【悪童ヲタク傍若無人】


御匹野八蜘蛛(ごひきやくも)・・・・。
その辺に居るヲタクでもある。最も自分がヲタクだと言い切るには少々年嵩が行ってるかもしれない。
オタクで自宅警備員と言うには確かに歳を喰らっている。三十路に弐を足したくらいではあるが
背丈の高ければ肉好きも良い。次いでに食通を気取っていたりするから腹もでっぱる。
それなりに恰幅が良いとも言えるが要するに只の背の高いデブである。
あまり人前に出ることもないから散髪屋に通う習慣もなくぼさぼさの髪は伸び方だ。
学生の頃は人目を惹く程に美男でもあったはずであるが、
ヲタクと言って自宅に引き籠っていると言っても仕事をしてないわけではない。
尤もあまり人様に後ろ指刺される事も多いものである。
世間一般の常識からは多少なりとも外れている。
人々が人気を集め注目する色々な物を買い占めては時期を見て根を釣り上げて他人に販売する。
最近の世情の中では最も忌嫌われる仕事である。
八蜘蛛自身もそれで飯を喰っているのを誇りとは思っていない。
そもそも八蜘蛛の人生そのものも冷静な目線で顧みればお天道様の陽を仰ぐより
人聞き悪くも悪童然り日陰道を歩いて来たと言っても良いだろう。
高校時代までは多分、他の者ともあまり変わらなかったはずだ。
仲睦まじい父と母だと信じてたのは高校卒のその頃までだ。
漢の誉か何処にでもある話なのか父の浮気がばれれば後には破綻に転がって行く。
順風満帆と疑いもせずにいた八蜘蛛も人生もそれに比例して転がっり流れる。
果てどうしたものかと首を捻り築いたときはお天道様を仰ぎ見るにはあまりに
眩しすぎる裏道を赤いジャージを着こみサンダル履きで近所の牛丼屋から大盛を弐人前を買う夜道で
根を釣り上げた商品に描いてがついたかと携帯を覗き込むのが最近の生活でもある。














