五蝶々之学園・転校生毒島夜無


「毒島夜無と申します・・・
事情があってこの時期にこの学園に転校・通学する事になりました。
・・・・っと。好きな事はsexです。趣向としては強欲傲慢な性格なので主導権をにぎるのが好きです。
嫌いな子は言いつけを守らない馬鹿な奴。恋愛の対象は漢性ですがその日の気分で女児の相手もします。
面倒臭い女ですが宜しくお願いします」
塩海の向こうから態々取り寄せている瓶詰め髪油をべったりと塗り七三に髪を別けた副担任に促され
簡単ではあるが自分の性癖を晒し転校の挨拶と毒島夜無は一応慎ましくと級友に挨拶とする。
一般的とは多少なりとも違う挨拶の言葉となっても新しく学びを共にする級友たちは割ると平然としている。
確かに指定された席に向かい歩く夜無の姿を目で追っている輩も幾人かは居るのだろうが
大抵の者は興味なさそうに瓶詰めに髪油で七参に分けた教諭が次の言葉をまっている。
私立五蝶々之学園とそこの通学する生徒学徒。
完全な私立学園として戦前から歴史を刻む蝶々之学園は他の学園とは様相を大きく変えている。
建物の佇まいは遥か昔の戦前の厳かな雰囲気を未だにと維持してる物の歴史を刻み長い時間を経て
時代の流れにも翻弄されてもいれば学園の半分は古き良き時代の校舎であり
残りの半分は昨今の風潮を鑑みた比較的今風の装丁との融合を果たしてる。
事情があって・・・・と説明じみた言い訳を漏らした夜無であってもこの学園で教鞭を取る教諭にも
同じく勉学に励む学徒にとっても夜無が上げた事情による変則的な転入時期も
挨拶替わりの性癖の暴露もこの学園に通う生徒学徒には多少は気にしてもそれ以上の興味を示さないでいる。
戦前から刻む歴史長くも私立五蝶々之学園。
全ては生徒学徒の優秀なる才能をひたすら伸ばす事だけに特化する学園。
己の才能の頂点を目指し切磋琢磨する学徒達の目指す所はす極める先の頂点であり
それ例えば何かのスポーツで学園内での先頭を目指すか果ては我が國の頂点であるやも。
又に或る者は食べる事に己の全てを捧げ大食いの達人を目指す者もいる。
全てが学徒自身の才能を極める努力と結果が裁定され、それは学院特融の評価基準に
照らし合わせ全てが[格付け]と言う形で裁定されている。
つまりは夜無が自分の才能をsexと捉えているのならそれは才能とされ
別に声を潜めて憚る事でもまったくもってないのだ。
あまり良くないこの時期に転校して来た夜無はしょうがなくも避けれる事ではなかったが
学園に通う学徒達には夜無の転校は時期もともかく当人自身も波乱呼ぶ気配と不安と
ある意味、恐怖を積み上げる存在になりえると首を縮める心配ごとでもあった。
[睨み殺しの魔女]
その刻を振り返る事弐年前。
【悲報!そうだ!食べようオムレツ漢祭り大盛りセット。床にぶち撒けられる大事件の件】
それに伴う鉦鼓御嬢様感謝の儀がそれである。
最初こそ学園格付けも弐百前後の少女が近眼であるが故に食堂で粗相を起こし
彼女を慕う学徒の輩の力を借りて無事に名誉を回復を得た出来事である。
但し、その時開花した地雷茸鉦鼓の才能こそが淫眼と後に名つけらる物であるが
これは本当に迷惑極まりない物であった。
「目が悪いだけなのよっ?別に睨んで逝かせようとか殺そうとかしてないのっ
・・・目が悪いだけなのよ・・・・・・。あっ。妾の苺餡かけ煎餅取り上げないでっ」
と言い訳烏滸がましくも言い放つがその淫眼の力は凄まじい。
鉦鼓の為に尽力した学友達に御礼をしたいと我儘の如く言い放つ鉦鼓。
問題はその感謝の儀で不埒にも悪行を働いた馬鹿な奴をちょっと軽く睨みつけるのが
当然に、ここぞとばかりに淫眼輝くも加害者はその性を干からび骨と皮になる迄吐き出し
病院へと飛ばれたばかりか、勢い余って右と左ともう一度右と首を振った淫眼のその先で
淫気に呑まれた生徒達も自分の性を吐き出し果てる。
たった一人の少女がちょっと睨んだその結果。
性を吐き出し逝き果てた被者のその数・・・百人と数えれば済まずに弐百にも達すると
記録正しくはわからぬも生徒会の記録にも正しくは記載されてないらしい。
それだけ被害が大きかったとも言えるだろう。
睨み殺しの魔女鉦鼓が学園を去るまでの壱年と半分。
数々の逸話と多大なる災いと学徒等に快楽を与え学園格付け総合七位に君臨し
学園きっての魔女とも正式に記録されている
地雷茸鉦鼓との睨み殺しの魔女とそれに連なる学徒達がそれぞれの格付けと成績で
学園を去って約弐年。
睨み殺しの魔女がいなくなりあの歓喜と苦難を知る学徒もいなくなりある意味平穏で
特出すべき才を持つ学徒も現れる事も殆どなかった昨今に
少し変わった少女・毒島夜無が去る事情により私立五蝶々之学園にやって来る。



毒島夜無さんですね。
今日から貴方が着る制服がこちらです。
廊下の北側。一番奥の部屋が更衣室です。
貴方はまだ学園格付けが裁定されていませんので他の学徒と共有です
宜しいですね。

解りました・・・・。

未だ、格付けは裁定されてませんが・・・・。
貴方は特殊待遇生に認定されています。
他の生徒への影響を考慮するべきであるので予防措置を講じます。
この腕章を常時つけるようにして下さい。
宜しいですね?

解りました・・・・。
この腕章をいつも付けていれば良いんですね。
忘れないように気を付けます・・・・・。

ではその様にして下さい。
転校初日。
事前転入に関するレクチャーを受けてこの学園の特性は頭に入れていたが余り良くは出来てない。
学徒の才能を尊重するとは恰好は良いが詳細も不明な基準で各々を判断し格付けするのが意味不明である。
格付けに上下があるのは理解出来るが順位が上がると何が変わるのだろう。
常に快楽に溺れ観を焦がしてしまう夜無に取って所謂学園カースト等何の意味もないだろう。
実際に級友が集う教室に脚を運び挨拶を交わし教師の授業を受ける。
依然とあまり変わらない内容でもあるしsexはともかく勉学にも手を抜かなかった夜無には
その内容はあまり難しいとは思えない内容だった。
それから暫くの間。夜無は特別目立つ事も自身の癖のsexもせず大人過ごす事に赴きを置いている。
話好きで以前はその取り巻きに囲まれて過ごす事が多かった夜無でもある。
確かに寂しいと思う事は多いのであるが、それ省がない事なのかもしれないと
夜無は半ば飽きられてもいる。
夜無はこの学園執行部から特殊待遇学徒の認定を受けている。
それぞれの学徒の個性と特性を延ばす事を目標としている学園ではあるが
時々に人災とも呼べる騒ぎを起こす事がある。
それに対し出来るだけの予防処置を予め施すのも又、執行部の仕事である。
勿論、例の行かせ殺しの魔女が暴れ過ぎる件についての苦肉の策である。
夜無自身認めなくても煩わしいと思っても少々暴れすぎた自覚もあるので
暫くの間は大人しく目だたないように過ごしているべきだとも自分に言い聞かせてる。
故に転校初日のその日から担当事務員に言われた様に制服の腕からその右腕上腕に
〇に白地に淦色で特殊と流れ文字で書きこまれた腕章をピンで止めている
入学しても二週にもなるのに夜無に自ら話掛けてくる輩がいないのは
この腕章のせいでもある。
夜無にしても自らの欲望を満たすには誰と相手が必要であるから
特殊待遇の腕章を腕に括ってる自分がは突然話しかければ相手に迷惑を
かけるかも知れないとも思わず尻込みしてしまう。
更に一週間と時間が進む。
あれほど強くも多くもsexの快楽を求め溺れた夜無も誰ぞと相手に出会う事もないから
学生寮の自室で自慰につけるか、昼休みや放課後などで一人で性器を慰める生活でもある。
その日も早めに昼ご飯を食べきり旧校舎の三階の隅のそこっと決めた個室に向かおうとすると
背の高い漢児が行く手を遮って仁王と立ち塞がる。
夜無と同じ様に右腕上腕に腕章をつけている。
〇に執と書き込んであるから学園執行の上級学徒に違いない。
「五蝶々之学園・第弐学年生・三級特殊待遇生・毒島夜無さんだね。
僕は学園執行部・査定部補助員の猪熊惣五郎と言う者である。宜しく」
背が特別高くもないのだろうが得てして執行部に所属する者であれば格付けも高い。
事情があって変則的な時期に転入してきた夜無に対しても上から目線だ。
「はい。私が毒島夜無です。何か御用でしょうか?」
久しぶりに誰かに話しかけられたので答えた声が上ずってしまうのは仕方がない。
尤も割と端正な顔立ちで回りからの人気も高いのであるが
夜無は顔よりも目の前の漢児の股間をじっと見つめ竿の長さを勝手に視姦して居る。
「ふむ・・・。
学園執行部は転校してきてからの君の生活態度と行動を観察考慮し価格付けを裁定したのだ。
毒島夜無君・・・。
君の学園総合格付け順位は第98位となり学年順位は72位となる。
これによって君に掛けられていた行動規範制約に若干ではあるが緩和されることになる。
今後も己の才能の開花と修行に励みたまえ」
「はい・・・有難う御座います。猪熊先輩・・・・・」
査定員・惣五郎の通告にスカートの前で軽く手を重ね組見軽く頭を垂れて夜無は会釈する。
「それでは失礼する・・・・。精進し給え」
「はいっ・・・・・」本性からは想像も出来ないであろう清楚な態度を魅せて対応を済ます。
執行部の査定員が学徒に対しその格付けを告げるそれは一種の儀式にも似る物であるが
学徒にとっては良く言えば楽しみなイベントでもあり悪く言えば災いでもある。
格付けが上がれば自分の評価が上がる事になり色々な特典が与えられる。
それが下がれば特典の恩恵が制限されたり剥奪される事になり学徒にとっては
重要な事柄である。
但し、夜無はあまり意味のない事ではないかと感じてしまう。
大体にして学院順位が第98位となり学年順位は72位と言うのはどれくらいの位置であるのだろう?
その順位が高いのか低いのかよくわからない。付与される特典は何かのかも理解出来てもない。
なんか自分に掛けられた制限と言うのはなんなのか?
何かの制限と言われても自分は何処にでも行けるし食堂で好きな定食も好きなだけ食べられる。
時間と都合さえ合えば旧校舎のトイレで一人で手淫にふける事も咎められた事もない。
漢の股座に跨って腰を打ち付け快楽を貪るのは暫くやってないが
寧ろそれは夜無自身が自分に課している戒めでもある。
何が変わるのだろう?結局夜無の頭の中では良くわからないからどうでも良いやっと投げてしまう。

猪熊惣五郎
毒島夜無君・・・・。
可愛いかったなっ。
三級特殊待遇生だから安易に近づくべきではないだろうけど。
可愛いかったなっ。
結構意味ありげな制限がかかっているけども、まぁそれも魅力なんだよな。
あんな顔して、乱れるとすごいのかなぁ?
デートに誘ったらついてきてくれるかな?
否っ!僕と釣り合うかどうかもわからないぞ?
まずはきちんと好みを下調べしてからじゃないとだめだな
頑張ろう!
「七組の毒島夜無さんの格付けが確定したわね・・・・」
「暫定ではないのか?72位98位というのはどうなんだ?微妙な所だよな?」
「確定格付けよ。か・く・て・い・・・。微妙でもないと思うわ
この時期の転入で総勢2千人以上いる学園の中で百位以内よ?よく頑張っている証拠よね」
夜無当人に裁定員が告げて来たのと同じころ学園執行部の係員が学園内の総合掲示板に告知される。
「確か三級だったかしら?特殊待遇指定受けているわよね?どんな感じの癖なのかしら?」
「三級だからそこまででもないなっ。もし悪い方に転がっても大した騒ぎには成らないだろうな」
夜無の思いとは裏腹に他の学徒にとっては自分の格付けもそうであっても
他人のそれも気になる所でもある。
つまりは誰かの順位が上がればそれまでその順位に格付けされていた者の
順位が動くかもしれないからだ。そして大抵それは下がってしまう事が多い。
「つまりはそこそこの順位ではあるが、特に何かあるわけでもないっと言うのが
執行部の判断ってことだな・・・・」
「可もなく不可もないけど一応は留意すべしって所なのかもしれないわね」
夜無の格付けが記された掲示板の前に黒頭を作る集団があれやこれやと噂を作る。
それとほとんど一緒の時に学徒専用の携帯電話にも告知が届く。
掲示板から少し離れた所で薄ピンクのつけ先で携帯の画面をスクロールさせながら
幾人かのグループを作って固まる少女が佇む。
「毒島夜無さん・・・・格付け決まったわね」
「うんっ!やっとね。やっと発表されたわね」
「従学徒の募集枠は何人?ボクっ!速攻で募集するっ」
「ちょっ。駄目よ。私が先だってば・・・人数も要綱もまだきまってなわね。
夜無さんってあまり興味ないみたいよね?」
「なんか風噂に聞くと学園の仕組みとか未だわかってないみたいだよね」
「そうなの?私が教えて差し上げるわ・・・・」
「それは僕の役目だも~~~ん。譲らないぞ」
総合掲示板からは少し離れた廊下の隅で最初の一段とは違う話題に華を咲かせる
一団がなにやら楽し気に夜無の話題で盛り上がっていた。
一応に記載しておけば女子だらけの中に童顔可愛い漢児学徒が当たり前の様に
混ざって黄色い声を上げていたり・・・・。
そのまた少しと離れた所で自分も自らに携帯の画面を丸っこい指で滑らせながらも
眉を潜めて真剣に悩む恰幅の良い柔道部副主将の漢児もると知るべきでもある。
息を止めて廊下を歩く夜無の背中に誰かの鋭い視線が刺さるようになって数日。
その日長い歴史の跡を刻む五蝶々之学園にあの睨み殺しの魔女の参事と同じ
若しくは被害状況を正確に数えればそれを凌ぐとも言われる事件が起きる。
その最初は小さな波紋を呼んだだけの本当に小さい事柄であり
それを行った人物は悪い意味で自分の名前が学園に歴史を刻むとも思ってはいなかった。
昼休みも終わり眠気を抱えるも何とか耐え切った五時限目の次へと続く15分の休憩時間。
最初にどこかでぴろんっと学徒用の携帯がメールの到着を知らせてくる。
丁度休み時間だったしよくある事でもあるから、その漢児学徒は何気なく画面を覗き込む。
「えっ?なっ‥何これ?えっえっえっええええええええええええええええええええっ!」
「なっ何これ?やばいっやばいっやばいっやばいっやばいっやばいっ」
「あの子こんな事してるの?学校のトイレよね?・・・変態だわ?」
「物静かな子だと思ってたけどっ!やっぱい変態だったのね」
授業の合間の一刻の休息時間。その時に次々と携帯がピロンピロンとメールの到着を知らせる。
大事な知らせかもしれないと携帯画面を覗き込んだ学徒達の瞳に飛び込んできた画像。
基、それは完全自動再生型の動画であった。再生時間はおよそ四分感に達する。
ぞろぞろと学徒が集まる移動教室で。
休み時間に級友と教諭の悪口を暴露する女学徒達が屯する廊下で。
学園内でも最も過酷と言われる教鞭者がほっと一息付く職員室で。
その日何となく体調が悪くも重い四肢を引きづってたどり着いた保健室で
ピロンピロンと携帯がメールの着信を告げ画面を覗き込む皆の瞳へ
まるで魅せつける様に完全自動再生の動画が公開される。
第三級特殊待遇生・毒島夜無。
数週間前にこの学園に転校して来たばかりの女学生。
大抵の学徒はあまり気にしないかもしれないが、興味を持って素性を調べれば
学園外で彼女が引き起こした例の渋谷のあの事件の加害者であると直ぐ知れる。
尤も加害者であると一概に決めつけるのは警察も検察も裁判所もはっきりと
明言していない。その被害は確かに甚大な物と揶揄されるがきちんと知らべれば
彼女自身も被害者であり自分の身を守るために本能的に発動したある種の防衛能力であり
確かに過剰防衛気味ではあったとしても彼女を諸悪の根源と責める事は公式には許されていない。
但し、あまりにセンセーショナルな結果を生み出した為に彼女こそが真の加害者であると
面白半分に唱えるある種の都市伝説紛いの妄言が後を絶たない。
その毒島夜無が自慰をしている。
動画に映り込む周りの背景から見れば恐らく旧校舎のトイレであろう。
苦悶とも快楽に溺れんとばかりに制服のシャツをはだけ白いレースのブラジャーを
摺り上げ隙間に滑らかな手指を滑り込ませ自分の乳房を揉みしだく。
刻には指を折り曲げ突起する乳首を摘潰し、嗚呼ぁ~とばかりに喘ぎ声を上げている。
休みなく乳房を弄る手と反対の右手はスカートを捲りお気に入りの白いレースのパンティを
膝までずり堕としぱっくりと大きく脚を開き股座の雌襞を押し広げ人刺し指と中指を
ぐちゃりと奥に突っ込んでいる。器用に指が蠢く度に淫猥に快楽を貪り夜無が喘ぐ。
ぱっくりと開いた雌襞は朱く染まり雌水がじんわりと浮き出ててかてかと光る。
短い休み時間の間に絶頂を達したいとばかりに必要以上に夜無の指は激しく蠢き
嗚呼んとばかりに背を張りのけぞり雌壺から飛沫を飛ばして夜無は絶頂に達する。
その間、約四分に届かずとも堪能するには十分な時間。
いつも同じ時間同じ場所で自慰する夜無であるが
旧校舎でもあるし自分の目の前の古びたドアに小型カメラが仕込まれていたとは
きずかなかったのだろう。仕掛けた輩が巧にカメラを隠しきったと褒めるべきなのか。
後に学園執行部が綿密に精査した結果によりは実に七つの小型カメラが仕込まれていたらしい。
成るほどそこそこ長い尺の動画の間に何回か画面が切り替わり
性の快楽に溺れ求め、喘ぐ夜無の羞恥の姿を何回か画面が切り替わってもいる。
なんとも淫猥な夜無の自慰姿と悶え声が学園に通う全学徒と教員が持つ携帯に送信されていた。
「なっ!なっ!なっ!何が起きているっ。この動画はなんだっ」
僅かな休み時間の中、自分の膀胱と相談してそろそろ用を足すべきであると判断し
近場のトイレへ歩き入った執行部・書記係猪熊惣五郎の携帯の夜無の自慰の動画が届いた。
自動再生される夜無の自慰動画を一瞬見たものの直ぐに携帯の電源を強制的に堕とし
下腹で蠢く尿意を叩き伏せ学園執行部へと脱兎と奔って来た。
「ぜっ、全学園生の携帯に動画が送信されていますっ!教員の方々にも」
「なっ、何故だ。なぜそんな事が起きているんだ。
技術部は?技術部は何をしてるんだよっ。失態だぞ?大失態だ。」
既に狂乱の修羅場となっている執行部部室で緊急招集された委員達が騒いでる。
「技術部ではないですが・・・・。
誰かが裏コマンドを使って学園専用サーバーに動画を上げて時限式で
各携帯に強制送信した模様です・・・・。多分そんな感じです」
「技術部に対処させろ!。消すんだよ。今すぐ全部消すんだ。早くしろって」
惣五郎が執行部の扉を開けて足を振り入れた瞬間から、そこは戦場であった。
執行部会長が狂乱の中で顔面蒼白で唾を飛ばし他の執行員に劇を飛ばしてる。
「毒島夜無はっ?夜無は何処にいるんだ?彼女が観たらやばいぞっ!
第三級特殊待遇生だぞっ。解ってるだろうな・・・。
三級特殊待遇ってある程度は安全かもしれないけど・・・。
一端切れたら大惨事になりゆる監視対応すべき対象って事だぞ?
切れたら・・・どうなるかわからないぞっ」
怒涛の渦の中で執行部の入り口で猪熊惣五郎が声を張り上げる。
その瞬間、その場にいた誰もが凍りつき猪熊惣五郎の方を蒼白な顔で見つめてくる。
執行部員の誰もの頭の中で一つの単語が浮かびあがる。
睨み殺しの魔女。伝え聞くあの惨劇が繰り返えされると誰もがその時、覚悟する。
自慰してるのばれちゃった・・・。
自慰してるの皆に観られたの・・・妾の自慰姿・・・・皆が観てる・・・・許せない・・・・」
学徒全員の携帯に強制され自動される自慰動画。
それは小腹が空いたとばかりに列に並ぼうとした夜無の携帯にもそれは当然届く。
何事かと思って画面を覗き込んだらそれは今日ではないが数日前に旧校舎で
自分の四肢を慰めている羞恥の姿であった。
「あっ・・・何これ?・・・四肢が・・・熱い・・・・何?・・・嗚呼ぁ・・・」
それから起こる惨劇の最初の犠牲者と後に記録に残る泉咲百合瑠は自分の四肢が震えだし
耐える暇も暇もなくがくりと床に膝を打ち崩れる。
「嗚呼っ・・・駄目ぇ~~~気持ちイイ・・・・気持ちイイのぉ・・・・」
がくりと床に落ちる泉咲百合瑠の四肢その下腹が熱く火照り疼きが跳ね上がる。
四肢の疼きと渇きに耐えらず百合瑠の手はその意思とは関係なくも勝手に動き
他人よりもひと際大きな乳房を弄り指が食い込み乳首を潰す。
それだけで済むはずもなく反対の手で床の上で脚をぱっくりと開いた女壺に指を突っ込む。
「嗚呼っ~~、駄目っ!駄目なのに・・・みんな観てるのに‥気持ちよくて止まらない」
じゅぼじゅぼと音を鳴らして自分の雌壺に指を突っ込んでかき回し快楽を貪ってしまう。
それは・・・頭の中に直接響く声が命じていた。
【観たわね・・・妾が自慰してる観たわね・・・?
妾の自慰を観て・・・妾を下卑たわね・・・・。妾を下劣と嘲けて嗤ったわね・・・
許さない・・・・御前も妾と同じ目にあえばイイ。醜態を晒して逝き果ててしまえ・・・】
「ご・・御免なさい・・・ああ・・だめぇ~~。御免なさいぃ。
貴方の動画を観て・・・卑しい女だと思いましたぁ・・・御免なさ~~いぃ。ゆるしてぇ~~」
携帯に送られてきた動画を興味本位で覗き見し、誰もがいつもしている事だとわかっていながらも
学びやのトイレで自慰にふける一人の少女の姿を何て下劣で淫猥な女だと心の中で嗤ったのは確かだ。
悍ましいとまでは言わないきっと売女奴だと鼻で嗤った瞬間に四肢が熱く火照り震えが止まらない。
クラスの中でも学級員を務め清楚でもあり容姿も人い並み以上であるも近眼だから掛ける
四角い銀縁眼鏡がより一層に百合瑠の魅力ともされている。
その泉咲百合瑠が廊下の床に尻餅をついて制服のシャツをはだけ乳房を自分で嬲り弄る。
四肢をぶるぶると震わせ開いた脚の股座の女壺に指を突っ込んで愛液を書き出し
快楽を貪りのけぞり声を絞り上げ喘ぎ叫ぶ
【うらめしやぁ~~・・一皮むけば御前も只の雌犬の癖にぃ。妾を嘲るとは何事か
御前も皆に観て貰え・・自慰に耽り快楽を貪る雌犬の恥辱の姿を晒し見て貰えぇ】
「はぃぃ・・・・。嗚呼ぁ~~。みっ・・・観てもらいますぅぅ。
貴方様に言われて廊下に尻餅ついて・・・自分の乳房弄って乳首潰して・・・嗚呼ぁ~
自分で襞広げて雌壺に指突っ込んでほじり愛液垂らす姿を皆に観てもらいますぅ~~」
頭の中に鬼女の如くと響く声に逆らえずも体が勝手に動き百合瑠は快楽を貪る。
【一度や二度逝ったくらいで許してなんかやるもんか・・・
性を吐き出し愛液を枯らすまで腰を振り指を突っ込んで逝き果てろ!】
「嗚呼っ・・・素敵‥素敵です・・・・。止まらない・・・止まらない。
何度逝っても止まらない・・・気持ちよすぎて止まらないの・・・。
嗚呼っ・・・貴方に言われて自慰するの貯まらない・・・もう辞められない。
愛液かれるまで指入れて弄ますぅ~~」
【御前は戌だっ・・・今日から御前は妾の戌だっ!
妾の声に従い命じるままに全てとワンとないて答えろ!妾に仕えて捧げろ・・・
御前は妾の醜い戌だっ・・・逝って魅せろ!醜い戌畜生奴・・・漏らしてしまえ】
「はぃ・・・私は貴方様の醜い戌です。貴方の全ての命令をうけいれますぅ~~。
貴方様に仕えて私の全てを捧げますぅ~。逝かせて頂きますぅ
あっ!あっ!あっ!イクっイクっイクっイクっ逝っちゃう逝っちゃうイクっイクっ<br>イクっイクっイクっイクっイクっイクっイクっイクっ!漏らしちゃう!漏れちゃう!
漏らしますぅ・・・・嗚呼~~。嗚呼~~嗚呼~~いくぅぅぅぅぅ」
頭に轟く声とムッとする淫猥な霧の中で自分の意識など保つ事も出来ず
言われるままに床の上で自慰に耽り言われるままに快楽を貪り
歓喜の声をあげて絶叫と共に愛液と恥水をしゃぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と
大きな音を立てて飛沫を飛ばし絶頂の中で逝き果てる。


「クーデターです・・・これは訊かせ殺しの鬼女のクーデターです」
「そんな事はわかってるだよっ!馬鹿野郎。それにしても鬼女だなんて・・」
「訊かせ殺しの鬼女様ですっ。省略すると呪われますよ・・本当に」
混乱する執行部の執務室で怒鳴る会長を庶務の小柄な学徒がきつく諫める。
「こほん・・・訂正する。訊かせ殺しの鬼女殿であるな。
うぬっ。被害状況は?・・・何か要求は出てるのか?」
今の時代に魔法や魔女の呪いとやらは迷信だとも思うが鬼女と言うのはまた別だ。
過去に事件沙汰も起こしてるし何より現実にこの学園で今起きてる事実である。
何が起きているのかも正確に把握も出来てないし理解も出来てない。
最悪だと思ったある少女の自慰を収めた一本の動画。
それが学園専用の携帯全部に送信されたのは確かに大事だった。
学園自治会執行部としてはそれだけで最大級な惨事である。
それで済めば、まだ対処は出来たかもしれない。これだけでも惨事ではあるが。
自慰を楽しむ聴かせ殺しの鬼女のと新たに命名された女学とは勿論黙っては居なかった。
当たり前である。自分を楽しむ羞恥姿の動画が学園の全学徒の携帯に送信されたのだ
そんな姿を見られたら誰でも嫌だと思うし意志の弱い者であれば自殺を考えるかもしれない。
問題はその少女が三級特殊待遇の認定を受ける者である。
言い方は悪くても過去に暴走し事件沙汰も起こしてる。
学園執行部にとって第三級特殊待遇能力を持つ毒島夜無と言う少女は常時警戒すべき対象なのだ。
「被害報告ですっ
訊かせ殺しの鬼女様と眷徒達現在、学園旧校舎東錬全体を支配領域に収めています。
それから第七総合食堂と専用倉庫。・・・・従業員込みです。
同じく旧校舎教員休憩室・第二用務員室・総合視覚聴電子実習室・及び第三購買部と管理業務室。
・・・・あっ入電っです。
学園唯一の洋菓子専門店【今日のおやつはずんだパフェで決まり】学園出張店がたった今、堕ちました!
私・・・常連なのにぃ・・ずんだぱふぇが・・・私のおやつが・・・・」
「なっなんだとっ?
第七総合食堂って我が学園でもい精鋭の職人が集まる食堂じゃないか?
あそこの定食は開始5分で売り切れ御免になるんだぞ・・・・僕だってかよってるんだぞ・・・・
訊かせ殺しの鬼女様とやらは・・・食通なのか?完全に狙ってきてるよなっ」
「優秀な学徒が参謀についてるようです。私のおやつ店を真っ先に奪うなんて許せないです。
・・・・・戦闘状況です。
現在旧校舎と南側の新校舎を繋ぐ連絡通路の三分の一の部分で戦闘中です。
臨時戦闘軍として野球部とラグビー部が訊かせ殺しの鬼女様の尖兵と闘争中。
闘争中ですが・・・・状況は悪いみたいです。・・・苦戦中ですって・・・。
何せ・・・・青春の全てを魔スポーツに費やしてる連中です。
色香に塗れて溺れ切った訊かせ殺しの鬼女様の尖兵に次々に押し倒され犯されて・・・
おうふ・・・。襲い掛かって来るのが女児ならともかくっ、漢児ばかりですっ。
体を鍛えていたも数名の尖兵君達に押し倒され股間を弄られ・・・・
そのまま咥えられてしまうとか・・・・あとは・・そのまま白濁を絞り取られ・・・・
自分の漢児であれば相手も漢児ですから・・なんか間違ってますよね?
誇りも根性もありゃしませんね・・・。修羅場ですの・・・。
そのままhじっくり返されされるが儘に一個しかない穴犯されて昇天させられて・・・。
・・・・なんか楽しそうですね・・・・はやりのボーイズラブですよ?」
小柄の癖にちょっと巨乳だと噂の庶務係の女学徒が何処か楽し気に報告を上げる。
「なっ、なんてこった・・・・。
毎日根性だけで限界を超える練習してても・・・情事となればからっきしだろう。
いつか女児の口に性を放つのを夢見て今まで耐えて来たのに。
あろう事か災い来たりと漢児に襲い掛かられ股座弄られ・・・
咥えられた挙句、性を絞り取られ・・・しまいにひっくり返されて後ろ穴犯されるとは・・
人生悲観して・・・その後の癖がかわってしまうぞ・・・同情するぞ・・」
「あっ・・・野球部は全滅です。補欠予備員も・・・全員おかま掘られました。
ラクビー部が遠隔攻撃を準備してますが
内のバレー部予選敗退の常連だし一般学徒もバレーの授業受けてるし・・・
期待とかできないかも・・・・新校舎も危険ですよ?」
「バレー部は・・・無理だ・・・・毎回負けてる・・・一般学徒にもきっと負ける。
仕方ない・・いちど撤退させろ・・・。停戦交渉の準備を始めるんだ・・・」


その壁際の一番居場所に鎮座する朱い革張りの豪勢なつくりのソファに
自分ではチャームポイントだと思う少し大きめの尻を夜無が押し込め座っている。
「旧校舎南錬の給湯室に眷徒を送って新鮮なお湯を確保なさい。
新校舎第拾壱購買部叔母ちゃんは腰を痛めてるからマッサージ得意な子を送りなさい。
賄賂攻撃よっ。執行部の技術チームに間者を送って状況を把握なさい。ささっとしなさいよ」
専属の眷徒に好きな銘柄の紅茶をもって来させる間に夜無は目的の達成に向かって支持を飛ばす。
趣味はsexと将棋指し!と言い切る夜無であればこそ、惨事の対応に翻弄される学園執行部の
隙をついてあの手その手で策を講じる手腕は将棋好きが糧となっているのだろう。
「私奴の可愛い訊かせ殺しの鬼女・夜無様・・・。
お好きな銘柄の蟾蜍の毒革を煮込み煎じた紅茶で御座います。
仰せの通りに[八海道産あっちのあれより三倍甘とろける甘さの新鮮牛乳]を
たっぷりと注がせて頂きましたの・・・・。召し上がり下さい」
「有難う・・・。
御前可愛い顔してるわね。後で乳房踏んでやるわ・・・」
「夜無様の御御脚で私奴の無駄に大きな駄乳を踏んで頂けるなんて
至極の喜びでございますっ。楽しみにしております」
夜無に可愛いと声を掛けられぱっと顔を輝かせ給仕する女学徒が頬を紅く染める。
羞恥に塗れてい自分でも抑えきれない感情の果てに暴走した夜無がほどなくも
冷静さを取り戻した時には最初に餌食になった泉咲百合瑠が床に倒れていたが
当然にそれだけではまったくもってなかった。
泉咲百合瑠は最初の犠牲者ではあったも最後ではなかった。
ある程度冷静さを取り作ろう夜無が歩き出すと・・・。
淫声と淫霧の餌食となった学徒達が恍惚と顔を呆けさせたまま
むくりと四肢を持ち上げゆるりと立ち上がり夜無の背を追いかけて付き従う。
夜無が歩くその周りで呆然・朦朧と呆けた顔で立ち上がりその背を追いかける。
「夜無様っ?夜無様とお呼びしても宜しいですか?
まずは御覚醒御おめでとうございます。
我等眷徒一同、誠心誠意夜無様に仕えさせていた来ます。
目指すは夜無様に喧嘩を売った輩に悪鬼の如くの天誅を下してやる事で御座います。
然し未だ。お仕えする眷徒の数も多くはなく、相応の準備が必要でしょう。
まずは学園執行部との戦闘もあるでしょう。
まずは地盤を固めく拠点の設立を目指すべきだと提案させて頂きます」
「赦してやるから準備なさいっ」
夜無よりも遥かに大きな乳房を揺らす泉咲百合瑠を軽く睨みながら吐き捨てる
慌ただしくも忙しく夜無の下知を受け動き回るその加護を受けた学徒達
基、自分達を訊かせ殺しの鬼女・夜無様の眷徒と誇りを持って呼び始めてる。
未だ細かい所に至ってはあらも目立つのだろうが拠点としての体裁も整いつつもあり
まだ少し落ち着かないとばかりにソファの上でしっくりくるように
多分一般的なそれより大きな尻をもぞもぞと動かし給仕眷徒が入れた紅茶を楽しみ
部屋の眼立つところに置かれ現在の状況が書き込まれた簡易黒板を睨みながら
夜無があれやこれと頭を使い指示を飛ばす。
勿論、至らぬ所は参謀役でもある泉咲百合瑠や他の秀才達が訂正と補佐を欠かさない。
意外な事に夜無は自分の我を押し通すだけではなく必要に応じて彼等の意見も
素直に取り入れている。自分にも得て不得手があると知っているのだろう。
ある種独特の癖のある紅茶と柔菓子の御代わりを強請る夜無の脚元で・・・。
その踵を傷つけないようにと優しく包み親脚指をジュウジュウと音を鳴らし
女学徒がしゃぶっている。勿論全裸であるしその顔は恍惚と自分の主人の
足指を舐めしゃぶり奉仕していると言う快楽に身を焦がしている。
「御前がこの中で一番抱かれたくない奴は誰っ?」冷酷であろう声が堕ちてくる。
「はいっ。我が愛しの鬼女・夜無様。
私奴が一番抱かれたくない人は部屋隅に居るクラスメイトの富沢君です。
何回も告白されたのですが・・・・生理的に苦手で断り続けています」
夜無の足指をしゃぶる女学徒は涎を垂らしながら嫌悪感を顔に浮かべて答える。
夜無覚えていた。その女学徒は自分より年上であり格付けも上だった。
それを傘に着て廊下ですれ違った時に態々と肩をぶつけてきて文句を言ってきた奴である。
「今から御前はあの漢の女よ。・・・・恋人で愛人で妻よ。
愛してやりなさい。本気で愛しなさい。
妾が許すまで毎日三回sexして犯されなさい。
それから日に四回は彼の竿をしゃぶり逝かせて白濁を絞り取り全部吞みなさい。
たった今から御前はあの男の物よ・・。彼意外とsexする事は許さないわ」
頭の中に直接響く訊かせ殺しの鬼女・夜無の命言は単なる言葉の羅列ではなく
訊かされた者のの脳に浸透しその意思も記録も書き換えてしまう。
「はいっ・・・。我が愛しの鬼女・夜無様。
私奴はクラスメイトの富沢君の女です。恋人であり愛人であり妻で御座います。
嗚呼っ~なんて素敵なことでしょう。彼と結ばれるなんて至極の快楽です。
私は富沢君を愛します。本気で愛して尽くします。
日に三回はsexして犯して貰い。毎日四回は彼の竿をしゃぶり吸い上げて尽くし
彼の白濁を全部飲み干します。嗚呼~なんと嬉しい事でしょう。
我が愛しの鬼女・夜無様にお許しを頂けるまで彼以外とsexは決していたしません。
私奴はたった今から富沢君の女です・・・有難うございます・・・夜無様」
頭に響く甘くも切なくそれでいて傲慢で冷酷な残酷な夜無の命言をも
一切の疑いも迷いもなく涎を垂らしたまま夜無の足指をベロりと舐めると
感謝の意を込め礼さえもつぶやき自分が愛する漢に犯される為に
乳房を尻を振って立ち上がる。
訊かせ殺しの鬼女・毒島夜無。
同世代の少女の中では少しばかり背丈は低い方だろう。
顔つきもどこか幼さが抜けない印象でもあり童顔である。
ロリータと言っても構わないくらいでもあり肩まで伸ばしたストレートの髪を
三つ編みに纏めるのが好きである。それなのに濃い目の化粧を良く好んでもいる。
ちょっと背伸びしたり無理をするのが大好きなのとはにかんで嗤う。
その夜無であるが問題もある。時折話題に昇る渋谷のアレだ。
人種人類には特質した才能と言う物を持つも多いだろう。
それはスポーツだったり文学だったり人それぞれの道で
類まれななる才能を持つ人がいる。
だが然しその類まれない才能と言うものでさえ刻に足元にも及ばないほどの
才能と力を持つ輩もいる。毒島夜無もその一人である。
それは一般的な才能と呼べる物とは違い目に見えて肌に感じるほどの力であり
凡そ現実的ではないと言うような力であっても現実世界に具現する。
夜無の秀でた能力のそれはその類の中でも変わっている。
心の中で唱える事は声に乗るが同時に訊く者の脳に直接響き特別な効果を齎す。
極度に強力な思念波は訊く者の脳に催眠と暗示と命令を与える。
夜無の言葉は訊く者の脳を焼きつくし当人の意識を抑え込み書き換え
絶対的な命令として書き込まれる。
それが淫声と呼ばれる物であり一度捕らわれると逃げられる事はない。
否然し、訊かせ殺しの鬼女と陰で呼ばれる夜無の能力はそれだけではない。
訊く者の脳を焼き尽くす夜無のそれは所詮は声である。
空気を震わせて届く音波である。つまりは只の声である。
少女の声であれば喉も細いだろう。喉を震わせて声を上げても届かない距離には聞こえない。
当然と言えばそうである。か弱い少女が声を張っても届く範囲に限界がある。
夜無が意思を乗せ淫声を発する前にその場から離れることが出来るなら
最小限の影響で済むか、上手に逃げる事にも成功するだろう。
否然し、十分に距離を取り夜無から離れるのは実際には無理でもある。
旨く説明するのには難があるやもだが・・・
渋谷のアレの件で調査に関与した医療・学者等の関係者は
後に淫霧と呼ばれる物は一種のフェロモンによく似ていると考えられている。
意思を乗せ発する淫声の届く範囲は狭くても淫霧の方はまさに霧だ。
広範囲に広がりに人が触れると軽い麻痺に襲われ意識も朦朧となってしまう。
その中で頭に響く夜無の淫声の力で脳に命令を書き込まれれば
後は心底に夜無を敬愛し忠誠を誓い愛を捧げるようになってしまう。
結果的に誰も訊かせ殺しの鬼女の淫声と淫霧から逃れる事は出来ないであろう。


得意のスパイクで遠隔攻撃を心みた弱小バレー部の猛攻なぞ取に足りるはずもなく・・・。
一時停戦を宣言した執行部戦闘指揮係の声に反応し鬼女・夜無の眷徒達が拳を下ろし
自分達への領域へと歩を下げていく。
その波が引けて視界が開けた女児にしては少し背の高い女学徒が背筋を伸ばしたたずむ。
「訊かせ殺しの鬼女・毒島夜無様の忠実なる眷徒たる泉咲百合瑠と申します。
夜無様から言いつけを頂き今日の騒動の一時停戦の交渉を担当させて頂きます。
そちらの担当者決めてください。交渉開始時間は10分後の開始を所望します。
夜無さまのおやつの検品作業があるのであまり時間を掛けたくありませんの」
「すっ直ぐに担当者を決めるので少しだけまってくれ・・・」
既に野球部とラクビー部が惨劇の宴の跡に撤退を決めて最後の砦となる物の
自分達の腕では返り討ちは必須でもある。
首の皮壱枚でつながったとばかりに息を吐き出しバレー部補欠の漢児は執行部に奔る。
急ごしらえではあるが用意された会議室に泉咲百合瑠を筆頭に同じく眷徒が数名。
百合瑠の護衛も兼ねているのだろう。
運動部に所属する者から特に体躯の良い者が百合瑠の後ろに控えてる。
対する執行部からは会長を初めにとかく諸種から代表者を集めるが
こちらはずらりと並んで人数も比例して多くなる。
「貴殿・・・。学園執行部との闘争の講和の条件として
訊かせ殺しの鬼女様がお出しになった条件はこちらになります・・・」
悪迄も急ごしらえに誂えられた交渉の場所でもある。
それでも重要な会議であるはずにも関わらずテーブルの上には接客用のミルク羊羹や
高級茶葉でいれた紅茶と言う物ではなく一山幾らの塩せんべいと教務室から誰かが
失敬してきたとすぐわかる安物の御茶が乗っている。
当然の如く泉咲百合瑠は眉を潜めてそれらにも手を付けず学校執行部会長の前に
細指を立てて折って裏返した半紙をひらりと押し出してくる。
「拝見する・・・・・・・。うぬぅ・・・・・これは・・・・。
毒島夜無と言うのは学園の壱生徒だ。学園格付けも高い方ではないだろう。
随分と傲慢なようだな。・・・・このような要求が・・・通るはずもなか・・・」
「訊かせ殺しの鬼女・夜無様で御座います。
安易な対応は控えて頂きたいですわ・・・・・。呪われますわよ?っ」
「しっ・・失礼・・・。
訊かせ殺しの鬼女・毒島夜無殿であるな。
それにしてもこの条件は・・・難があると思うのだが・・・・」


夜無の眷徒達にとってこの人この時は楽しみな時間でもある。
筆頭眷徒の一員を務める泉咲百合瑠然り。
其れに続く眷徒の者にとってもその時は平等であると夜無の下知が堕ちているからだ。
強いて言えば五蝶々ノ学園・学園格付けの順位の上位下位に関わらず。
ましてや訊かせ殺しの鬼女・夜無のお気に入りや未だそこに達して居ないものであっても
誰であっても自分の意思をきちんと表明出来る機会でもある。
それはある多数決な物であり誰もが投票権の一票を持っているし、その権利を保障されている。
大げさな表現であるがそこは[鬼女様の閲覧室]と眷徒達が正式に呼ぶそれなりに広い一室。
上座に据えられた朱い革のソファに大きな尻を埋める夜無であるが
いつも夜無は苦虫を噛み潰したような顔をしてるがその日は特に機嫌が悪い。
他の眷徒共が何処か楽し気にそわそわと落ち着かないの機嫌の悪さに拍車を掛けてる。
眷徒共が自身の権利として投票権を各自持っているのに対し
その権利を積み上げて決まった事柄に対して夜無は拒否権をもっていないのだ。
「こほんっ・・・。皆さん・・静かにして下さいな。・・・そこっ・・お静かに・・・
私奴が来週の鬼女・夜無様の御世話係衣装番を務める無会山桜子ですのっ。
そこっ・・・静かにしましょう!静かになさいってば。
ほらっ観なさいっ。普段から眉を潜めてるから眉間に皺が寄ってる夜無様が
今日この時はさらに三本、皺が増えてますの・・・これ以上皺が増えたらどうするのですのっ」
年頃であるからそうゆう所はやっぱり気になる年頃の夜無が一層眉を潜めて桜子を睨む。
「きゃっ・・夜無様・・・・素敵っ・・・否っ怖いから・・ドキドキしちゃう♪
・・おっとと・・・夜無様怖いから・・・・怖すぎ・・・・逝っちゃいそうですの。
はっ・・・・・・失礼。先に進めます。では・・・これより
[訊かせ殺しの鬼女・夜無様のきゃっ!嬉し恥ずかしこんな服はやっぱり嫌なの!来週の衣装抽選会]
この名前長くないですか?・・・あっ御免なさい。抽選会始めますね。
係の御兄さん方お願いします。」
学園執行部との闘争や交渉を初め山と積みあがる問題が話題になる会合も多い。
然し毎週水曜日のHRに行われるこの会議はある意味無礼講にも近く雰囲気も柔らかい。
訊かせ殺しの鬼女・夜無。
彼女が着る学生服は学園格付けの規則に従って他の学徒のそれとは違い独自で特注品である。
しかもである。その衣装は二日ことに別な物へと切り替わる。
週の内最初の二日。次の二日。最後の一日と休日の一日と切り替わる。
夜無が着る来週の服を水曜日のHRで眷徒達の投票で決められるのだ。
「はぁ~~。今週の衣装はひどかったの・・・。スカートが短すぎたの。
最初の二日より次の二日の方がもっと短かったの・・・・。
貴方達の趣味でスカートの丈の短さが決まるってどんなシステムなの?
おかげで新校舎にプリント取りに行ったら教務員室で教員がパニックだったのよ?
中年オジサンが鼻のした伸ばして突撃してくるのよっ。
年増の御局様が顔真っ赤に説教してくれるのよ?誰のせいだと思ってるの・・・」
「え~~~~~~っ。
先週のテーマが[春風さん来たりてちらりズム]でしたのでしょうがないですね
それも投票で決まるので・・・夜無様に拒否権はありませんのです。
今週のテーマも際どいですよ。
[華より団子!玉子酒よりストロングチューハイ。ほろ酔い気分でちらりズムパート2]ですっ」
先週のHRで決められた服はスカートの丈が短すぎで羞恥心を煽られた。
今週は大丈夫だと思ったら適当な文言の後ろにパート2がくっついてる。
嫌な予感がする不安げに眉を潜める夜無の前に来週分の候補とされる衣装が運び込まれてくる。
候補の衣装は幾つかあった。
流れを記せば
夜無に似合いそうな・・・基、着せたい服を夜無の眷徒と従徒、又は一般学徒が
アイデアと要望をデザイン部に伝える。そこで夜無専属のデザインに心得がある者が
ラフイラストを制作し眷徒上級幹部の検討会に掛けられる。
ここで意見や要望を精査し大体の形が練られ決定される。
この時、こんな感じの衣装になっていますと一応は夜無に報告が上がるのだが
所詮はラフデザインの段階での話である。その後お針子部の手で衣装が制作され
見事完成・お披露目となるのだが・・・・大抵の場合夜無に伝えられたものとは
大きく違ってる。夜無がそこまで露出とかないし大丈夫だと思っても
先週なんかどれを取ってもスカートの丈が短く要らぬ視線を集めてしまった。
漢児眷徒ところか女児の眷徒や一般学徒も余計に夜無の後ろをついて回り
俗世でも時々顔を出す撮り鉄ならぬ撮り夜無なる集団が出没する始末にもなっている。
がらがらと夜無の前に持って来られた来週の衣装候補。
「ちょっ!ちょっと・・・なにそれ・・・何考えてるの貴方達っ
おっ!おっ!お臍っ出てるじゃん!。そんなの着れるわけないでしょ!いい加減に・・・」
目の前に並べられた衣装はスカートの裾が先週の物より短くもあるのだが
それよりも上半身の丈が極端に短い。
「ちょっ!ちょっ!丈が短いでしょ!トップスもスカートも丈が短すぎでしょ!
誰っ!これ考えたの誰?作ったの誰なの?これを着せようと思ったのは誰よ!
きょっ!挙手!挙手なさいっ!全員正座説教3時間コースよっ」
上着の丈もスカートのそれも極端に短い来週の制服を見せられ身を乗り出す夜無の
眼の前でばっ!ばっ!と勢いよくもその場にいる背人が号令に習って挙手を返す。
「正座っ!正座なさいっ貴方達・・・全員纏めて逝かせ尽くしてやるからっ」
「え~~。水曜のHRの時間は無礼講です。夜無様に発言権も拒否権もありませんですの」
「それでは皆さん。投票を行いますので・・・まず一番目のお服がいいと思う人挙手どうぞ」
ばっ!ばっ!ばっ!ばっ!と眷徒たちの腕が真っ直ぐのびる。
「異議あり!異議ありなの!大体にして壱番弐番でどこが違うって言うの。
同じデザインじゃん!どれも同じじゃん!お目々節穴なの?」
「否でありますっ!
壱番は春の装いをイメージして襟元の線が桃色ピンクの一本線です。
弐番は夜無様の美しさと食い気を称え褒めて薄紺色の弐本線なのです。
この違いをご理解頂けないとは・・・・・作り手の意図を正しく汲み取って頂きたい!」
渾身の自分達の作品の質を理解して貰えないのかとばかりに拳を握りしめ
制作に関わったデザイナーと針子達が声と唾を飛ばして抗議してくる。
何故、個々にいるのだろう夜無が首を傾げても自分の眷徒以外にも
学園執行部公証人の代表とか、果には夜無を慕う一般見学学徒までも
何故か衣装の選考会に参加してもいる。・・・何故であろう。
「大体にして・・・・関係ない人まで参加してるどころか・・・・
挙手してさんかしてるじゃないっ!それに大体、春先とは言えまだ寒い時期よ。
この時期にお臍出して廊下歩いてたら風紀委員に怒られる前に風邪引いゃうでしょ」
「いっこうに問題は全く持ってありません・・・・。
そのような自体にも完全対応するために・・・おそろいの腹巻きを用意してますっ」
「ぐふっ・・・腹巻き・・・お爺ちゃん世代の定番ファンションじゃん。
・・・・・たっ確かにちょっと可愛いけど。妾っ。乙女なのよ。お・と・めっ」
革張りのソファから身を乗り出し顰め面で唾を飛ばす夜無の前に
ずらりと並ぶへそ出しルックの来週着せられる衣装。(お腹冷やさないように腹巻き付)
夜無の猛然とした抗議にも眷徒も観客も全く耳を欠かさず激戦を制し
上着もスカートも壱番丈が短い物に決まり、夜無は否応なくスカートの丈を気にしながら
一週間暮らす事になる。当人は恥ずかしいからと痩せ我慢してみたが春風吹雪くと
背に腹は変えられずと制服とお揃いの腹巻き姿で廊下を闊歩する羽目になる。





妾一人が被害者じゃないわ・・・・
そいつはもっとやっているに違いないの
只、他の子のは目立たないように自分で
楽しんでるだけ・・・
苦しんでる子は他にもいるのよ
貴方達には見えてないだけ・・・・。
果てしないかと思われた訊かせ殺しの鬼女と学園執行部の闘争が一度中断したその後
弐回目の停戦交渉が決裂しかけたその後に夜無が言い放ったそれは事実だった。
右々手嵜に取って夜無の自慰動画は確かに楽しめるものであったが好みのタイプではなかった。
世間一般的な趣向の好みから夜無の容姿は外れているからだ。
たとえ自分では貧乳の部類に入るとも言う乳房も(実際はDカップなのでそれを貧乳とは言い難い)
一番のチャームポイントは大きなお尻と言うのも右々手嵜の好みでなかった。
つまりは手間をかけ苦労して手に入れた少女の自慰動画がまったくもって自分の好みの少女の者ではなく
勿論それなりに楽しめるとはしてもやはり価値のないものに変わりはなかった。
それで思いついたのが学園全員の携帯に動画を送り付けてやれば騒ぎになれば騒ぎになって面白い。
つまりはちょっとした出来心であり遊び半分でやったことだった。
その反響は右々手嵜が思う者とは全然違った。夜無が第参級特殊待遇生とだとは梅雨とも知らず
動画を公開したその瞬間から淫声と淫霧が轟き激しい闘争の渦が学園内に巻き起こった。
尤もこの学園は巨大でもある。特殊待遇の学徒が多少大きく騒いでも全てを格付けで判断する
この学園学徒の中では大した問題にはならず対処する方法も確立されていた。
つまりは近寄らない事だ。
災いと騒ぎから出来るだけ身を遠ざけ目だ立つ大人しく息を潜め関わらず無視する事だ。
実際、右々手嵜はそれが得意だった。
狭儀の界隈にしか役に立たないだろう才能と何日も自分の家城に籠って努力する根性
それと同じ趣向を共有する幾人な知り合い。一度も顔を合わせた事もないが
ここぞと言う時に知恵を貸してくれる奴らだ。昨今の時代ならPC画面のチャットや
携帯の画面で知識と趣向の賜物を皆で共有もたやすくできる。
[この動画は不味い・・・訊かせ殺しの魔女を怒らせたぞっ]
[ああ・・・騒ぎ所じゃないぞ。・・・・戦争だっ]
[個人的には楽しめたが・・・俺は消した・・痕跡諸共だ]
[逃げろ・・・今すぐっ]
夜無の自慰動画を手に入れた時最初の10秒位は見たが興味もすぐ失ってしまい
悪戯如く悪さを思いつき直ぐに執行部のサーバーに侵入して事を成した。
最初の侵入は失敗したが5回目の試行で事を成し、やるべき事とやってから
仲間内にその動画をまわしてやった。
自分は楽しめなかったが他の奴らは好むかもしれない。
その後に回ってきたメッセージは辛辣であり警告を発する物だった。
右々手嵜は特殊待遇学徒の意味をよくわかっていなかった。
この学園に通う学徒は一般のそれとは違い誰もが才能を持っている。
右々手嵜もそうである。その中で特に才能がある奴等くらいにしか思っていない。
実際はそれとはも違い生まれ持った才能でも後天的な努力で得る才能でも全くなく
常人では得る事など出来ない特殊能力を所持する者達が彼等である。
常人とは根本的に何も課も違う学園格付けでその能力を推し量る事は出来ない。
それでも右々手嵜は似たような物と考え自分と夜無の間に大した差はないとも思っている。
何しろ右々手嵜が仕掛けた罠に以外に簡単に夜無は引っ掛かり
トイレで自慰する羞恥姿を盗撮されているのだ。
出来てしまった事はそのまま自分の糧になる。一度できたなら何度でも出来るだろう。
だから又やってやろう。自分ならまたできると右々手嵜は頬をゆがめて一人で嗤う


「私に制服の脱いで床に手をついて床に乳房をこすりつけお尻を
高く上げて貴方の股間の前に突き出せって言ったわ・・・・。
そんなの絶対に嫌っ・・・・・」
大沼正樹の前で憧れの華である姫地美優紀に向かって自分が言った言葉を復唱させる。
「言ったと通りにしないとどうなるかわかってるのか・・・
言った事をちゃんとやるんだ。逆らうと訊かせ殺しの鬼女に罰せられるだぞっ」
「うぐっ・・・あれは嫌・・・鬼女・夜無様に罰せられるのはもっと嫌っ・・・。
容赦ないの・・・・本当に・・・嫌なの・・・ちゃんとするから鬼女様には言いつけないでっ
お願い・・・貴方の言う通りにするから・・・勘弁して・・・・・」
姫地美優紀は彼の鬼女・夜無が自分を所有すると決めた相手・大沼正樹に命令され
自分の意思に関係なくも従わずにいられない自分を呪いながらも正幸の目の前で
学生服を脱ぎ始めてしまう。
高値の華である姫地美優紀を自分の好きなように出来るのは
確かに訊かせ殺しの鬼女・夜無との取引は大沼正樹に取って十分に得をするものである。
その反対にあの淫霧と淫声を聴かされている姫地美優紀にとっては厄災でしかなかった。
夜無の自慰動画が悪戯に公開されて数日。
学園執行部との闘争も一時的に互いに刃を収めている。悪迄も一時的でもある。
執行部としても、勿論元凶となる夜無にしてもその目的は一緒でもある。
つまりは自慰動画を公開した犯人の特定と処罰。
だが然し。声で他人を惑わしても自分の携帯以外の機械はとっても苦手な夜無は
犯人の特定には手を拱く。取り巻の眷徒達にその手の兵もいるのだろうが
それ以上にこの事件の犯人は彼等よりも頭が切れるらしい。
執行部にも面子がある。設備面では優位であっても人材はそれほどでもなかった。
所詮は委員会や部活活動位しか経験のない輩しないのだ。学生である故にだ。
執行部の連中が正樹を見つけ声を掛けて来たのは相当な努力をしたのだろう。
確かに大沼正樹はまだ学生だしあまり目立つ方でもない。
だが電子機器やその扱いに関しては裏稼業の輩からも声がかかる位には腕が立つ。
それ故に執行部の偉いさんは犯人の特定を依頼してきたのだが
正樹が出した条件は一風変わったものであった。
「あらまぁ~~。漢の夢って言えばそうなのだろうけど・・・。
ちょっと自虐が入ってるって言うか・・・まぁ趣味趣向って色々よねぇ~~」
執行部からの依頼を受けて対応を余儀なくされた夜無が
正樹の要望を聞いて呆れて言い放つ。
「姫地美優紀さんをボクの所有物として扱えるようにして欲しい。
当然、僕の言うことを全部受け入れるような玩具にして欲しい。
但し、従順な人形のようなのは駄目だ。
僕の事を嫌って・・とことん僕を嫌いながらも言った事には逆らえず
嫌々、受け入れ最後は快楽に溺れて雌堕ちするようにしてほしい」
「なっ・・・・なに言ってるの!貴方なんかの女になんかならないし。
抱かれてなんかやらない・・もちろん言いなりなんか絶対にならないわっ」
同じように執行部に呼び出され正樹の要望を聞かされた美優紀は絶句する。
「お願い・・・やめてください・・・。許してください。訊かせ殺しの・・・・」
慈悲を求めて哀願する美優紀の頭に甘ったるくも冷徹な霧声が聞こえ届き
その瞳が潤むと四肢の力が抜けその顔から生気が消える。


聴かせ殺しの鬼女・毒島夜無・・・・。
夜無の機嫌を損ねるなり一歩間違えば自身の性癖が直角に曲がる。
冗談に聞こえるかもしれないが、実際に犠牲になった者も結構に多い。
だが然しっ。自分の壁が捻じ曲げられようとも恋に焦がれてしまう勇者もいる。
「あの・・・・訊かせ殺しの鬼所・夜無さんとの嬉し恥ずかし清きお付合い
申し込みし処はこちらでよろしいのだろうか・・・・?」
「まぁ~~~勇気のあるおかたですね・・・・。
ふむふむ・・・・学園執行部書記係・猪熊惣五郎さんですね。
権力を振りかざして我ら愛しの夜無様を手籠めにしようと言うのですか?
愚か者でございますの・・・。
とは言え夜無さまも嬉しはずかし恋い焦がれプラトニックラブゥからの
くぐつほぐれずの卍固めを楽しむ権利は御座いますの・・・。
事実っ。夜無様は性の技百八手くらい朝飯前で漢を食い散らかすですの・
まっ。宜しいでしょう・・・・こちらの書類に明日まで記入して持ってきてください。
貴方の受付番号は弐百と八番ですの・・・。審査基準厳しいですので頑張ってくださいな」
「にっ、弐百と八番って・・・そんなに希望者いるのかっ。ライバル多すぎるっ」
「凡そ述べ人数ですの・・・。
書類審査もありますし・・・五人衆の方々の面接もあれば実技試験もありますからね
実際にはもうちょっと複雑ですけどガイドシートもありますのでよく読んでくださいな」
純粋に聴かせ殺しの鬼い女・夜無に恋い焦がれ実際に告白しようと思っても
簡単に行くと思うのは流石に無理である。
まず、夜無自身が学園運営局から第三種特殊認定を受けている事。
学園内で夜無が引き起こした事件とその後に続く執行部との確執。
何より夜無自身が暴走し、その後隠すこともしなくなった己の才能と力。
更にはその能力・婬霧と婬声に魅せられ眷徒と堕ちた学徒達。
それらを全部纏めても一般学徒達と同じような恋愛を楽しむ事は夜無自身も出来てはいない。












