【女装男児】女装家且来素子闊歩歩いて候:其の七

無事に自陣の陣地基地に戻った且来と殿連隊と成るが
且来が自分の脚で立っていられたのはその日だけである。
連隊五十と七人を引き連れての行軍はやはり相当に身体を痛めつける物であった。
「これでは御名子の乳を満足に嬲れんぞ?
あの人形め。相当に儂に恨み辛みが有るらしい。いつの間にやら噛みついているとは」
「大丈夫。直ぐによくなるでしょ?
左の手は健在なんだし。御名子の乳房の一つや二つ・・・みっつとか四つに増えたらどうします?」
「増えるのは構わんがこれ以上増えるのも気が進まぬ。
身体の調子ももどらぬし。なんとももどかしい時が続く。はて?来客で有るか?」

饂飩祭りが落ち着いた翌日にやはり一人で置きられなかった且来は
屈強で筋肉を誇る四人の病院看護夫に抱えられ即入院と成る。
主な症状はやはり怪我の負傷と疲労からくる体調不要と食欲不振。
ちょっとしたストレスであろうと医師は言うがそれまで大きな病気や怪我をした事のない
且来は自分の思い通りに動かぬ身体に相当のもどかしさを感じている。
こんなときこそ身体と力を振り絞ってと言いたい其の訳は憎き陸の船の事が一番で有るが
且来を巡る周辺とこの中間基地で起こる様々な事が波の様に問題大きく迫るからだ。

先ず第一にあの陸の船の件が且来の頭と司令部を悩ます。
大胆不敵な救出作戦の中で軍妻しずゑが手配した海軍の頼み事の結果は予想より悪かった。
祖国を裏切るとなったあの兵士は同時に解らぬ謎を解いて魅せた。
其の確認の為に海軍偵察機を飛ばして貰った。当日の偵察では陸の船は一隻で有り
その軌道には確かに一本の太い線路が土溝の中に埋まっていた。
一度空に上がった強襲偵察爆撃機長が恐らくは故意と気まぐれに落した爆弾が
陸の船の前後の軌道線路に損傷を与えた為に陸の船は立ち往生している。
それを良しとした物の翌日翌々と連続で飛んだ偵察機の眼下に新たな二本の軌道線路が見つかる。
当然直ぐに別の陸の船が戦場に姿を現し國領線を奔る帝国陸軍防衛列車と小迫り合いを繰り返す。
且来が達が刃を交えた陸の船を一番艦とするならば。弐番艦・参番艦の登場と成るだろう。
今の今日と成ればこそ全くと知らぬ相手でもないとはいえ。
やはり人形砲弾の対策が閃光弾だけでは防ぎ切れないと成れば尚の事。
あの人形砲弾への対処は急務と成る。

「云。それでどうだ?その後は貴殿は・・・犬を飼ったか?
未だだと。無粋な奴め。雌犬の良さを理解出来ぬとは。
次・・・やっと。子犬を飼い初めた良いではない?私が名前を付けてやろう。権三郎だ。
めっ。雌だと?権三郎だな。譲らんぞ。権三郎の飼い主よ。
次・・・蛇を止めて蜥蜴を飼うか迷ってると?貴様脚があるのは嫌いといったではないか?
軟弱者め。貴様は大蛇で良いんだ。大蛇で。とぐろに首巻かれてあっちに逝ってしまえ。」
夫への午後の面会までの時間にしずゑは昼食を取る。
あい変わらずに配膳盆に器が乗る度に厨房向こうの係に喧嘩を売り
横にずれては又文句を言って睨み倒す。
「夫殿が側に帰ってきたのにまた癇癪とは。相当溜まってるのではないか?大佐殿」
「御先祖様から頂いた首枷もあるから夜に病院の廊下をこっそり散歩したいと言ったら怒られてな。
散歩の時に御前は脱ぐからそれが困ると。軍の大佐が夜な夜な病院の廊下を全裸で
四つん這いで徘徊するとなれば軍病院の威厳に関わるし婦長に殴られると。
自分は看護婦の尻撫でましてるくせに・・・飼い犬の世話を怠るとは何たる軍夫と飼い主かっ」
「其の事であるが・・・しずゑ大佐殿。おりっ言って」
あの作戦以来多くの時間を一緒に過ごす様になった細棒中佐に改まりしずゑは言葉を向けられる。

且来が腹で受け止め最後まで離さずにた一体の人形砲弾。
すでに砲弾と言うのは可笑しいとすれば人形と称するべきであろうか
この人形に且来は怪人道筋から預かった頭核とやらを与える。
確かにどこか人頭の中身にも視えるが似ても非ず。
元よりその代物の意味も使い方も解らずにどうしていいかど検討も付かず。
鹵獲しした人形の顔の前に只に頭核と遣らを置いてやっただけである。
するとどうだというのだろう。それまでは床に物と同じに転がっていた人形は
基地に辿り着くまでに且来の腰に括られなにかに打つかり潰れ
更に壊れた身体を床から起こし指で頭核とやらを突き回すと
ギリギリと歯を鳴らして且来の顔を睨んで嘲笑う。
そもそも何故今もこうして床を這いずり回るかも知れぬのに
更に床に手を付き身体を支え且来を睨んで嘲笑うとは何処まで人を憎むと言うのだろう。
それでは且来は恐怖を感じていなかった。人形一体に何が出来るとは言わないが
いざと歯向かえば拳で殴り脚でつぶせば済むと睨む。
どことなく決して愛嬌のある顔でないのだが何かの許しを待つ仕草にも観え。
且来は仕方なく頷いてやる。
すると又其の人形は頭核とやらを指で突き回し暫く転がして遊んで居たかと思うと
片腕で半身を支えながらももう片方腕で自分の頭を叩きはじめ開いた箇所の外装を剥がし
傷を無理矢理に開き又奥に手を突っ込み自分の頭の中の部品をバラバラと指で書き出す。
それでも足りないと知れると床に頭をゴツンゴツンと打ち付け更に傷口を広げる。
余りの壮絶な風景に技術員が止めようとすればむき出し歯をうなされ邪魔をするなと怒り
床に転がり両手を頭にいれて頭皮外装を無理矢理剥がしては中の部品を書き出し暴れる。
「あの怪人殿はこれを頭核と言って折った。
もしかしてこの暴れ人形はこの頭核を自分の頭に入れたいようにも視える。
中々と強引ではあろうが。この頭核は自分の物だと言っているようだ。
それにしても壮絶であるが。余り上手く言っておらんな」
且来は腑に落ちたとばかりにぽんと手を撃ち暴れ転がる人形に近寄る。
「危ないですって。又噛みつきますよ。そうなったら乳嬲れませんよ」
「何。好き嫌いあっても馬が合わない敵どうしても。五日七晩と儂の腰に括られていたんだ。
少し位は情も移るし気持ちも分かる。これも縁結びのひとつで有ろうて」
且来は技術員が止めるのも床に転がる歯並びの悪い人形を睨むと持ち上げる。
その場に腰を恐ると人形を膝に抱え込み頭の中を覗き込む
「やれやれ器械弄りは苦手だし。何がどれやらもまったくわからん」
動かすと痛む指を人形の頭に差し入れ部品やら配線やらを取っては捨てる。
あろうことがそれまで他人を寄せ付けなかった人形であるが
且来の膝の上では大人しくじっとしていた。多少何処かは居心地が悪そうにしてもだ。
肝心なのは何処までの部品を捨てて覗けばでいいかでもある。
全部取り捨てて頭核ひとつを入れればいいのか?
それとも適度に今までの部品を残したほうが良いのか?
且来自身もよく解らずにも直感で後者を選び、今までの部品をある程度残したまま
頭核が埋まる隙間をつくると後は人形の好きにさせると床に置く。
手伝って貰ったのだから礼のひとつもすればいいのに技術者は思うが当人は気にしないらしい。
もはや満足に四肢はなく上半身と機骨を露出させたまま床を這いずり回り
欲しくて堪らない玩具の様に頭核を拾うと且来の顔を一頻り睨み歯をガチガチ鳴らして
ぽんと頭骨を頭の中に入れる。あとはごとんと床に身体をぶつけ動かなくなる。
「観察を続けてくれるか。技官殿。
何がおこるかわからん故。十分気をつけてな。
儂は儂なりの仕事があるのだ。
嫁犬が腹を撫でろうと煩いし。その癖舐めるのは嫌だと言う。
看護婦の尻もなでなければならんし。婦長は乳を絞れと煩い。
この基地の淑女殿は欲深くていかん。儂は怪我人で有るぞ。
えっ。軍務はどうしたって?陸船が増えたんだぞって?
御前も結構煩い小童だな。考え中だ。考え中。
儂にだって休暇は必要である。あとネタがない・・・」

「こうやって・・・こうであるか・・・?」
「そうそう。なんとなくでも飼い主から離れない感じで」
「難しいな・・・こんな格好しないし。観られるのもはずかしい」
「女同士だし。心の友と呼ぶ仲でしょ?肌を観られるくらい良いでしょ」
夫が病室に籠もれば私室に一人寝とも成る。友と談笑する日もあって可笑しくはない。
最もそれがそれぞれに下着だけ床に四つん這いに膝を降り寄り添って
雌犬散歩となれば他人には言えぬ秘め事である。
腕を前にだし膝を床につけて二匹歩けば身体も振れあう。
何方が先にとは言わずに見つめあい微笑みはにかみ、
ワンとひとつ吠えてしずゑは細棒を押し倒す。
子犬のように細棒の喉に鼻を押し付け甘えて魅せる。
「余り異性の営みは知らずと聞いたし・・・。
軍夫もいるであるのにこのような・・・」
くすぐったくも有り既にブラの隙間に手を入れられ乳房を嬲られては堪らず焦りが滲む。
「軍の夫は命令すめば向こうに帰る。私は軍に残るのだし
二頭の雌犬がじゃれて慰めあってるだけでしょ?それともこれは厭?」
「あっ。そこは・・・感じる。
雌犬がじゃれてるだけなら咎めはないな・・・それなら・・・遠慮なく」
強引にしずゑの唇を奪い乳肉を潰し乳首を潰す。
「ああ。こうして欲しかった。お前の指が欲しかった・・・」
二人であれ二匹であれ熱に囚われた営みが夜な夜なにと長く続く。

「誰か招いたのか?何か寝台の形が収まらん。凸凹がある・・・。
友を招くは構わんが妙に気になる凸と凹である。
浮気するのはかまわん。とは言わぬが。自分の手前構わんといえども。
何か気に食わん。この場合。軍規違反となるのか?軍婚の浮気場合は?
調べた法が良いのか?弁護士に依頼するのか?」
「あらん。でぶの癖に妙に感の良い・・・なんでも無いわ
ほら。私って寝相悪いでしょ?久しぶりに広い寝台で寝れたし
凸凹は私の胸とお尻よ。大きいって知ってるでしょ?
さ。散歩して。今日は六周するから六周」
ぎこちなくも久しぶりの夫婦の時間を過ごせるし
靭やかな四肢を眼の前でくれらせる嫁には且来も敵わない。

「同席構わないか?蜻蛉一佐殿」
遅番の夕食となれば一人で卓に座る事になる。
そこにいきなり野太くも有るが女性の声が堕ちてくる。
「勿論で有ります。細棒中佐殿」
以前と過去には言葉を交わしたことはないがその姿は特徴的である。
生まれも他の御國であれば他の御國の血も交じるから
女性で有りがながらも且来准尉と同じくらい背が高く肉付きも良い
肌は漢縁のものよりもより褐色の濃さます。
更にと言えばこの基地でも随一大きい乳房と知りを誇る細棒中佐
「手間を取らせて済まないな。実は貴殿が大型犬を飼ってると聞いてな」
無遠慮ではなく寧ろ静かに椅子に腰を下ろし鶏肉ステーキを突き出す。
「どんな飼い方をしてるかとな。よかったら少し聞かせてくれ」
「はぁ~~~。まぁ手を焼くのは確かです。
言う事を聞かない時は情をこらえ頭を床に押し付けてこちらが主人と教えます
「おお。情をこらえて頭を床にだと。
貴様がやるのか?その手で。言う事を聞かない大型犬の頭を・・・。」
「ええ。何しろ強情なやつでもありまして・・・
それでも言う事を聞かない時もありますから。
檻にいれて一晩飯を抜いてやるんです。そうすると・・・」
「何だど?檻に大型犬を閉じ込めるだと・・・難易度が跳ね上ったな。
うむむ・・・お前がやるのか?大型犬を御前のその手が閉じ込めるのか?
飯も抜くとな・・・?なんてやつだ。悪魔だな。御前は。
それでどうなる?どうなるんだ?」
「さっ、流石に一晩も閉じ込めれば大人しく成るので
褒美に公園に散歩につれていきますね」
「こっ。公園に散歩とな・・・。難易度が・・・さらにはねあがるぞ。
そ・・・それは・・・野外露出ではないか?安全確保はするんだろうな?
この変態飼い主め・・・貴様のような奴は・・・・うぐ・・・難易度が・・・」
大ぶりの鶏肉ステーキを口に運びながら蜻蛉一佐が言葉を吐き出す度に
大型犬の躾けの離しで一人勝手に細棒中佐は悶絶し蜻蛉を睨み眼を飛ばしてくる。
「貴様のような奴は・・・大型犬雌犬の飼い主としては・・・うぐぐ・・・
今日の所は・・・その厚切りハム・チーズサンドで我慢してやる。没収だ。変態飼い主め」
何度も言うように犬の躾の話である。きっとそうに違いない。
それとも自分が何か勘違いしてるのだろか。
兎に角明日朝一番で別の基地への転属願いを出すべきかと本気で蜻蛉一左は悩み始める。


【Handler】
一般的には各地で開催される犬種美の祭典に置いて祭典に参加する犬の手綱を引く者を指す。
詳しくと示せばHandlerは祭典に参加する犬の飼い主に変わって其の手綱を引き
祭典・ショーに置いて手綱引く犬の美しさを存分に引き出して観客を楽しませ
より良い特典を審査員に示させるのが仕事で有る。
又。昨今には広義的な意味を含め職業犬を率いて様々な場所で犬と職を成す者を示す事も有る。
Handler。言い換えれば手綱引き人。犬弾人とも言われ読みもする。
Handler其の言葉自体を暗号名とする一人の漢が存在する。
運悪くも本当に犬弾の名字を持つ犬弾も又軍人でありそれもまた厄介な地で
厄介な任務と厄災のど真ん中に見を置いている。


「その後。どんな感じなの?雪斗。いい感じの飼い主見つかった?」
「それが中々上手くいって居ないんだ。しずゑのように良い主との巡りは難しいな」
あの日以来。互いのを下の名で呼ぶようにもなりどことなく逢引でもしてるように
倉庫の隅角や列車の影で身を寄せあうしずゑ大佐と細棒中佐二人。
「何しろ私の様な大型犬・・・否。大柄な体躯の者を好いてくれる輩も少ない。
そっちこそどうなんだ?軍夫との営みは・・・少しは形に成っているのか?」
「それもあまりとは言わないわ。
夫婦と言っても軍中のそれだだし。勿論、情はあるわよ。
でもやっぱり添い遂げるとは行かないと成れば何処か虚しいわ。
爛れ肌もあるわね。気にしないとは言ってくれるけど醜いには変わりない。
優しさって言うけど同情かも知れないし本当は嫌なのかもしれない。
いつかは捧げたいと思ってるけど失うのも怖い。
捧げた後に御前は要らないって言われそうで怖い。
あと・・・責めがきついらしいわ。縄とか道具とか。それに大きいし」
「責めがきついのはやっかいだな。そこに悦を魅い出せれば快楽で有るが
そうでなければ苦しいだけだしな。私も罠とか道具とは経験がないし
多分それはきついだろうな。大きさついては個人差だしね」
何やら一頻り話し込むと辺りを見渡してから唇を二人は重ねる。

「嫁が・・・軍嫁が誰ぞを浮気してるかも知れぬのに態々呼びつけるとは何事か?
この場合探偵依頼してとかに密会の現場を抑えて写真とるのが良いのか?
そもそも内地に残した嫁も軍人であり。留守の間にこれ又軍人の漢に尻を振っておる。
儂の回りにはそんな輩しかいないのか?
一人くらいは儂を好いてくれる者はいないだろうか?弁護士・・・。
それで人形がどうしたと言うのだ?儂は万事萬屋何でも屋では無いんだぞ?」
やっと一人で歩けるようになり腹の膨らみも戻りつつ有るようではあるが
軍嫁の様子が気になり顔色があまりよくないけれどもやっぱり機嫌が悪い且来准尉は
廊下を地均しのようにどすどすと歩き技術者の所にやってくる。
「実は色々と不可思議でして・・・。普段はあまり動きもせずに転がっているですが・・・」
隔離室と言えばもったいぶった言い方ではあるがそれなりの防壁を備えた部屋中で
あの人形が無造作に転がってる。
事ある事に姿を消す軍嫁の様子は気になったとしてもこれも又大事と知れば
頭を切り替え且来は差し出された報告書に眼を落とす。
「記録によると・・・。
日の殆どを床に転がっているように見えるが、眼と言うにはお粗末であるとしても
何かチカチカ光が光っている時があると?それに心なしか以前と比べ顔に表情が見て取れる?
表情だと?人の顔の表情の事か?御主の眼鏡は度がちゃんと入っているのか?
何?観察眼には自信があると?そうじゃなく眼鏡の度数が視力に準じているかと聞いておるのだ。
先月替えたばかりだと?嘘つけ。そろそろ老眼を患う年の癖に。
・・・?
うぬぬ?夜更けに突然身体を起こし這い出すと?
部屋をぐるりと廻る?時に参周?又は六周?。
ふむ?興味深いな・・・。それが楽しそうでも有ると?
御前。馬鹿だろ?人形が床の上を這いずって何が楽しいと言うのだ?
それから時々昼までも身体を起こし何周か這いずるだと?
そっちは何かを確かめるようにゆっくりとした感じ?練習でもしてると言うのか?
御前やっぱり転職しろ。もやしみたいな体してるから行けないんだ。
土方でもやって身体でも動かせ・・・。
だが然し。確かに興味深いし。面白いな・・・」
且来は報告書と監視窓の向こうで転がる人形を交互に見やりもの思いにふける。

「無理である。やはり御前は観るのは良いが魅力はない漢であるな」
普段でさえ固く施錠されている研究室の扉前に態々と憲兵を二人立たせ
立ち入り禁止と人払いを徹底させた上で且来と研究班は実験を開始する。
先ず床に転がる人形はそのままにと完全に孤立した部屋を用意する。
人形がいる部屋とは二つも向こうの倉庫部屋で我慢する。
「実験である。儂の仮説の証明とでも言うのだろうか?」
実験という言葉を引き出してしまうと研究者の眼が妖しく輝く。
言い換えれば結果を出す為にはあらゆる犠牲をいとわない言う固い意志も見て取れる。
だからこそで有るが思惑どおりに行かないと知っても眼鏡の漢は不平を漏らす。
「恥を忍んでこんな格好してるですよ?且来准尉。
もうちょっと優しい言葉を投げてくださいよ・・・妻も子もいるのに」
眼鏡の研究者は皆が望む結果が得られるならと且来が告げた実験内容を実践した。
何故それが必要と成るかはしらないが極力と薄着に成りつまりは下着一枚で。
倉庫の部屋に籠もり、向こう隣の部屋に転がる人形と同じ姿勢を取り床に転がる。
そこから手と腕を使い床の上で身体を支える。
人形は上半身だけだから脚は全く使わない。
床に身体を起こしたらそのまま手でけを使って部屋を三周回って観る。
それがすんだら今度は六周・・・。
持っとも眼鏡の研究員が幾ら頑張っても倉庫を何周しても人形はまったくもって動かない。

「若い淑女にこの様な事をお願いするのは恐縮であるが頼み申す」
丁寧に頭を下げる且来に中々に均整の取れた四肢を持つ女性研究員は頷く。
彼女も確かに抵抗は有るが女性陣の話し合いの果にくじ引きとなり当たりを引いた時は
恥ずかしくも嬉しく心の中で跳ねたのは黙っている。
「参周と六周。それに思い当たる節が有る」
且来は女性研究員と部屋にはいる時に告げる。
打ち合わせ通りに女性研究員が部屋の中で衣服を脱ぐ。
下着姿に成るだけで良かったかもしれないが、彼女は思い切って一切の下着を脱ぎ置き
羞恥心を憶えながらもゆっくりと床に手を付き膝を折り四つん這いになる。
且来准尉の前で四つん這いになれば乳房は引力に引かれ下を向き膝を折れば尻が突き出る。
恥ずかしさと漢に征服されているように錯覚に囚われ漏れる声を口唇を噛んで我慢した

するとどうだろう・・・。
それまでピクリともせず床で惰眠を貪っていた人形が烈火の如く跳ね。
床に腕を付いて身体を支える。比較検証のための記録映像を見比べたとしても
それは離れた部屋に且来の隣で四つん這いになる女性の姿勢と至極近い。
差異があるのは女性には四肢が有るから四つん這いで居られるが
人形には上半身だけである。其の違いはある。
否然し。女性が右手を前に出すと人形も寸分たがわずそれを真似る。
左手を出して前に進むと人形も真似る。
部屋を一周すれば人形も一周部屋を回る。
三周回れば人形も三周回る。
奇妙な事に普段は味わえない快楽を我慢できずに女性があえぐと人形も喘ぐ。
まるで一緒に快楽を味わい知るように無骨な部品を歪ませて表情をつくる。
それは小さくても羞恥と快楽を味わう女性の様でもある。

「すまん。恥ずかしい思いをさせた。許ししてほしい」
実験を終えて且来が女性研究員に頭を下げた。
色々と試し、何周かと部屋を回ったりほかの仕草を試して観たが
自分の身体の構造が許す限り女性の仕草を人形は真似て魅せる。
「あれは本当に人形なのか?明らかに女性の仕草だそ?」
自分に果たせなかった実験結果をはじき出した女性研究員に嫉妬しながらも
ただの鉄屑にしか観えない人形のそれに驚愕を禁じえずも自分が下着一枚であると気づき
大きなくしゃみを二度吐き出す。

「お早う御座います。えっと・・・且来素子さん(?)ですね・・・」
「えっと。お早うです。素子と言うのは芸名で元は漫才師だったので・・・」
昼も近いはずなのに街民と言うのはまちがた挨拶を平気で使うが流行りなのかと
些細な事に且来は頭の中で重箱の隅をつつく。
「もしかして・・・あの且来素子さん?女装してEカップの・・・ああ・・・なるほど
随分と風体がお変わりになったようですね。人生色々渡る世間に百鬼ありですね」
自分でも旨いことを言ったと自慢げに旨を張る年嵩の言った医者に且来は軽く鼻で笑ったふりをして
机の上の電灯台に張られたレントゲンに眼を移し自分より年上の医者に先にすすでくれと促す。
「え~~~。こほん。お気になさっているようですから先へ進みましょう。
余り良い結果ではありません。お気をたしかにとでも言いましょうか?
それでも希望はきっとあります・・・」
陸軍中間管理局内にある軍病院は街中のそれよりも評判は確かに良い。
手足の取れてしまった兵士の処置や死に囚われた者達の為に日夜紛争しているのだら当たり前で有る。
それでも彼らよりも抜きん出た専門医が軍壁の向こうに居ることも確かでもある。
再び軍属と成って凡そ半年の間に随分と大きなな戦闘に身を投じ五十と七名の兵士の命をも
何とか救った行軍の後に且来の体調は悪化する一方である。
他の者よりも大きく立派に突き出た腹をそれなりに結構高い背を有し
拳を握れば粗相した一般兵を殴り飛ばすの等確かに造作のない事であるが
人は人。女装家であってもやはり人。朝起きてやたら元気に猛る日もあれば
共に寝床を温めるはずの軍妻は平気で朝帰りとなればしゅんと心寒く縮む浅も有る。

「きっと。希望があります。元気出しましょう。且来素子さん。Eカップ」
御前。絶対馬鹿にしてるだろ?と言いたく成るほどに古くさい冗談に無理に付き合うが
鯛は腐っても兎に角鯛と言うように専門医である医者の腕は納得の行くものであった。
地獄でもあったあの行軍の時に腰に括った人形に居つのかにま噛まれていたと思ったのは
語弊があったらしい。翌々考えても見ればあの人形を腰に括ったのは自分であるし
あの時期人形が勝手に動いて且来の指を噛んだと言うのは夢の向こう思い過ごしであったのかもしれない。
恐らく動かない人形のその歯や壊れた外装ごしに且来の指手が触ったのだろう。
もっともそれも違ってやっぱり親の敵と近くによって動いた且来の指を噛んだのかもしれない。
論点はそこではなく。その人形には人体にはある種の毒と言って良い分質が含まれていたらしい。
「中々厄介な物質毒でしね」先のレントゲン写真の上に二枚目の写真を専門医が重ねる。
どうやらあの人形の動力系に使われている粘液状のものであり。言い換えれば血液に近い。
且来は何らかの形で人形の血液に接触し手指に負った傷口からそれを吸収したらしい。
この人形血液は人体の免疫防御機構では対処出来ない為にずっと体内に残り続ける。
恐らくは少量で有るにしても且来の体内にはあの人形血液が存在し続けているらしい。
それが持たらす影響は諸々考えられるが目下に影響があるのは其の侵入口付近である。
「現状はともかくとして・・・病状の進行が進めば・・・」
「箸の一本も持てなくなると・・・」思いついた言葉を並べただけだが
それは一番軽い厄災で有るのは一瞬眼を輝かせ其れから頷いた専門医の顔を見れば分かる。
良い薬等有るはずもないだろうからこのままいけば指が堕ちる。腕が腐る。半身を毒が昇りあがり
やがては頭が溶けて堕ちる。顛末を頭に浮かべるのは容易いとも言える。

「且来さん。痛み止め出ましたから。朝と夜に・・・
且来さん?且来素子さんEカップの?・・・サイン下さいっ」
自分に取っては随分と昔の事であっても他人にはそうでもないらしい。
女装家を名乗っていても軍務に付いてから女の服など一度も来てはないのだがと苦く嘲笑うも
受付事務員が差し出した誰かのカルテの裏に現役時代のサインを流し崩して書きなぐる。
「何処か旨い饂飩屋でもないだろうか?」
機嫌よく且来が書いたサインを胸に抱きキラキラとした眼を向けてくる受付嬢に問を掛け
その日。しばらくぶりの病気欠席の一日の半分を持て余す且来である。

Handler。
一般的には各地で開催される犬種美の祭典に置いて祭典に参加する犬の手綱を引く者を指す。
詳しくと示せばHandlerは祭典に参加する犬の飼い主に変わって其の手綱を引き
祭典・ショーに置いて手綱引く犬の美しさを存分に引き出して観客を楽しませ
より良い特典を審査員に示させるのが仕事で有る。
犬弾とも呼ばれる職業を営む者に飼われた犬。基に一度でも躾けを施された犬はそれを忘れない。
三つ子の魂百と十までと言われるようにも酒や煙草を憶えた人が其の悪癖を止められ無いと
同じに犬も又、それを忘れない。
Codename・弐ⅱと名付けられた其の猟犬は主人に現在[待て]を言いつけられた状態で有り
待機中を余儀なくされたいた。自由に過ごして良いとも取れる命令であり弐ⅱは自分の
趣向に会う相手を見つけては自由奔放に生きている。
時に服従する事もあれば脚で相手を踏みつけいたぶる事も多々にある。
大抵の場合。選んだ獲物は当然に弱く見窄らしく容易く自分の脚に屈する。
それが面白いと思う事も多々と在っても時に自分の主人を思い出し。
大きな手で床に頭を押さえつけられて動けなくなる快楽が恋しいとも思う。
犬と言う動物は其の先祖の頃か群れの単位で生活し其のリーダーたる物に常に従う。
人種人類を友としてからは主人と言い換えたほうがいいだろう。
彼女は待てを言いつけられ久しく一人服従を余儀なくされる快楽に飢えている。

軍食堂の料理人は腕が良い。
特に且来は軍嫁しずゑとはちがい。癇癪を起こし詰問攻めにする事もしない。
何時もにこにこと顔に笑みを浮かべ旨い飯を振る舞ってくれる料理人と配膳係には
日々に敬意を持って接している。それでも久しぶりの軍壁の外に出ると屋台の匂いに鼻が疼く。
病院の診察結果は取って思わしくもない不安の布で心を覆う。
いとも簡単には拭えないであろう不安で在っても元来食いしん坊であればこそに
屋台の買い食い巡りの誘惑には逆らえない。診断が昼前の前後に終わったならば
残りの半日は屋台巡りと街中の匂い香る食堂を梯子しても構わないだろう。
腹にたらふく食い物を詰め込んで軍床に帰ってもどうぜ一人で寝台に転がるだけである。
情と絆は在ったとしても夜遊び回る雌猫は朝に誰かの匂いを纏って布団に潜りむだけである。

其の犬は殺気ひとつと纏わわずに且来の背後に回り込む。
確かに我慢強くない且来がきちんと参分程も列に並びやっと手に入れた牛の牛筋の骨付き肉の
串焼きの最初の一塊を歩きながらでも口に放り込んだ瞬間であっても軍属であり一兵卒でもない
且来の背を取って魅せた。一瞬前に通りの向こうから歩いて来た姿は眼に映ったかもしれない。
警戒を怠るべき時でないとしても戦兵の感は眠らないはずである。
それなのに其の犬は且来の背後ろに潜り込む。
「極度の戦闘体験による加重心的外傷症候群。恐らく数年前の過去に置ける頭部打撲痕に
影響するほぼ定期的な偏頭痛。長年続ける悪癖・暴飲暴食による内蔵の拡張と脂肪過多。
神経毒に類似する毒による右手及指の損傷と神経麻痺・これに付いては特殊な解毒薬にて
長期治療を要するがほぼ完治と成る事が認められる。下半身は正常に機能していると
思われるが男性器に極度のうっ血が観られる。恐らくはパートナーとの不仲が
原因と考えられ早期の放出が肉体的にも精神的にも良好な結果を促す」
TV局のアナウンサーの練習用の原稿より長い文章をすらすらと読み上げる声が聞こえると
褒美とばかりに列に並んでも二本しか替えなかった牛筋の骨付き肉の串焼きを
手に持つ袋から其の犬は無造作に牙をむき出しにして喰らいつき噛んで呑むと
口の周りについた汁を朱い舌でべろりべろりと舐め回す。
手に握る残り半分を犬に取られるかと焦り串を口に放り込むとやっぱり汁が
口の周りにべったり残る。眼の前の犬は且来の胸に前足を添え背伸びしつつも
顔を寄せて且来の顔をべろべろと舐め回す。
「こら。こら。やめろ・・・。人様の顔であるぞ。」
叱ってみても自分が満足するまで其の犬はやめようとせず。
自分が納得すると尻尾を振って有るき出す。それは付いてこいと且来を導いているようでもある。

奇妙な事にその犬は優雅で仕草で且来を誘いそれから弁えても致し知ってもいるように見える。
いくつかの通りを曲がり歩道を渡り辿り付くのは且来には縁のない高級ホテルの前で止まる。
ドアマンとも顔を知る中で有るのだろう。挨拶さえも交わす。
其の犬は且来を呼ぶようにしっぽを振り通り向こうからドタドタと歩いてくる且来を待ちもする。
絢爛豪華の逆に質素であるが上質な家具が並び落ち着いた雰囲気を醸し出す
ホテルカウンターの前で犬が無言で待つ。まるで部屋を取れと言わんばかりである。
「倭之御國帝国陸軍・中央防衛列車管理局所属且来素子准尉で有る。
部屋を一晩お借りしたい。支払いは現金で今払う。それから電話をお借りしたい」
其の犬は一度吠えるがそれには歓びが交じる。まるでとても遊び甲斐のある玩具でも見つけたかのように。
ホテルのコンシェルジェは初対面で有るはずの且来に少しばかり上等な部屋を容易する。
それは且来の出で立ちを観て部屋を選んだわけではなく隣に
寄り添う犬の事を良く知ってるからなのだろう。
食べる事にしか金を使うことを知らず。今日までしばらくの間軍事基地に籠っていた且来でも
十分に支払える部屋代で有りながらも防音防弾セーフルームを兼ね備える其の部屋は
政府の要人を初め犯罪者が負ってから身を隠すのにも当然約に立つ。
一度部屋に脚を踏み入れ中から鍵一鍵かければ外部とは完全に隔離される。
人が入る金庫室と思えばいい。
ホテルロビーからエレベーターの入り部屋がある階層に上がる。
エレベーターには他の人が居なかった物の廊下では他の客とすれ違い
部屋の掃除を担う従業員もいた。其の犬はこれは自分の仕事であるとばかりに
すれ違う客の様子を伺い。犬の姿を観て頭を下げる従業員さえ香りを確かめ警戒を怠らない。

こういう事をあまり得意としない且来が部屋のキーカードを使うのに手間取ると
何か楽しそうに眼をパチクリさせて犬が手伝う。
部屋にはいると且来が施錠したのにも関わらずも再度自分で確認しそれから
縄張りを確認するように主部屋もバスルームもベッドルームも簡易キッチンの隅まで
自分の脚で歩き確認する。盗聴といえば大下座であるがそれをも想定しての事だろう。
軍で言う所の安全確保動作が終わると其の犬は且来に対しクイっと上げて教える。
恐らくは決められたルールに則り全ての行動を終えると。
その犬は服を下着を剥ぎ捨て肌を晒し床に脚を付いて服従の姿勢を取る。

良く訓練された猟犬は良き主人を求める。
頭のどこかでそんな噺を聞いた事が在ったとしてもホテルの一室の床に
全裸で犬の様に伏せる若い女性を猟犬と呼ぶのは正しくはないだろう。
何がおきてるかをこの状況で把握するのには無理がある。
それでも真っ直ぐな眼で且来を見つめ返す猟犬の女は尚真っ直ぐに且来を見つめる。
「これも又じゃじゃ馬のな犬に懐かれた物である」
且来も又、軍人であればこそ肝は座る。
下手をすれば噛みつかれる可能性もあるにも関わらず猟犬の女の頭に手を添え
床に押し付けて問う。
「名前は・・・?」
「Codename・弐ⅱ」
「ふむ。何者だ。誰に躾けられた?」
コードネームと云うのは諜報員が使う言葉だ。
公表されない軍事計画・武器も若しくは諜報関係でも多く使われる。
弐ⅱと言うのも暗号名に近い。親が子供に付ける名前で無いであろうから本名では無いだろう。
単純に猟犬の女の呼称であるのだろう。
「倭之御國海軍第参諜報部工作猟犬・弐ⅱ。
Handler・犬弾様に躾けて頂きました」
且来は自問する。陸軍内部にも諜報部はある。海軍に在っても当たり前であるが
工作猟犬と言う言葉は初めてある。時に良く躾けられた女は抑圧され思考までも抑制される事もある。
自分自身の事を何か違うものであると錯覚することもありえる。
且来を呪う雌犬の女もそれに近い。
「待てをさせられているのです。ずっと待っているのです。
頭を伏せる相手もいません。・・・もう限界です・・・無理です」
且来の手は大きく重い。アルミ缶等を手の平で潰すことも出来る。
その手に抑えられ床に顔を押し付けられているのも関わらず猟犬の女に声が上わずる。
ずっと待っていた。待ち続けていた物をやっと見つけた子供其の物のように。

「良し・・・」
且来は其の過去に犬弾と言う人物が猟犬の女に枷られた呪縛を解いた。
極めて短くそして余り深くも考えずに呪縛の枷を解いた。
脱兎の如くとは言わずとも呪縛を解かれた猟犬の女は四肢で床を蹴り
且来の身体をソファに押し付けると直ぐに衣服を剥ぎ取る。
突然のそれに準備が未だの一物を掴むと匠に扱く。
犬の顔前に餌を出して待てと命じればそれなりの時間は待つだろう。
それは主人が側にいて信頼の絆があればこそである。
且来にも良くとわからぬ事情はあろうども本能に任せる儘に乳房を嬲らせ
唇を奪い舌を絡め唾液を吸い上げる。
且来の軍嫁は知識も浅く怖さもあるのだろう。
軍嫁のしずゑが上手く出来ず先へ進まぬ夜が続けば身体だも猛る。
あっという間に熱を持ち固く成る一物を猟犬女弐ⅱは嬉しそうに女襞に入り口に充てがう。
ぬるんと女襞の中に一物が入る感触が互いの身体に伝わる。
「ああ。主様。主様。長い。長いの いきなり膣壁叩いてる。ああ・・・気持ちいい。」
腕の中で声をあげると腰に手を充てがわせ自分が一番感じる体位を求めると其の後は止まらない。
じゅぼりじゅぼりと音を鳴らし女襞が一物を咥え込んでは吐き出す。
「はっ。はっ。主様。素敵。もう我慢しない。我慢なんかしない」
且来に腰を抑えて貰い膝に力を入れて身体を持ち上げそのままの勢いで腰を打ち付けてまた浮かす。
盛のついた犬とは欲言えども弐ⅱは貪欲に且来の一物を求めて止まらない。
昇りつめ一物が白濁を吐き出すと直ぐに体位を変える。
床に手と膝を付き尻を突き出して一物に女襞を押しつける。
襞と穴をこすりつけ妖しく尻を振って直ぐに強請る。
「主様。主様。犯して。前も後ろも全部犯して。私を白濁まみれの犬にして」
弐ⅱは顔をこちらに向けたまま尻を高く上げ一物に押し付ける。
答えるように猛りを取り戻すと尻に手を付き反り返る一物を穴に入れる。
「犯される・・・犯される・・・主様の一物に尻穴犯される・・・」
且来にも自分にも良く聞こえるように声を上げ喘ぎ手と四肢を揺らして喘ぐ。
自分で身体を前後に揺らし一物の根本に尻穴を打ち付け苦しそうにも快楽に酔い強請る。
「下さい。下さい。主様の白濁。私奴の尻の穴汚して下さい・・・ああ。気持ちいい」
短く刈った髪を揺らし頭を振って強請れば一物が猛り女襞の中で膨らむ。
「良いの。良いの。好きなの。こうやって犯されるの。堪らないの。」
ぱんぱんと肉と尻がぶつかる音と汗が飛ぶ中に弐ⅱは新しい飼い主を見つけ
従順にも激しくも尻を打ち付け首を上に反らせて快楽を貪る。
「ああああああああああああ・・・あああぁぁぁぁぁ」
昇りつめ遠吠えを上げ床に倒れ込めばぬるりと一物が抜け弐ⅱの尻穴から白濁が垂れて堕ちる。

弐ⅱと言う猟犬の雌は欲しがり強請る。
其の度に体位を変え腰を振り快楽を貪り酔いしれ吠えて倒れこむ。
女襞にも尻穴のなかにも白濁が注がれそれでも飽き足らずと一物は白濁を吐き出し
しなやかに唸る脚にも腰も汚し戦いに邪魔にならない程度で在っても
十分に大きな乳房に溜まりを作り飛沫が乳首には跳ねる。
猟犬独特の鋭い牙を隠す口を開け白濁を弾けるのを受け止めると喉を鳴らして呑み込み
顔のに掛かるとも言うのに瞬きもせずに受け止める。
顔どころか髪の毛にべっとりと絡みついても気にぜずに又に口を開けは一物を手で扱き
白濁を強請り恍惚と眼を潤ませて又扱く。

新しい主人の白濁で全身汚されるとやっと気が済んだらしく弐ⅱは且来の手を引き
バスルームへと誘うが纏った白濁を洗い流すと壁に手を付いて尻を突き出し又強請る。
互いの素性もよく解らずにも互いの身体を貪り続けそれは翌日ホテルのチェックアウト寸前まで続く。

且来が海軍第参諜報部の工作員弐ⅱと中央管理局に帰ってきたのは確かに翌日の午後であるが
その夜の遅くまで軍嫁は私室には帰ってこれなかった。
其の頃にはすでに弐ⅱは部屋にこびり着いた他の女若しくは犬の体臭を自分のそれで上書きしていた。
つまりは意外とだらしなくも部屋を汚すしずゑに変わり読みっぱなしの資料を整頓し
誰の物とも知れぬ女物の服を洗濯し溜まった食器を洗い棚に並べ片付ける。
仕上げにベッドに上がり込むと毛布に身体をなすり付け自分の匂いでマーキングする。

軍務にも色々有るが身体を動かすのは得意でも書類と格闘するには大嫌いとなるしずゑが
昨夜はことわりもなく帰って来なかった軍夫の元へやっと返ってくると
ソファの上に座る膝に黒いキャミソールの女が頭を乗せて甘えている。
「誰?それ?浮気者。新婚なのに浮気者。変態っ。連絡もよこさずに浮気してたのね」
総じて戦場に身を置く兵士達は状況判断の速さは瞬間湯沸かしより早く
感情の切り替えは砲身から打ち出される砲弾の初速を遥かに凌駕する。
「浮気者。浮気者。契ったじゃない。態々高い酒で契ったじゃない。
軍婚て言ったって情は湧くわよ。女だもの。命だって救ったじゃない。
なのになのに。私が処女だからって。肌が爛れてるからって変な同情いらないわよ。
ちょっと私が下手だからって。連絡もよこさないで。隠し事までしてるくせに。
あんなに大きくなるなんてしらなかったのよ。どうやって咥えろっていうのよ。
やり方なんてしらないわよ。教えなさいよ。この大馬鹿変態おでぶのでぶのでぶ。
あれ?何で部屋が片付いてるのかしらん?」
烈火悪鬼の如く大声を上げしずゑが癇癪を起こす。
その様に驚き且来の膝の上から弐ⅱが顔を上げるた直ぐ生あくびを噛んで又甘える。

「浮気を軍婚の破断に繋がると一大事と言うならば
儂は確かに浮気した。此処に居る海軍第参諜報部の猟犬・弐ⅱと性交したからな。
軍の嫁が居るにも関わらずだ。弐ⅱの四肢と己の強欲に負けたと認めよう。
軍に復帰して寝台を温める軍嫁との御伽が上手くいかなかったのも有る。
御前の肌が爛れてるのは気にはしておらん。儂にだって傷は有る。
傷の一つもない戦兵等など一人前の兵士と言えるはずもない。それは誇って良い事である。
それは・・・ともかく。自暴自棄に成ったのも確かである。
儂とて人の子。でぶであっても尚人の子だ。」
「極度の戦闘体験による加重心的外傷症候群。恐らく数年前の過去に置ける頭部打撲痕に
影響するほぼ定期的な偏頭痛。長年続ける悪癖・暴飲暴食による内蔵の拡張と脂肪過多。
神経毒に類似する毒による右手及指の損傷と神経麻痺。
この症状が進行すれば指の壊死・手の壊死・上半身の壊死による内蔵壊死が想定される
下半身は正常に機能していると思われるが男性器に極度のうっ血が観られる。
恐らくはパートナーとの不仲が原因と考えられ早期の放出が肉体的にも精神的にも良好な結果を促す」
そこまで黙って且来の膝の上でくつろいでいた弐ⅱが頭を上げニュース原稿如きの長文を読む。
「こら。ばらすな。弐ⅱ。言わなくて良いことまで言うな。
基。御前だって何処ぞの漢と浮気してるではないか?
毎夜とは言わずも帰りが遅いなど当たり前。棚にぼた餅放って投げて儂を責めるか?
これを軍婚の破断と言うならそれでも構わんぞ。
拾って貰った命であるが縁の結びは無いのかもしれん」それ相当の覚悟で吐いた言葉は重い。
「わっ。私の浮気って・・・それはごにょごにょ・・・」
「ごにょごにょを自分の口で言うのか?御先祖様が腹で茶を沸かすぞ?
今日の話は此処までだ・・・。儂も御前も疲れてる。
粥を作って置いたんだ。一晩好きに過ごしたからな。
詫びとも言わんが國産宮京の倭牛の肝入梅ジソ餡掛け粥だ。」
「高いやつじゃん。すごく。お替りあるのよね。お替り」
「わんっ」弐ⅱが意地悪げに一つ吠える。

「んっ。んん・・・あん・・・駄目・・・そこ舐めちゃ・・・
はっ。ちょっと。何してるの・・・この子。あん。お上手。
違うって。貴方の寝床はあっちでしょ・・・ああ・・・良い。素敵。
いや・・・だから・・だめ・・・逝きそう・・・ああ・・いっちゃう・・・」

「何だ?御前にしては珍しく朝だと言うのに呆けた顔をしてるな?
さては昨夜の粥をこっそり夜中に漁って食いすぎたか?太るぞ?」
心配事があるのかいつもよりすこし早めに眼を擦り隣に眠る軍嫁に声を掛ける
妻は黙って掛毛布をバサリと捲った。
「随分とふしだらに躾けてらっしゃるのね。この子の飼い主様は」
嫌味の一つも言ってやらないと気がすまないと不機嫌に且来を睨むしずゑ。
昨夜に御前はソファで安めと言ったはずの猟犬弐ⅱはしずゑの乳房の谷間に顔を埋め
その手は片方の乳房をしっかりと掴み乳首を弄り股ぐらには太腿を擦りつけて寝息を立てている。
「これで熟睡出しろと言うのはどうかしてるのよ。
一晩中よ?ひ・と・ば・ん・ま・る・ま・る。何回逝かされたかわからないわよ」
離婚覚悟の喧嘩の最中だと言うのに一晩中飼い雌犬女に身体を好きに勝手に嬲られば
喧嘩腰になれるはずもない。それでもぽふぽふと軍夫の頭を殴るしずゑの怒りは収まらない。

海軍諜報部の工作員と云うのは陸軍とそれよりも優秀らしい。
猟犬弐ⅱと言う女は半日も立たない内にどっこからか征服を調達してくるかと思えば
次の日には基地内を彷徨く様になり二日目には独自の情報網まで基地内に構築して魅せる。
「貴様か?後藤二佐と云うのは?」独特の容姿でありながらも艶やかな仕草の道筋大佐。
「貴様は犬を大型犬と中型犬を飼ってるそうだな?」異国生まれで随一のスタイルの良さを誇る細棒中佐
最近特に一緒に二人が一緒に居るのを多く見かける。然し余り歓迎されてない噂も聞く。
彼の二人は別々で在っても犬の飼育方法に拘りがあるらしい。
何処から仕入れてくるのか知れずとも自宅なり軍室でありで犬を飼ってる兵士を見つけては詰問してくる。
それも兵士が僅かな楽しみとしてる食事時に必ず現れる。其の日の獲物は後藤だった。
「貴殿は大きいのと小さいのをかってるらしが・・・」
軍帽を脱げば背まで伸ばした噛みがはらりと堕ちる。その髪を指ですいて耳に掛け声をかけるのが道筋大佐。
「所謂。多頭飼いと言うやつだ?二匹は上手くいってるのか?御前との中はどうだ?」
其の出身もあり倭言葉に訛が時折交じるが寧ろ心地よい抑揚で話すのが細棒中佐。
何方も基地内では男女の隔てなく羨望の眼差しを集める二人の組だ。
「じっ自分は多頭飼を最初からしようと思って無くて
自分の貯金で大型犬を飼ったあとに妻がどうしてもと言い張り・・・」
「貴様の事情はきいておらんぞ。犬の事をきいているのだ。減点5」
減点5って何なんだと頭に浮かぶ前に道筋大佐がコロッケと半分奪っていく。
「し。失礼しました・・・。犬同士は上手くやってるようです。
時々おやつの取り合いをしてるようですが・・・」
「それは御前が多く与えてやれば良いではないか?
喧嘩しないように餌皿を二つ容易するとか工夫でできるだろ?減点10」
「いえ。あっ。はいそうですね。」
抑揚のある声で鋭く指摘するかと思えば何時点数が出てきたのかわかないけど減点される。
減点されれば飼い主の食事が減っていく仕組みらしい。後藤の盆からシチューが消える。
「そっ。それは好物なのに。グスン。・・・自分との中は・・・
大きいのは好きで自分が飼い始めたので仲も良いと思いますが。
小さい方は気が荒く噛みついてきて振りほどくのが大変で・・・」
「それは嫉妬じゃないの?貴殿が大きいほうばかり手を掛けたり
きっと可愛がって欲しいから気を付けてるんじゃなのかしら?」
「可愛そうじゃないか。自分が好きだからと言って不平等に犬を扱うなど言語道断。
貴様に犬を飼う資格が有るか疑うぞ?夫婦仲もうまく言ってないだろ?
自分ばかり好きなことやって奥方殿に迷惑かけているのではないか?減点80点」
さっと道筋大佐の白い細い手が奔り後藤の盆が目の前から消える。
「後藤二佐。どうやら貴殿は性根を叩き直す必要が有るらしいな。
勅命だ。本日より鉄道管理局社会法課更生室に転属を命じる。
そこで一週間程自分を見つめ直し奥方様と二頭の犬への考えを改めて考えて来い」
それまで穏やかな声であった道筋大佐が険しく顔を顰めて一括する。
「犬の気持ちは人には解らぬが。扱い方を身れば人が観えるぞ。二佐。
貴殿は犬ところか人の気持ちもわからんらしいな。それは軍務にも観てとれるぞ」
たかが犬の話であるが考えてみれば確かにも一理あるのかもしれない。
後藤二佐は犬の話では在ったが自分の軍務にも影響が出ていると指摘され
5日間の奉仕更生活動に精を出し素直に反省しその後家事を妻と半分つづ熟すようになり
二頭の犬に別け隔てなく向き合う様になる。

後藤二佐から取り上げた盆の上の海老コロッケを仲良く二人で分け合っていると
しずゑの背後をするりと影が流れ指に電文紙が挟まれる。
【漢縁之御國・敵性陸の其の船。壱番艦撃沈す・災い来たり】
「当番兵っ。片付けて置いてくれ。すまぬ」道筋大佐と細棒中佐が跳ねると声も飛ぶ。
倭之御國中央鉄道管理局の兵には吉報ではあろうが厄災に巻き込まれる者もいる。
誰あろうその日も自室療養待機の且来でありて彼の知らせは真っ先に海軍の猟犬が届けて聴かせる。

且来と軍妻と其の共に凶報届いてから凡そ四時間後。
中央鉄道管理局の戦駅に猛々と煙吐き上げ汽笛猛る軍装列車が到着する。
厳密に時刻表に則って運行されるはずの物とは違い。特別武装列車であった。
先頭機関車は最新型の逆輪機構を持つ二重鉄輪を誇り馬力も過去最高とも謳われる。
武装車両も兵員車両も最新であれば温かい食事を提供する食堂車両まで付いている。
中でも敵性陸の船に対抗するべく新設計された武装兵器は現状までの列車にはない。

駅付きの車掌が規則に準じ頬を膨らませ笛を鳴らすと新型列車から兵団が降りてくる。
彼らは良く訓練された兵士共であり先頭にて軍靴をコツコツと鳴らす将官に続く。
それも又に普通の兵装とは違う黒い生地布を基調とし緑色の兵団記章を胸に嵌める。
彼らは将官の後に続き中央換装広場に列を作り並ぶと軍靴の踵を鳴らし旗手が部隊旗を高く掲げる。

「我ら。第四十六特殊鉄道師団で有る。
本日。ふたまるヨンハチ時において敵性漢縁其之國。
通称陸の船・壱番艦を我が特殊武装列車影蜘蛛号の主砲に撃破したと報告せり。
続いて弐番艦・参番館の撃破任務遂行の為。本中央管理局を基幹基地として活動を申請する。
司令官の出頭を求む」
喉から絞る声は良く通り吐いた言葉は管理局の兵士に感銘を与える。
自分達が過去に痛めつけられ攻撃ところか仲間の救助がやっとで在った敵艦を
見事沈めたとなれば歓喜と称賛を与え手を打ち鳴らすのを誰も惜しまない。
四六特団と呼ばれる師団を歓迎し兵共が歓喜に拳を上げ取り囲む。
師団長はやたら髭を伸ばし恰幅の良い司令官が近寄ってくると歩を進め
「貴方が中央管理局司令官殿であるな。
私は第四十六特殊鉄道師団を務める西井守光秀縷々大佐である。先程の件了承頂ければ・・・」
師団長西井守光秀縷々は礼儀正しく敬礼を握手をしようと手を伸ばす。
ところが髭面の恰幅の良い将官は手を後ろに組んだ儘に気先ずそうな顔で眉を潜める。
「僕がこの中央管理鉄道局をお預かりしている司令官代理です。
敵性戦艦の撃破おめでとう御座います。兵の皆も感涙に咽ぶでしょう。
但し通達では燃料と資材の補給後に第四十六特殊鉄道師団は折り返すと聞いてます。
此処を拠点としてとは現在聞いてません。
恐らくは何かの手違いであるとは思いますが、確認取れるまでは補給作業だけ行います。」
未だ幼顔の新兵が一歩前にでると淀みなく正確に現状を告げる。
隣で髭面の恰幅の良い将官が云々そうであると頭を上下に振って頷く。
西井守光秀縷々は其の気迫に唖然とし握手を求めた手を下げる事もしなかった。
この基地の現状についても報告書に眼を通しては在ったし以前の救助作戦の後に
若干の人事の変更があったともうろ覚えではあるが記憶もしていた。
真逆それが基地の全てを仕切る司令官の移行であり代理を務めるのが
幼顔の新兵だとは思いもいしない。
敵戦艦を撃破し意気揚々と凱旋するは良し。
否然し拠点基地に出来るはずの司令官代理との行き違いは遺恨を残すかもしれない。
この場をどうするべきかと悩でいると必要以上に頭が回り仕事ができ副官が
今は出来る事も成し。現状やむなしと知ったと認識し師団に移動を命じる。

西井守光秀縷々大佐。
すらりとと背も高く長く伸ばした髪を結い上げもせずにその上に軍帽を乗せる。
少々細身過ぎる身体であり狭い肩幅に逆らいこれもまた一段と大きな乳房を揺らす。
鍛えた腹はうっすらと6つに割れ狭く描いた腰下にはこれもまた大きな尻がドンと構える。
漢の手を三つも四つも乗せても未だ尻肉が余るとも言われるくらいで有りも
乳房を根本から縄で幾重に縛っても縄の間から乳房が重くはみ出す。
後ろ手に括ったはずの手さえ漢の一物を扱いて離さずに口で舐め回し
二つの穴に入れ嬲られるのを歓びとしお気にいりの師団兵と夜な夜な乱交してるとも
真か嘘かの噂が絶えない。
西井守が名字となれば光秀縷々が名前であり。
且来の妻道筋噂徳しずゑと同じ形を成す旧家名家の生まれ育ち地を示す。
倭之御國のそれは女子の名前に名字を先に示し次に漢親の名最後に名前と綴る。
つまりは光秀と聞いても男性とは限らず続く名が縷々と成ればやはり女性である。

基地の中を取り巻きの師団兵と散々に探し回り
[今日の饂飩は鹿肉のかき揚げ・乗せ卵は一人弐個まで]
ひらひらと風に舞う暖簾はためく食堂の饂飩コーナーの一角でやっと目的の人物を見つける。
西井守光秀縷々はツカツカツカと軍靴と愛用の錫杖を床に突いて歩み寄り
コツンと錫杖を床に突き立て柄に手を添え喉を絞って声を上げる。

「且来素子准尉。
私は西井守光秀縷々大佐で有る。先日の女装家連隊とやらの敵陣からの逃亡行軍見事で在った。
どうだろう。その駄肉のついた腹を我が師団で生かして見ないか?
我が師団に入れば今よりもっと成果を上げられるし給料も上がる。
良いことつくめだ。私が直々にその腹を絞り鍛え立派な兵士に鍛えてやろう。
こき使ってやるから覚悟しろ。何せ私等は壱番艦をこの手で沈めたのだからな。」
意気揚々にも高らかに当然答えは一つしかないと言わんばかりに強引である。
その誘いに。今に正にと鹿肉のかき揚げ饂飩に二つ卵を乗せ啜ろうとしていた且来が箸を止める。
「断る・・・。饂飩が伸びるのでな」一言告げて箸を上げ饂飩をズルズルと啜る。
「なっ。何だと?私を愚弄するのか?
貴様らでも倒せなかった陸の船を撃破した我が四六特団の入団を拒むとな?
私直々の誘いを断る馬鹿等いるはずもない。皆手を合わせて入れてくれと拝むに決まっている。
でぶの癖に。でぶでぶおでぶの変態野郎。腹に貯めた脂肪に埋もれて死ぬが良い」
一度誘えばどんな漢も鼻を伸ばし鍔を貯め自分の身体を視姦し自分の誘いと願いを断るはずの
漢も無い光秀縷々の人生で初めて且来が其の願いを一蹴する
「この腹に溜め込んだ脂肪のお陰で三つの担架板を引いて行軍出来た。
御前の隣の痩せっぽちにそれができるのか?背中に参人背負ってだぞ?
それにさっきから敵船撃破と鍔を飛ばすのは貴殿の勝手だが。
あれは先に海軍が線路を封じていた。それにあれから何日たつんだ?
我軍の列車が通る度に的にされるかも知れぬのにいつまでも兵を留めて置くのは馬鹿だろう。
動かぬ人形砲弾も撃ってこない船に遠くから撃って当たらぬ砲弾打ちはいないだろう。
手柄手柄と煩いし・・・死んで行った戦友の敵撃ちを勝手に奪い取り上げたのは何処の師団だ?
・・・ほら観ろ。いわんこっちゃない。饂飩が伸びてしまったじゃないか」
且来は時に機嫌が悪くなると良く口が回る。時に回りすぎるくらいだ。
それでも回りに届かない様にとボソボソ口に籠もらせたつもりであっても
元の職業が漫才してあるから声は通る。
なるほどなるほどと顔を見合わせ頷く兵士も少なくはない。
この時先に奔るのは戦の結果戦果でありその詳細は後世の戦時評論家が評価を下す。
とりわけこの時点では宿敵である陸の戦艦が破壊されたと言う事実が先に奔り
その状況や詳細は中間管理基地作戦指揮所でも分析の最中であった。

「おのれぇ。このでぶのでぶでぶの癖に。担架板の二つや三つ引いて魅せるわ。
逃げ出すのがやっとだった癖に。敵に砲弾も当てられなかったくせに。
御前の妻も妾も恥知らずの雌犬であろう。
その駄肉のお陰で逃げ果せたとしても一兵たりとも撃ち果ててはないではないかっ?
御前のを生んだ母上もこれを聞いたら、嘸に無念と咽ぶであろう。
つでにきっと御前ににて駄肉のついた母であったろうな。」
よほどに思った事が上手くいないと癇癪を起こす癖も光秀縷々には有るのだろう。
後ろに並ぶ将官は元より隣で必要以上に仕事が良く出来る副官も慌てて光秀縷々を止めようとする。

ぴしりとその場を覆う空気の板に日々が入る。
ゆくりと且来が饂飩杯から顔を上げぽろりと箸が卓に転がるちゅるりと口からはみ出た饂飩を啜り
のそりと且来素子鏡蔵が腰を上げ背筋を伸ばす。それは熊が動く様だ。
のそりのそりと草履を滑らせ床を歩けば山が動くその様だ。

この時仕事がよく出来る副官は気づく。
且来准尉が四六特団の入団を断ったのは正当な理由が有った。
それは軍服の下に見えて隠れた病院着にある。且来准尉は医者に軍務への復帰を止められて居る。
先日の怪我の治療が長引いているのだ。少し遅い時間に食堂に姿を表し饂飩を何杯かと啜るのは
好物で有る以前に消化の良い食べ物であるからであり食後に薬を飲むためだ。
今日にだって当人も前線に立ちたいのは山々だろう。
それを医者が正式に停めているのに他の部隊に来いを大声で命令しても無理が有りすぎる。
出来ない事であるのだ。

杖を突き柄に手を添えて構える光秀縷々の対面に且来がのそりと立つ。
頭二つも背丈が違うと流石に光秀縷々も首を上げて且来の顔を睨むしか無い。
度々に軍の上司が部下を愚弄摺る事は在りもせずにも元から強情なのか黙って且来の顔を観る

「儂の父は研究家だった。儂の身体は父親ゆずりだ。親よりも良く食べるから腹に肉が付く。
母は小柄で優しい御方だった・・・。
軍属でな。先の大陸大戦で戦友を背負って砲弾の中を逃げて奔ったそうだ。
生憎と地面に飛んで弾けた鉄破片に半身千切れて絶命為さった。
これ幸いに背負った戦友は負傷したとはいえ命は拾ったとも聞く。
確か・・・徳光・・・と聞かされたが?果てと貴殿の父名は何て言ったかな?」
ふるふると柄に乗せる光秀縷々の手が震える。
初耳であった。たしかに光秀縷々の父も元軍人であり今でも健在であるが片膝の下から先を失い
車椅子に身を鎮めるものの光秀縷々には愛情をいつも注いでくれた。
たった今自分が罵倒し其の母にも汚言葉を投げたばかりであるが
その母が自分の父の為に命を投げだし救ってくれた恩人で在ったと成れば愚行でしかならない。

「あなたぁ~~~。薬忘れてるわよ。薬。偉いでしょ?
私って良い妻でしょ?処女だけど。しゃぶるの下手だけど。寧ろ手で擦るのしかしないけど。ぷぷっ
先生が診断するから早く来いって。巨乳の女医よ。巨乳の。貴方好きよね。巨乳。
それから弐ⅱちゃんが首輪括って散歩行きたいって・・・あら?取り込み中?」
誰も居ないと思ったのか。それとも態々と声を張り上げ助け舟をだしたのか
且来の軍妻道筋しずゑ上級大佐が食堂に顔を見せる。
「軍務ご苦労さま。西井守光秀縷々大佐。ただの大佐殿
私の軍夫に用事が有るなら先に軍務局に一々先に申請出して貰えるかしら。
この人もやっぱり癇癪持ちでね。炉に火が入ると列車の一両くらいはひっくり返すし
後ろの坊や達の脚の骨なんかぼきぼきと・・・あら。貴方かわいいわね。御名前は?」
夫の前で四六特団の兵士を堂々と物色するとは肝が座る道筋上級大佐である。
言うだけ言うと饂飩に未練を残す軍夫且来の腕を引き食堂を出ていく。

「ありえん。我らは栄光有る四六特団であるぞ。
それが何故。この様な仕打ちを受けなければならんのだ。
うっ。饂飩の具が野菜かき揚げだぞ?車海老の天麩羅ではないのか?
戦勝祝いがかき揚げ饂飩ってなんだ?
寿司は寿司でも稲荷寿司と干瓢ま巻きだぞ?何だあの司令官と馬鹿おでぶはっ」
食べ物を粗末に摺れば悪鬼が変わりに厄災をなげてくるぞと言われるのに
光秀縷々は癇癪収まらず皿をひっくり返す。
陸戦艦を撃破したのは事実であり明白な戦果で有る。
中間管理基地に属する兵士にとっては正に鬼門の厄災であり
それを見事に払って魅せた四六特団に手を合わせて拝むところか
通達の行き違いが確認できないからと小童司令官代理とやらは
一応の譲歩は次回作戦時までは拠点の使用を概ね良しとする。
他の兵士共も比較的好意的に四六特団を受け入れてるとも見える。
徳光縷々や四六特団将校を見かければ軍靴をならして敬礼を成してもくる。
否然し一部の将校や兵士・基地の重要な部分を担う兵員や部署には快く迎えるには早いと風潮もある。
特に徐々に負傷から回復し再び前に進もうとしはじめたばかりの女装家連隊に取って
その要と成る且来准尉に喧嘩を売ったのは随分と不味く後まで尾を引く軋轢と成る。

「だからしずゑには罪はないのだ。且来殿・・・この偏屈おでぶ」
「おでぶは我慢しよう。事実であるからな。最近ちょっと太ったし
然し人の軍妻を勝手に撫で呼び捨てする女性は信用ならん」
運動がてら草履履きでのそのそ歩く且来の後ろを褐色肌の細棒中佐が追いかける。
「いや。そのこれは癖であって。すまぬ。しずゑ殿は悪くないのだ。
私が少しばかり無理を言って犬の散歩の仕方を教えてくれと頼んだのだ」
「その犬の散歩がどうして列車の影でいちゃついたり倉庫の奥でちちくりあうのに
つながるのだ?夜遊び朝帰りの相手が真逆女性であったとは
腹が出すぎて頭が回らないとは情けない。」
「知ってたのか?しっておったのか?列車の影は定番の逢引きの場所であるが
私が強請ったのは確かなのだ。あの子は繊細なのだ。虐めないでやってくれ」
「自分の軍妻を寝取られたのが女性であったとは裸一貫漢の恥である。
離婚届の一枚よりも三行半突きつけて縁を切るのも悪くない。
軍妻の初めての相手であると思えばこそ時も掛かると思っていたが
真逆先に襞幕を他の女に破られようとは・・・」
じゃじゃ馬軍嫁のしずゑが漢の肌を知らぬ乙女と知り。
道筋家の呪いと知れる爛れ肌の事も重々にと理解を示しも尚に時間も掛かるであろうと
承知でしずゑを軍妻と受け入れていた。時間は掛かっても互いの絆が深まれば
やがて互いにむすばれるだろうと。

それを軽い気持ちで半裸となり何方が誘い答えたまではよく知らずとも
床の上で四つん這いの成り寄り添えば出来心の一つと良くに溺れるかもしれぬ。
頭で判っても腹の虫はどうにも収まらぬ且来は意固地に草履を進める。
「ひ・・・襞と言っても奥まで入れておらん。寧ろ私の襞が指を咥えたのだ。
ちょっと開いて入り口を舐めたくらいで幕は無事だぞ。あの子の幕は・・・。
寧ろしずゑの指弄りが巧みでな。私のほうが何度も昇りつめ・・・あっ」
しずゑと呼び捨てにするなと言われたのに焦って口にすれば
逢引き雌の情事の様まで口が滑ってじろりと且来が睨みよこし聴きたい無いとばかりに脚が回る。
「待ってくれ。且来殿。おでぶの癖に脚が速すぎるぞ。どれだけ早いんだ。
そっそうだ。且来殿。縄はどうだ?貴殿は縄で女を縛り上げるのが得意と聞いたぞ。
うら若い女の乳を絞り上げその手で張り倒し朱く染め上げるが好きだと聞き及ぶ。
どうだろう?私の身体で試してみないか?何しろ私は巨躯もあり肉もむっちりな四肢である。
縛り甲斐があるだろう。幸いに体力にも自信がある。鍛えてるからな。
私の身体で縄で縛りたわわな乳房を嬲りたくないか?尻を叩いて朱く染めてみたくないか?
なんなら股ぐらに貴殿の猛るやつを入れて貰っても構わない。
私の身体を好きにしてもらって構わないから。それで少しは機嫌を直して貰えないだろうか?」
どこまでも意固地に嘆く且来の機嫌を何とかしようと病院の廊下で有るというのに
恥知らずにも声を張り上げる細棒の言葉に且来の脚が止まる。
「軍に忠誠を誓った兵士に二言は有るまいな?家に帰って軍嫁と相談する」
細棒の申し出に少しは興味が湧いたのかピタリと草履を止めた且来の瞳がいぶし銀にぴかりと輝る。

どうにもこうにも光秀縷々は苛立ってしょうがない。
歴戦とは言わずとも評判も高いそれでも良く分からなぬ女装家と言うおでぶ准尉に
自分の部隊への入隊を進めるつもりがはっきりと断られ挙げ句の果には
自分の父の命の恩人で在るかも知れぬのに行きおいに任せて罵倒までしてしまったのだ。
幾ら一人娘で我儘に育てられたとはいえ最低限の分別は持って居るつもりでもある。(たぶん)
一応にと父に手紙を書いてみたが頑固な父は軍時代の事を一切話してくれた事がない。
恐らくこの先もそうだろう。そうとなると確かめようがないのでは有るがやはり気に食わない。
しかも且来の軍妻の上級大佐殿にうちの旦那に用事がある時は云々と釘を刺されている。
お陰でこのざまで有る。
険悪なまま喧嘩腰で礼の件はと問い詰めるわけにもいかないし父の返事もまだない。
出来る事といえば遠目から且来の振る舞いを見張るくらいしかないのだが
「あっ。ご苦労さまです。あの・・・許可証はあります・・・お仕事ご苦労さまです」
遠目と言っても且来が食堂で饂飩を啜るとなれば壁越しに頭を出すから
憲兵が怪しみ詰問してくる。其の度に光秀縷々は首に下げた軍務局発行の
[只今。且来准尉のお尻を監視中です]と書かれた札を見せなければ成らない。
基地の憲兵は自分より格下の軍位であるが自分も軍規は従わなければならない。
へりくだる必要もないはずであるが強く出れないのも又事実である。
それに且来は怪我人の割に忙しく歩きまわって用事を熟す事が多い。
特に最近は基地の研究施設に姿を隠す事も多く。
ついていこうとすれば怖い顔した憲兵が許可札を見せても入れてくれる事はない。
どうやらそこでは且来のお尻はとても重要な研究対象らしい。

「ふむ・・・。どうだろうか?大分女性の顔に見えるようになったと思うのだが」
「そうですね。でもそれって且来准尉の努力と言うよりは
この子自身の才能の方が影響有るんじゃないでしょうか?不思議ですけどね」
「うぐぐ。これでも儂も頑張っているのだぞ。
大体、喰うのと人を殴るのが得意の兵士に貴殿等の様に研究とか
何かを作らせると言うのが大間違いと言うではないか?・・・どれどれ」
秀光縷々大佐がそのお尻の観察を許可されてないけんきう施設の一室で
以前且来が鹵獲し腰に括ってもってきた人形が作業台に括られている。
且来ははこの人形を何とか復元しようと思い立ち饂飩を喰らった午後から夕飯までの
時間を人形の前で過ごす。
そうはいっても当然に上手く行かない。もともと人形を砲弾にするという発想は
且来にも倭之御國の研究者にもない。人形と言っても器械には変わりないが
いろいろと勝手もちがう。推測するには漢縁の戦艦陸の船から砲弾として射出された後に
軌道を修正する特性を持っているとなる。つまりは最低限もしくは簡易的であるとも
状況を認識して高速計算する自動演算装置などが搭載されているはずでがあるが
且来が太い指であれこれ弄り回すのはもはやそれとは別物である。
怪人道筋噂徳が入用で有ると言った頭核が組み込まれている。
お陰で本来の人形の機能や形がどうであれ恐らくはそれ以上の物に成ってはいると
思われるがそれも又謎である。
大体にして未だ且来が側にいれば大人しいがいなく成るとつまらなそうに床の上に
ごろりと転がったままである。その癖に且来の軍妻が部屋で床を這いずり三周回ると
きちんと真似をして三周回る。なんとも奇妙な人形である。

「こっ。これは私の知ってる縄の縛りとは違うぞ。且来殿
乳房をいたぶるのであれば亀甲と相場が決まってるのでないか・・・あん」
言葉尻に細棒雪斗が喘いだのは自分でも大きいと言い張る乳房に猟犬弐ⅱが爪を立てたからである。
「一々と煩い雌犬ですこと。御前の為に態々飼い主様が縄を編んでくださってるのに。生意気」
弐ⅱ自身も手足こそ括られていないものの亀甲の縄を肌に巻き付けられる。
「こんな・・・こんな恥ずかしい・・・」
「縄の味を知ってみたいと入ったのは自分であろう。雪斗とやら」
「下の名前で呼ばないでおくれ・・・。それからもう少し緩めて・・・ああん」
縄を仕えっての責め事となれば主従関係が自然と生まれる。
縛られる側が下となれば縛り責める側が上となる。
当然壱番下は縄で縛られ片足だけを床に付ける雪斗でありその上が弐ⅱ更に上が且来となる。
口答え摺る度に雪斗の乳房に手の平が張って飛び。大きな乳肉が撓み赤く腫れる。
且来の責めはきつい。数を熟す且来の飼い犬雪華でさえ時に責めに溺れて気を失う。
況してや縄の責めが初めてとなればこそ大柄な身体の雪斗こそ肉に縄がぎりぎりと食い込む。
何故に軍の私室の天井に止め金具滑車が付けて有るかは問わずとも
そこから垂れる細くも丈夫な縄は雪斗の首後ろに届くとそこから匠の技に織り込まれる。
首うしろから前側に織り込まえると幾重にも首輪の様に重なり続き交互に編み込まれ
雪斗の乳上まで辿り着いて下へと乳房を歪に押し出す。
只でさえ大きな乳であればこそ醜く下に押し出さえると醜く魅せる。
其の父を無骨でお起きな手が無造作に掴んで押しつぶし嬲る。
遠慮も配慮も躊躇もなく縄に押し出された雪斗の乳房を且来の手が絞る。
「そ・・・そんな・・・牛の乳を絞るような・・やめて・・おくれ・・・」
「この様なおおきな乳房を嬲るなら牛の乳を絞るのが一番であろう?
なんなら御前が子を孕み余った乳を儂が絞ってやってても良いぞ?」
「それは・・・いや・・・夫にだって恥ずかしい」
「本当は好きな癖に。飼い主様に乳を絞って貰いたいくせに・・・
ほら。言いなさいよ。体の大きい駄肉犬。」
「それは言えない・・・はずかしい」
ギシギシときしむ縄の音を聞き乳を嬲られる快楽を味わいながら身を揺らす
片脚の太腿と内脛を縄結ばれているしその脚はやっぱり縄で天井に括られ高く掲げているから
自然と脚が広がっている。当然股ぐらにも結び眼が作られた縄が通ってる
体をくねらせれば結びめ女襞に擦れて快楽が奔る。
片足一本ではどうしても不安定になってまた体を揺らせば女襞が疼く。
きしむ縄の音にまじりながら吐息がもれるととは雪斗頭の中に描いてしまう。
且来が耳元でつぶやくように自分の乳房から絞って貰うなら
誰かの子をはらまなければならない。種を貰うとなれば漢の一物を女襞に迎え入れ無ければなら
それが目の前の且来の褌の奥で猛ると知ればチラリちらりと盗みしてしまい眼が離せないでいる
「いつまで待たせるのよ。この駄肉乳房犬。乳を絞ってくださいって強請るのよ」
「駄目。駄目。それは駄目」抵抗は無意味としっても首をふる。
「強情な雌犬。駄肉ばかりつけて喜んで。罰がいるわね。罰。」
「えっ?罰?罰って・・・?」ハッとして顔を上げる雪斗の大きく突き出でた乳房に
いきなりバチンバチンと平板鞭が跳ねて飛ぶ。
「ああああ・・・痛い・・・痛い・・・気持ちい・・・」
人の手で張られても痛さを快楽を有無が皮の平板鞭の痛みは又格別だ。
「あああ・・・言う。言います。言います・・・
且来・・・且来様の大きな手で・・・私が孕んだ子が余した・・・乳を絞って下さい。」
平板鞭で乳房を叩かれ罰を受けたのが応えたのかそれとも本当にしぼって欲しいのか
どちらとつかがずも雪斗は快楽に溺れて喘ぎを漏らす
「悪くない返事であるな。約束したぞ。楽しみにしておる」
且来がにまにまと嘲笑うと雪斗の乳房の根本から絞りあげその先に尖る乳首を
弐ⅱが口に含んで吸い上げる。
「あああ・・・。こんなにも気持ちいいなんて・・ああぁ」
漢の手が乳房の根本をきつく絞り牛の乳を絞ると同じにすればその先で弐ⅱが吸い上げる
倒錯するそれこそ変態じみた行為に雪斗は眼が離せず声を上げて喘ぎ快楽に溺れていく。

何度も乳を張られ絞られ乳首を吸われ嬲られた後に床につけていた脚が縄で引かれると体が浮く。
自由だった片方も縄で括られると雪斗は脚をパックリと開いて女襞を曝け出す。
「ああ。。弄らないで弄らないで・・・気持ちいい」
体躯の大きい雪斗を支えると成れば天井の金具と縄に力が掛かる。
ギシギシと揺れて成る縄に四肢を吊るされ開いた股ぐらに弐ⅱの指が潜り込む。
そのくせ後ろからは且来の大きな手が尻を張ればぶるりと肉が揺れて腫れる。
「ああっ。気持ちいい。もっと・・・嬲って私を嬲って・・・」
女襞に指が出し入れされる度にじゅるじゅると音がなり愛蜜がぽたりぽたりと垂れて床を汚す。
巧みな指の動きに体を攀じれば縄が喰い込み苦痛が又快楽を生む。
身動きが出来ない自分の体を且来と弐ⅱに好きに勝手に嬲られ味わったことのない苦痛に雪斗は酔い知れる。
「あっ。そこはっ・・・」ぞくりと背筋に悪寒が奔る。
「此処がどうしたと言うのだ?」わかっている癖に態々と問いかけるのは答えを求めてる。
「そっ。そこは・・・私の尻の穴」自分の尻の穴のを且来の指が振れて撫で回す。
「どうして欲しい?」意地悪極まりい下劣な声が耳元に届く。
「ゆっ指を・・・穴に・・・尻穴に・・・入れて欲しいです」
「もう一度・・・」
火照る体でもっと快楽が欲しくて雪斗は他人の夫の舌を求め強請り絡めてから
「指を入れて・・・私の尻穴に指をいれて・・・尻穴に無理にいれて・・・ほじって下さい」
且来の太い舌をじゅるじゅると吸いながらもごもと口の中で強請る。
「ああ・・・駄目・・・駄目・・・入ってくる・・・厭。指が尻穴を味わってる。
ああ・・・早く。根本まで入れて・・・ずっぷり・・・根本まで・・・ああ・・・
ほじって・・・回して・・・もっと嬲って下さい・・・」
尻穴を指で嬲られる快楽に雌と落ちれば後は言いなりだ。
弐ⅱが張り子を女襞の入り口に当てれば欲しい欲しいと首を振って強請り
細くもない尻棒が尻にめり込めばほじってねじってと声を上げて喚く。

何度も何度も快楽に溺れ幾度も快楽に強請って大きく声を上げては雪斗は逝き果てる。
「入れてくれないとは何事だ。あれだけ責めておいて。中に入れてくれないとはどういう事だ?」
且来と弐ⅱに散々甚振られ何度も逝き果て縄を解かれ床に降ろされると雪斗は喚いた。
「いや・・・儂。結婚してるし・・・嫁そこで観てるし。正座して。体もでかければ声もでかいし。
本気でやったらご近所様からクレームくるし」
「あれだけ嬲って置いて最後の快楽を与えてもらえなかったぞ?
最後まで面倒観ろ。馬鹿おでぶのでぶのでぶぶ。これでは蛇の生殺しではないか?
女として一番気持ちよくなれる脈打つ漢の一物で貫いてもらえなかったんだぞ?
不倫がなんだ。嫁がいる前で私を犯してみろ。それでこそ甲斐性と言うものだ。
なっ泣いてやるぞ。私の声は大きいからな。え~~~ん」
妻が見てる前でこそ夫に犯されたかったと堂々と不貞を求めるとは之いかにと言っても
女と雌は常々に強欲しかりと性でも有ろう。

 

天鼠蛭姫

天鼠蛭姫

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