ポンドほど太る事が最低契約条件でありかなり苦労する。
ボクサーやアスリートは脂肪を削る事をも仕事するがPigManは脂肪を付ける事が大事な仕事である。
それが又大変なことでもある。好き勝手に好きな物を食べるだけでは太れないである。
確実に肥るために努力は他人にはわかる物では到底にない。
Tomu Cruisesは職に焙れていた。
程よく太ってる上に汗描きでもある。
大手のチェーンスーパーの品出し倉庫に努め客が買い物し不足した商品を倉庫から店内に運ぶ。
最近、増設された空調の聞いた方ではなく使い古された倉庫でこれもまた古いフォークリフトで
荷物を出し入れする仕事であるが、割り当てられた車体はエンジンの調子が悪く熱気がもろに運転席を包む。
到底やってられないとこぼす、ある日に上司に首を宣告される。
新しい倉庫で十分であり古い倉庫は閉鎖されるが当然、人員削減もあり対象はTomuと数人でもある。
当然に途方にくれる。職を失えば食えなくなる。別れた女房の慰謝料もある。
どうしたものかとジョブセンターに通い詰めて診るがTomuのスキルでは到底無理な物ばかりでもある。
【MR.Tomu Cruises ジョブインタビュー・MAY5・PM3:00 WitchesiNC】
後数日支払いが出来ないと解約となる携帯にメールが届く。
「何だこれ?知らない会社だぞ?Witchesってなんだ?登録してないぞ?こんなところ」
間違ではないかと何度も見返すが面接の会場とドレスコードの記載意外になんもない。
【普段お過ごしの格好。もしくは出来るだけ汚い格好でお越しください】
「めっ、面接だよな?面接。普段お過ごしところか出来るだけきたない格好ってどう言うことだよ?
しかもニューヨークって?州こえてるじゃないか?
旅費とかどうするんだよ?携帯だってもう止まるんだぞ?無理だよっ、そんなの」
天の恵みか女神のほほえみかと降って湧いた幸運であろうが肝心の路銀がまったくない。
別れた妻に慰謝料も張らな分ければならないからあと一週間食いつなぐのがやっとだ。
遠距離バスを仕えばたどり着けるだろうが疲れるし面接日には間に合わない。
「MR.Tomu Cruises?トム・クルーズさん?」訝しい顔つきて確かめる声が耳に届く。
「えっ?ああ、確かにTomu Cruisesだけど。俳優じゃないよ。字綴も違うから。
あっちはSで終わるから俺はESだから・・・」変に細かいこだわりを見せてTomuが答える。
「なるほど、IDの確認させてもらって良いです?個人宛宅配業者っす。
あっ、はい。確かにMR.Tomu Cruisesですね。
じゃ、これです。お届け物。Witches.iNCってところからですね。
あっ、伝言ありますね。えっと、出来るだけ汚い格好で来るようにと。
面接には横柄な態度で望むようにでるって。変わってますね。此の会社。じゃ。これで」
余り聞かない個人宛宅配業者と言うのは誰かが個人に確実に荷物を届けるサービスである。
尤も秘匿性も高いし滅多に彼等の姿をも診る事もないしTOMも初めて彼等にあう。
「聞いた事はあるけど、本当に有るんだな。なんか大変な仕事なんだろうな。
てか・・・何だこれ?・・・・・・うわぁつ!!」
分厚く保護された封筒と丸っこい指を封の隙間に無理に差し込み破り取り出しす薄紙。
小切手である。記載された金額は八千ドル。
驚愕し目玉が飛び出したTomuは周りから見ればさぞかし滑稽だろう。
「八千ドル。八千ドルって幾らだ?えっ、必要経費か?交通費とか、宿泊費とか。
面接の支度金ってことか?八千ドルでいくらだよ?」
頭の中で金額を計算してみるも数字は兎も角、理解が追いつかない。
自分でも自覚が有るほどにブヨブヨ脂肪で醜い漢を何かしらの仕事に対し雇おうと面接を申し出
その交通費や支度金としてこれだけの金額を小切手として渡してくるWitches.iNC。
TOMは全く意味を理解出来ずに混乱の極みに頭を捻る。
「oh!,MR.Tomu Cruises。はじめまして・・・早速ですが・・・」
絶対に場違いであると信じて疑わないほどに洗練されたWitches.iNCのビルにTOMはやって来る。
萎縮するのは当然であるが、動じてはなるまいと自分に何度も言い聞かせ受付に歩み寄り
名前と要件を伝える。受付の女性が怪訝な表情でTomuの顔を二度見したのも
絶対に此奴は怪しくも危険人物に違いないと決めつけて背後につきまとうガードマンにも
ニヤリと嗤って余裕を魅せる。勿論、演技だ。
行くべき場所の道筋を教えて貰い乗り込んだエレベーターの中でも赤羅さまに侮蔑の視線を突き刺す
他の女性をも完全に無視する。寧ろ下品にぶほっと嗤い、つきでた腹をなでて揺らしてもやる。
内心を言えば場違いであるし侮蔑の視線が腹にさされば居心地もわるく背筋が曲がる。
それが又惨めな醜男の姿に見えれば卑しくも有るだろう。
「MR.Tomu Cruises.
此方が契約書です。契約規定条件も有るので良く読んでください。必要なら弁護士に補足させますので
そうですね。先ず20ポンド頬度ふとってくださりますか?1ヶ月位で。
それからTシャツは素敵ですが色味が綺麗すぎますよね。それからボトムの丈がまだ長いかと。
其の変は弊社のスタイリストが対処します。
鼻毛の手入れはしないでくださいね。それが良いってお客様もいますので。程々に長い感じで
う~ん。コードネームはどうしましょう?
もう、この際、そのまま豚で!PigManはどうです?PigMan・・・・これでいきましょう。
入れ墨挿れてもらえます?PigManって。あいた方には豚のイラスト挿れましょう。でっかく。
髪型はちょっと今風にして、それ意外はなるべく不衛生をたもってくださいよ。
爪の間の掃除とか厳禁ですからね。こういうのは汚い方が良いです。
SEXはすきですよね?体力は大丈夫ですか?BDSMとかもいけますよね?勿論ですよね?
実技実習とかも手配できますのでいってください。マネジャーはどの子がいいですか?
童顔で巨乳ですか?それとも御姉様系で巨乳ですか?どのみち巨乳ですね。此のスケベデブ野郎。
なにせ仕事とプライベートはきっちり分けて置かないとストレレス溜まりますからね。
体力と脂肪の健康管理はちゃんとしてくださいね。
なにせ本番まで半年しかありませんからそれまでにプロとして仕上げてくださいね。
あとはマネージャーが行き継ぎますので。あっ、あの子ですか?肉好きがやたら良い御姉さま系ですね。
このスケベ、変態豚野郎ですわね。時に週末はあけておいてくださいね。私が予約いれますから。
では、今日から貴方はPIGMAN。Witches.iNC情夫部門専属の情夫ですの。宜しくお願いします」
大きな乳房を卓の向こうから突き出しマシンガンの如く台詞を吐き出す面接の女性に圧倒されるも
異議も質問もとなる間もなくTOMは其の名を勝手にPIGMANと命名され良くはわからぬとも
Witches.iNC情夫部門の専属情夫として採用されたらしい。
ここに来るまでにもTOMなりに色々と準備してきたつもりではある。
元より体躯はデブであっても結構繊細な正確でもあり策士でもあり物事を深く考えあれこれと
準備するのも好きである。メールを受け取った日から数日間風呂にはいるところかシャワーも諦め
汗臭い体臭を漂わせ、現地についても経費に余裕があっても態とスラムでも治安の悪い地区の
安いホテルに止まり、近所のジャンクフードの店で食事を取るようにもする。
手落ちの鞄は線路橋下でドラム缶の焚き火を囲うホームレスの物と交換する。
なるべく不潔な格好になるようにと気を配ったつもりであるがどうやらそれが甲をそうしたらしい。
意図せずにも情夫として職を得た事になるが不安も未だある。
それも又、面接の時になんとなく目線があった巨乳御姉様系銀縁眼鏡のジェシカは厳しかった。
打ち合わせがてらに話し込む事四時間、ああだ、こうだ、とTomuの風体や噺方と仕草に注文を差し込んでくる。
Witches.iNCのスタイリストは確かに腕が良くTomuが想定したよりも厳しくもある。
専属マネージャーと成るジェシカ曰く、Tomuの情夫としての風体とふるまいは求められる基準よりも
若干低くBマイナスという事である。それをプロとして仕上げて魅せるのもジェシカの仕事であるとも言われた。
それから半年の間の事を噺に挟んでとなるがそれは結構大変でもあった。
先ず20ポンドの体重を増やすのが最低の条件である。やはりこれは体質もあってTomuは苦労する。
一応にも肥満であるし食べる事は好きであっても太りづらいし痩せやすい。
しかも食べて寝て、脂肪がついても直ぐ堕ちる理由が今まで以上に有るのだ。
セックスである。それは運動に他ならない。
せっかくためこんだ脂肪であってもSEXで腰を際限無く振り運動すればカロリーを消費する。
脂肪が燃焼し体重が堕ちる。四肢を動かして運動すれば筋肉がつくがTomuに求められるのは脂肪と駄肉である。
それから相手が求めるSEXテクニック。それに対応する技と何者にも動じない堅牢な精神が必要だった。
Witches.iNCの情夫として職を得た其の日からTomuの生活は一変する。
前後の話を織り交ぜながらであっても、先ず最初の数日で住居を変える。
仕事の流れを把握するとマネージャのジェシカの手を借りてあれこれと環境を作る。
一度は古城に帰って私物を持って来たいと打診するが当然却下である。
最低限の物で良いからと頼み込んでやっと個人宅配を使い母と兄弟の写真と幾つかの私物を回収出来た。
元妻への慰謝料は完済され、相手は驚いて連絡を取ろう画策するが縁も切られれば痕跡さえ一切残ってないらしい。
長く済んだアパートも大家が変わり取り壊れされ何処ぞの企業の簡易倉庫に成ったとも聞いた。
Tomuは生活のスタイルを変える。
実際の仕事を参週間行い、残りの一週間は休息期間とする。
仕事期間は態々に危険な貧民街の超安アパートで過ごし自堕落に過ごす。
健康と体重を維持する必要が有るために麻薬等の薬品には一切手をつけない。
その代わりジャンクフードと砂糖がたっぷりはいったドリンクをたらふく飲んでだらしない生活を送る。
風呂やシャワーを控えなるべく自堕落で怠惰な時間を過ごす様に心がける。
マネージャーのジェシカから仕事の依頼が入ると重い尻をソファから持ち上げて仕事場へ向かう。
最初こそ数も少なかったし、精進も必要だった。仕事が終わる度に自虐にも陥るがプロなのだからと
鍛錬を積み重ね目標を決めて更に精進と成す。月日が巡っていくとNY付近から徐々に遠くへと出向く事になり
これまでに何回か欧州は露國辺りまでの出張も経験した。
双方とも食事が合わず帰国後に減った体重を戻すのに非常に苦労もしている。
参週間の仕事期間がすぎれば休息期間だ。都心に近くもはなれた高級アパートに部屋を持つ。
此方は情夫としての一切の仕事をせずにのんびりとした時間を過ごす。
先の仕事中に溜め込んだ脂肪を燃やすために適度な運動としてウォーキングと水泳を欠かさない。
オーガニック等には拘らず野菜中心の食生活を心がけ読書とかレコード鑑賞など今まで縁遠い趣味にも
積極的に活動するようにも気をつけ、付近の住民とも交流を図り時にはオールドマンハウス等に出向き
ボランティアにも精を出す。こうやって真逆の生活でも送らなければ精神的にも肉体的にもきついからである。
特に肉体的に常に220ポンド以上を常にキープすると契約内容はかなりにきつく。
情夫として客に接し求められる行為にきちんと答えるのはかなりにしんどい。
それを含めてWitches.iNCのサポートは大事でもある。
肥えていればそれだけで疾患を抱える。会社として少しでも長くTomuに働いて貰うには環境整備が欠かせない。
一定期間には必ずMRIや人間ドック等の本格的な健康管理検査がおこわなれ参加が義務付けられている。
カウンセリングも必須で受ける気味があり、Tomuは自分は小児愛好者の傾向が有るのではないかと
告白すれば、重点的な対策と処方等が行われもする。万全とは必ずともいわずとも当人も周りも努力を怠らない。
Tomu自身も鍛錬を怠らない。特に最初は素人だし何しろ魔女が客である。
相手が魔女であっても最初は無理であるから底は実習訓練が必要であった。
魔女を相手にする前に壱人前の情夫としての基礎が前提となって当たり前だ
突き出した腹とからは想像も出来ないほど勤勉さを持つTomuの性格ゆえだろう。
自分は素人だから宜しく頼むと頭を下げて通うのは女性用のストリップバーと専門の情夫だ。
まずは雰囲気と漢の色気を勉強すべきと夜な夜な女性用のストリップバーにかしげに通い。
きゃぁきゃあ騒ぐ女性客にまじりステージにかぶりつきでダンサーの仕草を盗めば
ダンサーのビキニに丸っこ指でドル札を挟む。チップの額多くてもダンサーには気味悪がられる。
それが済めば貧民街を売春を仕切るポン引きに噺を持ちかけ玄人仕込の情夫に教えを請う。
これも中々大変であり真面目な性格も態々いして一々何かする度細かく質問とメモを取るので
教える方も中々集中力の維持にも苦労する。問にきちんと答えれば相手の女性があくびする始末である。
先輩同僚のJ&Kと知り合えた事はTomuにとって有益であった。
「ボールって?どれくらいのボールなんだ?」
「俺が出会った中ではシュレミーのが一番大きかった。バスケットボールくらいだったな。
「それを顔に押し付けられるのか?きついよな?」
「PIGMAN・・・。押し付けられるならまだましだぞ。顔にぶつけられたら痛いじゃすまん。
それに個人差もあるかならな。ベースボール位でもグリグリ押しつけられれば痛いだろ?」
「そりゃそうだ。最低でもそれくらい大きさと強さを耐えきってSEXするのか?ダイジョブかな」
「技と助平根性だな。根性。以下に集中させないで快楽に溺れさせるかが勝負だな」
モテるためとか魅せるためとかの筋肉よりも見た目はそうでなくても実践的な筋肉を持つJ&Kが嗤う。
鍛錬とそれなりに実践を重ねそろそろ魔女の氏名を受けるべきだとマネジャーのジェシカが知らせてくる頃
TOM自身も心の覚悟が決まるとPIGMANと呼ばれる事を好むようになり周りもそれに慣れていく。


「ぶっ、ぶっ、豚だわ!豚っ。紛れもなく醜い豚だわ!・・・・犯して!」
重厚な扉を開けてののそりと部屋に巨躯をいれると罵声が跳んでくる。
予想通りの反応であるし其の罵倒はPigManにとっては称賛だ。
相手が魔女であるぞと証明する洗礼とも言える一撃の硝子の灰皿がPigManの顔めがけて跳んでくる。
怖くもなく背筋も凍らぬと言えば嘘である。どこかのメロドラマの風景宜しく硝子の灰皿をひょいっと交わす。
噺には聞いていたが本当に手を触れずに手を払い動かしただけで灰皿が宙を飛ぶとは驚きである。
もっとも其のためにPigManは訓練も重ねていた。動体視力である。
もはや地元と言っても良い古びたボクシングジムでトレーニングをしてきた。
「なんで彼奴は殴るより殴られる方を練習するんだ?
意味があるのか?しかもあの動きは旨いすぎる。のけるだけならチャンピオンになれるぞ」
トレーナーが舌を無くほどの動きで相手の拳を交わしてもいる。
「ぶっ、豚の癖に。動ける豚なんていらないわ。・・・犯してみなさい!」
BANと弾けて魔女の衣服が弾け飛ぶ。自らの腕に力を込めて振り下ろすと着ている衣服が弾け飛ぶ。
大きな乳房としまった腰、丸い四肢を晒して立つ魔女。良くにまみれて爛々と怪しく目を輝かせる。
PigManはずいと床を踏んで前に出る。今度は御前の番だとばかりに魔女が腕を振ればPigManの衣服が飛び散る。
宙に構えた右手の先の空気が歪むと力が生み出される。ぐいっと前に突き出されるとPigManの顔に
強い圧力が掛かる。強く撓む目に見えない圧力の塊がPigManの顔に当たるがものともせずに
美しい四肢を壁を背に腹で押し衝け挟み込み乱暴に乳房を鷲掴みにこねくり嬲る。
「犯されたいんだろ?俺みたいな醜い豚漢に犯されたいんだろ?」ぶっきらぼうに言い捨て乳房を揉み潰す。
「だ、誰が御前なんかに黙って犯されてやるもんですか?此の変態豚の醜漢」
強い刺激に抗えず快楽に唇を噛むが手は動く。がちゃんと音がして衝撃が奔り頭に花がはいった過分が打つかる。
「あふっ、ぬぐっ、止めて汚い。汚いっ。汚いっ。汚い豚の曲に」
跳んできた花瓶は死角からだったし避けるには至らずともちょっと痛いだけだが頭には血が上る。
「きゃっなにするのよ。ああっ、それは・・・いきなりは・・濡れて・・ない・・」
「痛いくらいがちょうどいいんだよ。どうせ我慢できずに腰をふるんだ雌犬」
「嫌っ。あああ、入ってる。ズッポリは言ってる」
醜くつきでた肉の腹に潰されたと思えば腕を引かれ1人用のソファに飛ばされる。
尻を収まったかと思うと無理に片方の足首を握られ上半身まで持ち上げられる。
足に言うI字開きに大きく開いた股ぐらの雌壺に一切の愛撫も予兆もなく漢竿を差し込まれる。
「あっ、あっ、あっ、豚の癖に激しい。あっ、動きとれない・・・ああ、気持ちいい。」
I字開脚に無理やりに又を広げられ盛らずパックリと開くぷっしーに漢竿がめり込む。
ずんずんと勢いよくもリズミカルに付き挿れられる漢竿に逆らえず魔女が喘ぎ悶える。
西暦も進み弐十を超える現代世紀にだと言うのに人類の科学は魔術を解明出来ていない。
本当にそれを扱う輩がいるのかと云うのも探求の的であり公式には判明されていない。
Witches呼ばれれば魔女。知る限り世界に隠れて魔術を使う輩。彼女らは魔女。
だが、一般的にはその力を示す事は稀であり自分がそれであると認める事は極に稀である。
予め聞いていたし実在は真実とも其の力は確かなものであった。
出会い頭の灰皿の一撃と抱え込んでからの花瓶の襲撃。
それから気を抜くと届かぬはずのPigManの頭を圧迫する強靭な力。
其のどれも魔女は灰皿にも花瓶にもPigManの頭に指一本すら触れていない。
悲痛と苦痛と快楽に溺れ竿を貪る力を若しに分類するなら念動と言うのだろう。
一切に触れる事無く手や指から発する波動のみで物体に移動エネルギーを与え動かす。
個人差があるとも言われているが大抵の一撃は殺傷力がある。
俗に言う子供向けの映画に出てくるものよりはおSF映画に良く使われるフォースとも見えるが
魔女達はその力をギフトと呼んでいるらしい。どう呼んでも人を殺める力である。
魔女と情夫。更に言えば金銭のやり取りで体を買われる情夫にはルールがある。
暗黙のルールと言って良い。魔女は性欲も強ければギフトも有る。
彼女達がその力を行使するのは日常的な行為であり封じられればストレスを感じるてしまう。
魔女の力を物理的に抑えることは難しくも両手の動きを封じれば魔術は仕えない。
つまりは両手を重ね力で抑え込めば、となるがPigManはそれをしない。
片手を押さえつけても必ず反対は開ける。常に反撃の隙を与えるのが暗黙の掟である。
以前、余りの罵倒に血が登った情夫が両手を封じて魔術を封じようとしたが激怒し魔女が
本領を発揮してかぼちゃ宜しくぐちゃりと情夫の頭を潰している。
即死であるが魔女等にとっては人の頭を潰すことなど簡単なでありむしろ快楽でもある。
人種人類の頭を潰す、四肢を引き裂く、捻り千切るなんて言うのは造作のないことであり
ギフトを受け取ったばかりの若い魔女が森に籠もり小動物で練習するなど恒例の儀式でさえある。
「んっ、んっ、んっ、んんっ・・・ぬぱぁ・・・んんっんんっ」
攻守がかわったっといよりは力でねじ伏せたPigManが魔女に竿をしゃぶらせる。
「いいのかぁ?もっとおかしてほしいんだろ?ちゃんとしゃぶるれよ。雌魔女」
太腿に添える魔女の手に熱が籠もるのを感じて先に制する。
隙あらばと思ってももっと欲しいと願う魔女は力を抜いてPigManの竿を口一杯に呑み込む。
力を持つ魔女を横柄な態度と罵声、魔女よりも強い腕力でねじ伏せて犯す。
それが魔女の情夫PigManの仕事である。
PigMan自身も此の頃に成ると普通の女性とのセックスでは満たされない様にもなってきてる。
一切のタブーもセーフワードもなく平然と魔術を使う魔女をねじ伏せて犯す。
それがPigManであり魔女とのセックスであった。
「気に入ったわ。御前。
朝までいてくれたら追加する。それから来月も又頼むわ。豚漢」
もう限界を超えた情事と快楽を貪ったというのに朝まで犯せと魔女が強請る。
「ご贔屓ありがとう 雌魔女殿」苦く嗤う腹にドル札の束が三つも四つも重ねられる。
来月の予約も追加となれば喜ばしくも体調管理が大事と考えるとしっとり濡れた雌壺が竿に押し付け咥える。
夙く硬くしろと魔女が襞を押し付け腰を降り出す。


後に魔女の仲間内でも豚漢と名を知られるようになる以前。
大体に遡る事半年前の時期。
ウルトラスカイシャンボーヌinNYホテル。
顧客予約センター室長、メイケル・アンダーソンはホテルの会議室に設置した専用予約センターで
ずらりと並ぶオペレータの卓の隙間列を右へ左へとうろついてた。
予約受け付けが始めるまでの時間はあと十と七分余り。弐時間前からオペレータの周りをうろついている。
このホテルでは半年先の部屋の予約が出来る。ホテルであるからいろんな顧客が泊まりに来るが
今年は特別な年だ。世界規模のオリンピックが四年に一度で有るならば
弐年に一度に魔女の世界慰労の会が此のホテルで行われる。もっとも筈である。
黙して久しい魔女の存在と其の集いであるがライバルも多い。確実に自分のホテルで行われるか確証はないのだ。
長く続く慣例であっても表立っては口に出される事もなく。秘匿に黙して行われる。
前回はライバル会社に脚を救われ機械を逃したために売上地の底に堕ちた。
開催される期間は7日であれど魔女と関係者でホテル全室が確実に埋まる。
ウルトラスカイシャンボーヌinNYホテル。は密集タワー型のホテルでありNo.1が魔女達で埋まれば
No.2が来賓と関係者。ここに予約を入れるのはWitches.iNKである。
参番目のタワーは一般客用であるが魔女の世界慰労の会が
開催と決まれば色々な目的を持つ者が殺到し予約を埋めてくれる。
つまりは一週間の期間で全タワーの全客室が完全に埋る。それに魔女達は金の価値を知っていても
むとんちゃく過ぎるのだ。前回の開催で重いとは言え弐ポツを運んだポーター
一人に1万ドルのチップを払ってる。ちなみにそれがチップの最低額と信じて疑わない。
お祭り価格といえばみっともないがいくら割増と言っても現金で其の場で払ってよこす。
当人等も金銭感覚が有るはずなのに贅沢をすればそれに見合う金額をきっちり払うのが魔女である。
予め設定された時間が過ぎる。
2分・・・・3分・・・・5分にも思える沈黙がしばらく続く。
今年も駄目かとメイケル・アンダーソンは七参に別けた頭髪を揺らしすがため息が溢れる。
りんっ!りんっ!りんっ!りんっ!・・・・。
この日の為に鍛えた手腕の一閃!
「御電話有難うございます。ウルトラスカイシャンボーヌinNYホテル。客室予約センターで御座います。
はいっ、魔女オルデロール・キッツバーグ様ですね。御部屋のご予約で御座いますね。
はいっ、なるべく上階の方の角部屋で御座いますわね。承りました。はい。大丈夫です御座います」
ホテルマネージャーの薄皮壱枚で首をつなげた魔女オルデロール・キッツバーグの連絡が最初であれば
直ぐにりんりんと予約センターの電話が金切り音を上げて鳴り出し慌ててオペレータが対応する。
「はい、シュミミヌ・アルフォーク様ですね。御弟子参さんとお二人で部屋をお取りして頂けると
ではロイヤルスィートをおとりしますね。ご贔屓に有難うございます」
「オグリヌ・スタンピード御一家様ですね。
はぁ?ご家族向けの御部屋で御主人様に犬小屋を搬入して欲しいと?
勿論でございます。何なら金の餌皿もご用意したします。では当日お待ちしております。」
目の前の電話がりんりんと鳴ればまさに閃光一閃とばかりに受話器をお取り上げオペレータが対応する。
ホテルであればある程度は客の要望には答える。だが魔女達は当然に我儘である。
それぞれの部屋の内装やこだわり食べられるもの食べられないもの。若しきは食べたくないもの。
拘りが強い輩であれば聞き取る要望を書き取るメモを別の担当者が引取り顧客管理部署へと集めて届ける。
「メイケルさん・・・・。
Witches.iNK様がタワー2に予約を入れて頂きました。全室予約満室です」
尻の大きくも長く愛人関係を結ぶ助手が耳元で告げてくる。
「そ、そうか・・・・。なるほど。それは良かった・・・云々」
タワー1に魔女達から予約が入ってくると同時にタワー2に全室予約で埋まる。
直ぐにこれは知れるだろうからタワー3も埋まるだろう。
ほっと一息付たと言うところであるが、これからがまた戦争で有ることに成るのも肝に銘じる必要もあるだろう。
。


「きゃ!何してるの貴方!。使用中の札あったでしょ!」
「あっ、思ったより、貧乳っ、でも形はいいなっ。・・・眼幅でっす」
心に浮かんだことをついはっきりと口に出してしまう癖があるJ.Jはいつもどおり余計な事を口に出す。
「ひっ、貧乳ですって、気にしてるのにぃ~。トラウマなの!貧乳カウンセラーにもかよってるのっ!
自分だって大層なもの織ってないくせに。此の貧弱短小細竿の持ちの戌の曲にぃ~~~ムキ~~~~~」
J.Jは犯罪者である。テロリストとも言えば爆弾魔である。行く末の時間の先には戦場で自ら爆死する運命でも有る。
尤も今はそこに辿り着く前であり爆弾魔としても名をしられてもいない。Clubbomberの其の名前もである。
後を基準にするならは今はまだ若いJ.J。故郷のロンドンを離れ都会へと向かう高速深夜バスの中。
格別の思いを込めて費用に射止めを掛けなかった。深夜バスと言っても個室を予約し乗り込んでいる。










