【女装幼女】その軍曹厄災来たりて幼女と候:弐

「金剛院小春大尉であるな・・・。貴殿の名前は・・・」
「はい そうで御座います。如月氷月殿」
「ふむ。幾つか聞かせて貰おう。
先ず、結婚なさってると言うことで有るがどれくらいの期間であるか?
又に御子様はいらっしゃるのであろうか?」
「はい。軍属の漢性と結婚して四年になります。残念な事に子宝には恵まれておりません」
面接を担う如月氷月少佐は手元の書類板に目を通しながら金剛院小春に訪ねてくる。
翌々にと書類を観て読み解けば分かる事であろうが確認事項ということなのかもしれない。
女性将校として少佐とも成れば激務に励むのであろうか?
それ以外でも忙しくしてると言うのだろうか?
肩を落としどことなく力なくもみえてしまう。
その日を遡る事約弐週間前。帝国空軍に人員募集の回覧が回る。
この様な募集はあまり多くはないがそれでも随分と変わった募集である。
【帝国空軍第拾壱駐屯基地にて住み込み常駐勤務
三職昼寝付き・軍務内容子供の世話・母親代わり・既婚者歓迎
出来れば子育ての経験者求むが母性強めであれば経験無くでも構わず
尚、対象の子供は我儘で大食いでジャジャ馬である・助けて(涙)】
何処までが真剣なのか何かの冗談なのかよくわからないものであった。
然し別途記載の給料と待遇は凡そ軍に似つかず高待遇でもある。
唯一の難点が空軍駐屯地に置いての住み込みであり興味を引かれた小春であるが
夫の居る場所から通えないとなると少々きつい物もある。
「此方としては直ぐにでもお願いしたいのだが・・・。
希望としては通いが望ましいと言う事でも有るしな。
無理は言えないが面通し位はかまわないだろうか?」
長い髪を纏め結って軍帽に納める如月氷月は小さくため息を吐いて捨てる。
よっぽど疲れているのだろうか?それが仕事と成る子供の面倒を観ると言うのに
関係しているのなら相当手強い相手という事になるやもしれん

 

置字

天鼠 蛭姫ノ壱

天鼠 蛭姫ノ壱

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