【異世界女装漢児】帝都編其のⅰ【蚕室】

「なんとまぁ~~~。
これだけきちんと整理整頓されているとは驚いた」
本部に籠もる捜査員から連絡を受けたのはやや遅い昼食に拉麺を食べている時だった
特に好きと言うわけでもないが手早く食べられる上に腹に貯まるのが良い。
「問題の遺骸は何処に或るんだ?」
そろそろ叔父さんと呼ばれるよりも老兵とでも呼ばれそうな年代に脚を踏み入れる
倭之御國帝国警咎隊・殺人課。百道三太夫刑事は鼻の頭を指で掻きながら聞く。
「此方です。百道刑事。その・・・。観ないほうが良いかと」
「あっそ。じゃ、観ない。説明だけきくよ」
桃地は殺人課に属して居るくせに所謂、遺骸を観るのは苦手あった。
昇進をなんどか断ってるから未だに現場気質の下っ端刑事でもある。
「はっ。犯人は間違いなくソシオパスでしょう。サイコパスとも違います。
人の感情を模す事は出来でも自分で体感出来ないでしょう。
えっと、犯人は被害者を殺害してから金属製の容器に入れ
溶解酸液を注ぎ込んで殺害したのでしょう。骨以外の物は残っていません」
「齬人格の殺人鬼がそんなに優しいはずないだろう。
十分に拷問した痕に意識をきちんと戻してから不溶解の容器に入れてから
酸を頭から掛けて始末したに決まってるだろ。
お前、何年刑事やってる?倭之御國の殺人鬼にそんな優しい奴が居ると思うのか?」
「はぁ~~。入警して4年になりますが・・・。
どうしてそんな事分かるですか?何か証拠でも或るんですか?」
「観たいからにきまってるよ。どうせ殺すなら出来るだけ悲惨な方が楽しめる。
犯罪者を犯す奴に理由とかないんだよ。只、観たい。それだけだっ」
「なんとまぁ。それだけで・・・。自分にはわかりません」
「だからこそ。入警したんだろ?正義の味方君」
未だ若い操作感の肩をポンポンと気質ながら観るべき物は観たと
老刑事百道三太夫は殺人現場を後にする


「はっ。はっ。ああ、気持ちいい。気持ちいいのあなた。もっと・・ああ・・」
伴侶で或る僕の胸板に手を押し付けて支えとし四肢を振って腰を一物に射ちるける妻・雪雨。
「素敵。やっぱり貴方の一物が良いの。素敵、素敵なの。ああ・・・腰、腰持って・・・お願い」
長い髪が乱れて邪魔であっても構わずに快感に溺れてる癖に、未だ欲しがって腰を手で支え揺らせと強請る。
これは、ぶり返しだ。
大地の地震活動に似ている。妻・雪雨は浮気している。恐らくは月に弐度。恐らくは務める会社の同僚か上司だろう。
大体、月に弐度ほど僕自身も会社の命令で地方支局に出張する。一晩か二晩が常であるも時に3日連続の時もある。
厳密にいえば、僕にも浮気の機会が或るかもしれないがそれはない。
否然し、妻は平然と若しくは多少の罪悪感も持たずもだな。多分浮気している。今は確証はない。
出張から帰って来た日、妻が作る料理は手が込んでいて豪勢だ。当然、精がつくものばかりである。
普段は出て来ないデザートまで丁寧についてくる。夕食が済むと風呂に入るがよほど待ちきれないのだろう。
豊満な四肢を隠しもせずにズカズカと浴室に入ってきては僕の前に屈み無理でも一物をしゃぶり弄る。
強い刺激を与えられれば本能がうずき熱く猛れば雪雨は嬉しそうに顔を輝かせて風呂場の縁に手を付いて知りを大きく
振って強請る。そうなれば又、欲望が膨らみ大きな知りに手を付いて股ぐらに一物をぶち入れる。
ひとしきりも股ぐらに一物を入れながらも重い乳房に指を喰い込ませて嬲り喘ぎ唸る妻の口に舌を差し込み嬲る。
唾液と涎が口中に溢れ溢れるのも嬉しそうに舌で舐め回し僕の手を尻に持っていけば
「もっと突いて。突き上げて。私の雌壺犯して。ぶち撒けてっ。貴方の精液ぶち撒けて。お願い。早く。頂戴てばっ」
浴室だから声が良く響く。マンションの隣部屋にも届いてるだろう。
絡み開い互いの性器を打ち付け弄りながらも欲肉のままに声を上げて精を解き放つ。
「あああああ・・・いくっいくっいくっいくっ。貴方。逝っちゃう。逝っちゃう。いくぅぅぅぅぅ~~」
快楽に溺れ膝をガタガタと震わせ弓なりにのけぞり乳房を突き出し揺らし妻・雪雨は絶頂に果てる。
それでも・・・。
雪雨の肉欲は収まらない。
既に足腰がガクガクと震えて居ると言うのに僕の手をを無理に引き翌日に連れ込むとベットの上に押し倒し
「貴方。今度は私の番よ。楽しませてちょうだいね」意地悪にも嗤い僕の股ぐらに跨る。


羽化憂る怪人

秤徹・・・。
一読すればはかりとおると読むのが極々自然であろう。
倭之御國平仮名で示せば実はまかりとおるとなる。
細筆で綴れば罷り徹。訛って変われば秤徹と役所使いの仮名当て文字と成る。
齢を尋ねれば参十と弐。浮気癖を隠しきれない妻は雪雨は其の弐つ上であるもある。
徹としては会社の取引先に無理に押し付けられ断りきれなかった見合い結婚。
新婚当初は人並みに幸せを感じていたやもしれないがそれも過去の昔事。
弐年も立たずに妻の浮気に気付いてしまう。尤もきっかけは何だと言われても特にはっきりとしたものはない。
只、毎朝の朝食時に前の日まではトーストにバターを塗って食べるのが常であったのに
其の日からブルーベリーのジャムをつける様になったのだ。それだけではある。それだけでは有るが・・・。
元々、徹は潔癖症の気がある。それに強迫観念失調症と言う精神疾患も患っている。
物事がきちんと行かないとか生活の習慣が突然変わるなどの変化に頭と体が追いつかないのだ。
弐ヶ月に壱度、精神科にも通っているし飲薬も欠かせない。だが、そのお陰で人様と同じ様な生活を平穏に送れている
否然しにそれでも精神の平穏が乱されれば、小さな物事であっても気付くし反応してしまう。
其れまで冷蔵庫にも一切入ってないブルーベリーのジャムが入ってる。何なら一個使い切ってもなくならないようにと
予備にもう一個必ず置き入れもしてあるのだ。これは間漢の好みなのだろう。
常時の合間にでも夫婦気取りで食事をする時などに妻・雪雨はわざわざ麺麭に塗ってやってるかもしれない。
優しげな眼差しで縁を焦がした麺麭にブルーベリージャムを塗って渡し、自分は同種のヨーグルトを口の中に運ぶ。
妄想が徹の頭を一杯に駆け回るが所詮は妄想に過ぎず気配はすれど雪雨の浮気を証明する証拠は一つもなかった。


会社勤めのサラリーマンにとっての戦争は常に朝の通勤である。
毎朝恒例の満員電車中に駅員が客の背を圧して圧しまくりすし詰めにして送り出す。
降車駅に着いたら着いたで今度は階段を上がって下って改札を抜け、それから距離は長いのに信号の点滅は短い
横断歩道を駆け足で奔り歩き、其の僅かな時間で携帯情報端末の画面を覗き込む。
D.P.C digital.personal.Communicatorの略で有るし何とも味気ない名称で有る。
新興のベンチャー企業の若造が総称としてのP.D.Aを開発発表するまでは倭之御國の民も世界中の人も
携帯電話と言うやたら古い機器を肌身離さずに握りしめていた。依存症に陥る者も数知れずだ。
時代遅れの携帯電話は確かに便利ではあったらしいが通話とインターネット通信とアプリを介するサービス。
それが出来たと言うだけであり。今の時代にはそぐわない。何が便利と一口で説明するのは面倒でもある。
携帯電話が出来た事をD.P.Cが出来るのは当たり前だしもっと先進的な道具だと言っておけば良いだろう。
一番違うのは形だろう。通常であれば其れは会社の名札より一回り幅も広く横に長い板にすぎない。
小さくて持ち運び安いのも利点である。スイッチを押すと硬質硝子粒子が縦長に出現し丁度、携帯電話の
モニターの様になる。そこにはいろいろな情報が羅列表示されるのだ。
それこそ金銭いらずの財布がわりに成ったり新聞やニュースが読めるかと思えばネットも使える。
辞書代わりに何かを調べられるし誰かと通話も出来る。税務署からの罰金の通達が届け銀行の預金も見れる。
株の取引が出来ればメールで逢引の約束もできるだろう。概ね持ち運びが楽になった携帯電話とも言えるかもしれない

D.P.Cの欠点は水分に弱い事だろう。
操作部分は軽いプラスィックで出来てるから問題はないが、そこから拡張される硬質硝子粒子は意外と水分に弱い。
雨が振ってなければ普通にモニターにされるし画面のボタンを押せば圧したと言う感触が伝わってくる。
否然し、その時は細雨が天から絶え間なく振って堕ちて来ていた。この歩道を渡れば会社の入り口だから問題は少ない
「あっ?」脚に何かが打つかりそれがされか他人が似きる傘だと気付く時には傘ではなく自分の脚が絡んでもつれた。
危険を教えるように時間がゆっくりと流れ始める。
膝が崩れ上半身が傾いていく。目に移るのはゆっくりと下がって傾いて行く前を歩く人の影
引き伸ばされ永遠なのかと思う程に視界がゆっくりと堕ちて行く。
ドンっと衝撃が腕に伝わり地面に両手を付いて転んだと知る。
その瞬間・・・。
再びに衝撃が走り全身を激雨が全身を覆う。
天空彼方から堕ちて狂う雨が秤徹の全身をおそう。
それは四肢の力を奪い洗い流し。其れは魂をも洗い流し。其れは心をも知識も経験も洗い流して行く。
一瞬のはずである。一瞬であったはずだ。きっと其のはずなのに。
再びに時が戻り雑踏行き合う人々の声を影が耳と視界に戻って来た時。
秤徹の中にはそのほとんどが洗い流され消えていた。


弐週間が過ぎる・・・。
明日からは恒例の三日間の出張が控えてもいる。
秤徹であったはずの者は一寸違わずの姿と性格と几帳面さを保ち、秤徹として生活を営んで居た。
記憶はのこってる。それは経験に繋がる。言葉使いも少し引きつって笑う仕草も変わらない。
いつものように生活を営み妻との関係も倦怠怠惰なままである。
だがそれは飽く迄も秤徹出会った者がそう見えるように演じて居るだけである。
秤徹だった者の中に秤徹はいない。
其奴は自分の事と齬人格ごじんかくと呼んだ。呼称は僕であろうが名を齬人格と名乗り認識する。
人の人格が何個有ると言うのかはわからないし其れが5つあっても齬人格とは呼ばないだろう。
それでも秤徹の中に詰まった物は自分を齬人格と呼称する。
その性格を表現するのは難しいだろう。未だ形成段階であり刻々と変化が生まれ取り留めがない。
根本根幹にあるのは復習だった。当然の如くに其れは妻・雪雨に対してでありそれを寝取った間男を処理する事にある
もっとも間男を処理しても妻・雪雨を片付けても煮えたぎる怒りと湧き上がる憎悪の焔は消えないであろう。
齬人格とやらはそれも自覚していた。只、物事を始めるのなら最初は小さく目立たない方がいい。
何しろ自分は犯罪や殺生をやった事がない。まずは練習が必要だった。技を研ぎ澄ます必要があった。
幾つかの準備が必要だったし場所も確保しなければ出し時間も必要だった。
まずは明日からの三日間の出張の時間を有効に使うべきである。
齬人格の漢は勿論、その機会を逃すつもりは全くなかった。

倭之御國を縦断する拘束列車の到着駅に徹はたどり着く。その土地、古寺集まる興の都。
独特の建物と風情が漂い其処に営む人々は麗らかで艶やかでも有る。
「今日は。秤さん。お迎えに上がりました。鷹箸興産の美山です。
本日は長い時間の移動お疲れ様です。送迎の車はあちらです。途中で御饂飩でも食べていきましょう」
「今日は。お迎えご苦労様です。有難う。興の都の饂飩は美味しいと聞いてます。楽しみですね」
型通りのやり取りの中でも秤はわざわざと声をはり抑揚を付けて話す。
当然、其れは体裁を整える為であり疑いを持たれないようにと気をつかってのことであるもある。
街中を奔るタクシーの中でも。ボブカットの横髪を片手で抑えて饂飩を啜る時でも、美山と名乗る女性の姿とを
品定めしその情報を盗みかすめ取るのに秤は専念する。
匠に言葉を並べ綴り好感度を上げて気の有る雰囲気を醸し出し、かと言って仕事の話題に成ると凛然とした態度で
のぞみ、仕事の出来る漢を演じる。元々の性格と態度と容姿も手助けしたのもある。
最初の日の終わりには互いに打ち解け二日目の仕事は精力的にこなし同時に嫌み成らないようなアピールを欠かさず。
三日目の送迎時には美山自身が上目遣いで寂しさを訴えてくるまでの仲へと貶してみせた。

それでも秤は時間を掛ける。女の好意を引き付けるのは楽でも手順と手間と時間は必要だ。
後戻り出来なく成るまで仕込むのであればなおさらに慎重になる必要がある。
秤が最初に目を付けたのは取引先の女性写真。美山琉衣である。
歳若くも半年前に夫の家に嫁いだばかり。容姿は目立つほどに美人ではないが中の上、尤も漢受けが良いタイプだ。
秤の妻ほどではなくても乳房は大きくもないがそれでも目立つし、多少ではあるが肉付きのよい四肢と大きな尻。
職場の同僚は皆争奪戦に勤しんだに違いない。射止めた夫はしてやったりだが次に起こる悲劇は存ぜぬ仕舞いだろう
どうしても自分の妻と比べてしまうが選り好みも知れられない。妥協するべきか他を探すべきかと悩むが
取り敢えずは先へ進む為の踏み台と自分に言い聞かせて先へ進む。

「君がその部署を希望するとは以外だな。下手すると閑職にも成りゆるし、出世の道からも外れるぞ?」
「分かっております。それでも此処最近は体調も優れず。ここらで一息付きたいのです。
後の事は改善の兆しが観えたら考えます。その時に駄目なら其れもまた人生と言う事です」
「まぁ、君の体の事は君が一番知っているものだ。好きにしたまえ」
「有難う御座います。恩に切ります」太腿に手の平を押し付け丁寧に頭を下げ一礼成して上司の部屋を出る。
秤は勤務体系の変更と所属部署の移動を申し出た。当然思惑は有る。疑われる事もなく自分の時間を作るためだ。
其れまでは営業課に属し定例の出張もあった。それを精神疾患の悪化と理由に自宅勤務をと希望する。
仕事内容は営業のサポートと仕切り。現場からは一線を退くが変わりに他の営業の人間をサポートしたり
ヘルプしたりとそれなりに忙しいかもしれないが在宅就労が可能で有りPC一台かD.P.Cがあれば事足りる。
手漉きでこなせる仕事である。賃金は実質減額になるだろうが此れも後で策を弄するつもりである。
此方は経理の女史を誑かすか脅して横領でもさせればいいだろうし、自分の容姿を武器に貢がせても良いだろう。
ともあれ会社の許可が出たと成れば一つ気が楽にも成る。当然に妻雪雨には詳細なんて黙して教えない。
毎日会社正しくに出社する振りで誤魔化し、アジト変わりの場所を探す。
金策と美山の件を同時進行となるから最初は邪魔の入りにくも小さい廃墟と変わらぬ倉庫をアジトに決める。
見た目もよいとは言えないが人知れず隠れるのには最適であり、何より安いのが気に入ることになった。
アジトには昼間の間だけクラスのに不便の内様に通販で家具を揃え会社支給のPCを荷台置く。
もっといろいろ揃えたかったがまずは我慢、我慢という事だろう。
問題もある。食事は自分の家で構わないがくそは他人の庭が良いと悪事の格言にある通り悪行働くなら他の土地が良い
幸いにいて狙う美山は興の地であるが其処に出向くのも金がいる。会社の経費はもう出ない。
それでも合わなかれば成らないから架空の出張を組む必要もある。勿論、平日や時間のある時はD.P.Cを介して
メールを絶やすこともない。最初は仕事の話から初め段々と個人的な話題へと振っていく。
それもまた一筋縄では行かない。所謂、美山女史は身持ちが硬い女であったからだ。


「辞めて・・・辞めなさい・・・こんな所で・・・」
「こんな所だから良いんでしょう」
「辞めなさい。秤君。辞めなさいってば」
部署を移動したとはいえ定例で会社に顔を出す必要はある。その十二階のオフィスの給湯室。
そのスペースには仕切り一枚の薄い扉が有り置くに資材が詰め込んである。なんとか人が二人詰めて入れるかどうかだ
「いい加減してっ。其処触らないで変態。見つかったらどうするのよ?人がくるわよっ」
「人は来ますよ。社内でも人の出入りが激しい部署ですから。休息しに人はきますよ?」
「辞めて。お願い。訴えるわよっ。大声あげるわよ」
「人に観られて困るのは貴方ですよ?夫の居る身で僕に四肢を弄られるですよ?」
「貴方が勝手に入ってきたんでしょ?其処は駄目てやめなさい!」
「煩いなっ。感じてる癖に。欲しいくせに」
「そんな・・・いい加減になさいっ」長い髪を揺らし頭を振って必死に拒むは不條院美笠と言う会計課の主任である。秤通るよりも5つくらいは年上のはずでが豊満な四肢を弄れば嬲る手指が止まらない。
ビジネススーツをはだけブラウスの上からであっても豊満な乳房を弄ればたわわな乳房が醜くも歪んで波打つ。
「声出すわ。叫ぶわよ。助け・・・ぐへっ」息を飲み声を絞り出す美笠の口に指を二本突っ込んで舌を掴む。
「やってみろ。雌豚。外に聞こえるように声出して見せろよ。俺に逆らうとひどい目に合うぞ」
ドンッと技と音を立ててD.P.Cを戸棚の上に置く。カメラが起動して画面が赤く点灯する。
「良いかっ!逆らうなよ。逆らったらこの画像を社内とこかネットの海に公開するぞ。わかったか?」
「んんん・・・うぬぬぬ・・」舌を指で挟まれたままで首を右に左に振って拒否の意を示す。
「どうせ無駄なんだよ。お前の体は俺の手で汚されるんだよ。せいぜい味わって楽しんだほうが良いぞ」
「んん・・いや・・・」強情でもある。それともブラウスの上から弄られたくらいでは理性を未だ保てるのだろう。
口中の舌を掴み嬲りながらもブラウスの隙間に手を突っ込んで乳房を揉むし抱くと美笠は微かに喘ぐ。
「ほら見ろ。欲しくてたまらない癖に。乳首勃起させてるくせに。尻だって態と俺に押し付けてるじゃないか?」
「ちが・・んん・・っ」強く舌を引かれ嬲られるもやっと小さく美笠は答える。
尖って汗に濡れる乳首を更に引っ張ると、当然予想した通りに給湯室に人が入ってくる。気配は二つ。
恐らくは美笠の部下であろう。ふるふると美笠が抵抗を示す。ここでバレれば俺は免職ですまないだろうが
美笠自身も只では済まない。夫を持つ美笠が給湯室で快楽を求めて漢に体を許してるとも取られかねない。
双方に取って緊迫の瞬間が続くも執拗に乳首を引っ張り捻り快感を与えて行く。
鼻から出る息遣いひとつひとつが荒くも激しくも静寂を保つ必要がある。何かに没頭していた方が楽とも言える。
気付いたのだろう。乳房を嬲られる快楽に耐えきれなくなった察しも付く。美笠の紅い舌が裏を返して指を舐める。
出来るだけ音を立てない様にゆくっりとではあるが俺の指を舐めて愛撫し始める。最初の一線を超えたといえる。
美笠の顔の恐怖が溶けて消え恍惚と涎を垂らすと指を動かす。追いかける様に美笠は指を舐めようと顔の向きをかえる
はっと一瞬、その目が見開く。抵抗虚しく乳房を弄られ快楽に溺れ漢の指を舐めてしゃぶる美笠の顔に
D.P.C の録画中のランプが赤く反射する。それが決定打であると悟った美笠は観念したとでも言うのだろうか
はっきとりと自分からD.P.C のカメラに顔を向けて突き出し秤の指をれろれろと舐めて魅せる。

「始めろ・・・。美笠」
「・・・・はい」
狭い給湯室の壁にもたれ掛かれば更に窮屈な思いで雑多な美品を押しのけ通るの脚の間に美笠は屈み込む。
ズボンのベルトをかちゃちゃと外すが、その手の動きあ辿々だとだとしくも戸惑いを消せずにいる。理性が戻ったのだろうし
背徳と道徳を心の中で天秤にかけているのに違いない。それでももう参十分前には戻れない。
自分は受け入れてしまったのだ。つい先刻まで面識もまともになかった秤徹と言う漢の熱く猛る一物を握り扱く。
「良いかっ?今日は特別だが次に俺のが欲しくなったら。買え。貢げ。快楽が欲しくなったら貢ぐんだ。
金を払った分だけの快楽を与えてやる。どうせ夫とは上手く言ってないだろう。子供を生んだ後の垂れた乳を
誰が悦んで揉んで嬲るって言うんだよっ。嬲って欲しければ金を払え。手段は問わない」
「はふ。わがりました・・・」突拍子もない要求でも美笠は受け入れるしかなかった。

秤徹と言う漢の計略は的を得ていた。
美笠にとって降りに働くことばかりではあったが受け入れざるしかない事もよくしっているのだ。
給湯室の出来事は正に悪夢と言っても良い。性欲で有るから我慢すれば良い事なのにそれが出来ないとも知っている。
D.P.Cの端末で撮影された動画は美笠が秤徹の一物を咥えた場面だけではかったのだ。
一物を咥えしゃぶり回すだけでなく熟れて垂れた乳房を自分で揉みしだき雌壺に指を入れてかき回す自慰さえも
床に放って置かれ得たD.P.Cが撮影してた。その角度では美笠が一物を口に頬張り乳房を嬲り身を捩り手淫に拭ける
美笠の姿が厭らしくも淫乱に記録されてもいた。
確かに一時の欲に塗れ徹の言いなりに受け入れてしまったが、一時の情事で済まされる事には成らなかった。
性欲であればこそ我慢すれば済むと云うのは嘘でもある。壱度刻まれた情事の味をそう簡単には忘れられない。
夫とのまぐあいもなくなって久しければ壱度、燃え上がってしまった体の火照りが止まる事など到底にない。
確かに徹が求める事は奇妙である。快楽が欲しければ金銭を貢げと言う。
単純に金が必要で有ると言うのではあろうが、それならもっと簡単な方法も有るのではないだろうか?
徹自身も商社に努めて居るのだから妻持ちであってもそれなりの給料は貰ってるはずである。
それでも纏まった金が要るというのは不思議でも有るが想像も容易い。
裏金だ。人には言えない金。詮索されなくも済む金が必要であり、それもかなりの金額が必要だと言う事である。
幸いな事にもその汚い金を美笠は調達出来る立場にいた。会計課の主任であり会社の金が動く時はそのほとんどが
美笠の所を取っていく。もっともその上司の決済は必要であるが、先の世界的なパンデミックの影響も大きくも有り
古くから蔓延る判子文化は姿を消し電子判子が世界に広がってもいる。昔なら上司のオフィスに態々と書類を持って
推参し四肢を視姦されながらも嫌みの一つも垂れ流されそれなりに嫌な思いをしていたが、今となってはもっと簡単で
PCやD.P.Cをのメールで上司に決済書を送りつければそこそこの時間で戻って来る。
後はそれは決済用の端末に通してやれば自動で相手の口座に振り込まれる仕組みである。
其処から金を横領するのは難しくなかった。
たかが会計課のOLでしかない美笠であっても知恵は回る。
必要で有る上司の電子判子・デジタルシグニチャーを手に入れるだけでいい。
それも割と簡単でもある。難しいとは思われがちであるしPL一人の手には確かに余るが、其処は餅は餅屋に任せる。
美笠の四肢と弄りたいと色目を使う若い技術者を丸め込めこみ気のあるふりをして誘い込み目的の物を手に入れる。
そこそこ軽く相手をしてやれば若い技術者は喜んで必要な者を調達してくれた。
壱度、悪事に手を付けると罪悪感などなくなるのだろう。もとより疼く火照りを鎮めるには金が要るのは明らかである
最初の横領で五〇万をかすめとり、その内四〇を徹に渡す。残りの十万は自分の為に使うが其れは自分を磨く為である
浮くしさと魅力を意地し続けなければ徹に捨てられる。自分と同じ事が出来る女を見つけるだけだけだ。
其れはどうしては避けたかった。悪事を働き横領した金額であっても徹が与えてくれる快楽は其れに見合う物であった
何度も何度と繰り返すよりも壱度に大きな金額を動かしては手に入れそれを小分けにして徹に渡す。
徹はそれを否定も拒否もしないし、その都度に美笠の四肢を貪り犯し快楽を与えてくれる。
手段は問わずといい切ったのは確かでそれを徹は黙して黙り美笠はもしもに備え若しもを考え少しづつ蓄えを整える
隠して徹はそれなりの金を手に入れ美笠は快楽を貪り、若しもの事を踏まえて若い技術者に四肢を与えつつも
悪事がばれた時の身代わりと嘘の証拠までも用意しておく。


金が入ってくると徹は嬉しさを隠さなかった。感情が薄いはずの徹であったがその度に美笠を体を貪り快楽を味わう。
普段は平坦に淡々とした感情しか持てない癖に美笠の尻肉を圧しわけ一物を打ち込む度に悦楽に溺れ腰が止まらない。
それとは言ってもその夜がすぎれば只の意識の有る塊に思えた。勿論、復習と目的は忘れない。
日々の業務を淡々とこなし、妻と間男への復讐も忘れてはならない。
自由になる時間と後ろ指を刺されない金の二つが手に入ると徹は動き出す。勿論最初の計画どおり練習台の美山琉衣も
忘れはしない。時に漢を女の間には距離を置くべき時も有るだろうとも考える。
忘れた頃の一方は気を引くには持って来いだからだ。そのために態々と時間を置いてやる。煮て焼いて喰らう為だ。
こなすべき業務はPCの前に座り壱時間半も粘れは型が付く。後はD.P.Cをたまに弄ればそれで良い。
空いた時間をどれだけ上手く使うかが復讐を成す為の効率的な手段である。
まず最初に考慮すべき事は妻・雪様が本当に浮気して要るかどうかだ。真逆、疑う全てが思い戯言ではないだろう。
それでも復讐の先が殺生事である限り確認する必要がある。尤も単純な方法は盗撮である。
自宅の部屋や寝室に監視カメラを設置する事であるが、以外な事に徹は其の方法を強く否定した。
どこかに妻を愛する気持ちが未だあるのかもしれないが、其の妻が誰かの一物を尻を突き上げて貪っている
その姿をあからさまに自分の目で確認するのは気が引けたのだ。この辺は経験不足を禁じえないし
そこまでする勇気がなかったのも事実であるし所謂、妻を寝取られて快楽を得る趣味趣向は持ちわせてないらしい。
次に考えるべき手段は尾行である。
極めて単純で世俗の浮気調査でもよく使われる常套手段で効率も良い。
否然し。実際に尾行をするとなると危惧すべき事があった。自分の妻・雪雨は感がいい。
ましてや情事が繰り広げられるその場所が自分の家なのだ。いくら電柱の影に隠れてこっそりと見張ると言っても
直ぐにばれるに違い合い。その日その時、夫としての自分は地方に出張しているのだ。そのままでは正体が露見する、
避けるべき事で有るが、数日の悩んでも解決策が見つからなかった。


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天鼠蛭姫

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