漢蛛國之物語-序-



大亜漢蛛國之物語
五つも六つもに将又、七つ八つと浮かぶ大陸世界。
世界の地図を平らに広げ机の上に並べれば其の中心より少々西の当たりに其の國はある。
歴史の更に其の昔から大陸の覇者を競う人種人類と息を荒く吠える彼等は五大陸の世界でも
吾こそは覇王であると決めてかかって胸を張る。
遥かに昔から覇を目指して争い絶えずであれば人種特有の癖も強くなる。
刻に事ある事に吾ぞ吾ぞと息を覇き拳と包丁を突き上げて振り回すのが常でもある。
己が吐いた言葉より吾の面目と威信を一番とすれば富にも拘る。
金で買えないものはないと信じるが決して勤勉とは言えず寧ろ怠惰である。
先祖の繋がりを大事に尊い兄弟姉妹と親戚の繋がりも大事に贔屓ともする。
近代の昨今に東方の島国の領土を奪おうと画策し世界大戦に挑んだ事もある。
結果は歴史の語る噺ではあっても当の本人達は其れは嘘だと猛然を吠える。
彼等に取って何が正しいと言うのは他人よりも吾達が決める事と言って憚らない。
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