【稀なる恥辱求めて然りの従徒騎士団】弐・閑話


【峰冬護る鉄塔城の騎士団】
彼等の噂が下る街にも聞こえ届くように成って数日と幾週の日が巡る。
最初こそは峰山の中腹に彼等がこしらえた商い場に街からの商人が自慢の商品を運び上げ商売を行っていた。
峰山に長く籠もる従徒騎士とも成れば世間浮世の世情にも疎く最初の頃は手玉に取るのも容易いと
商い人たちは喜び勇むが有る事件が起きてからと言う物一筋縄ではいかなくなる。
最初から高めに告げる相場を当然に値切る。妥当な価格まで何でも交渉が繰り返される果に
此方が折れると、其処からが本当の交渉が始まる。何処で知恵を付けたのか値切るのだ。
商売事としてある程度の儲けを含めて商いを成立とすると其処に付加価値を求めるだ。
おまけである。彼女達が納得するまで長い時間の交渉が費やされる。
なかなか一筋縄では行かないとなれば商売相手となれば手練れとも言えるだろう。
それでも支払いは程よく汚れ大量の金貨で即金で支払ってくれるのはありがたい。
その日、峰雪下る城下町。
とある貴族の妻と其の娘はひどく緊張していた。
屋敷を預かる貴族の妻は朝に起き自分の身支度を食事をすませるとあれこれと従者達に
指示をだして屋敷を言ったりと着たりと慌ただしい。
若くてもそそろ婚約の話が来ても可笑しくない年頃であるが、其の日は着るべき服も
儘ならずと泣き出しそうにも従者が掲げるドレスをあれこれと悩む。
その日が母と娘に取って人生の節目となる刻であるのは間違い其の刻である。
その数日前に屋敷に届いた通達の書状を受取り諸文を確認した時。
「あっ・・・・ど、どうれば・・・」しとやかにも口に手を開けて声を漏らす。
到底に自らも受けれ入れることも出来ずとなれば、娘に告げれば尚更でもあった。
否然し、事を起こしたのは峰中場の商い地に置いて従徒騎士と商売事を交渉したあの商人である。
事が事であったし、商売相手の従徒騎士は偉くも大変な目にあったとも聞かされても居る。
それよりも結果的には有るらしくも、商売が無事に成立しているとも聞かされる。
だが然し、不祥事と言え家長を務める夫が不在になる事は否めなくもある。
兎も角は、峰雪下る城下町に置いても有数の巨大な牧場を有する貴族の妻と娘は
随分とめかし込み背筋を伸ばして我が屋敷に新しい主人を迎える事になる。
雫雨が降る。
しとしとと雨が雫と街と屋敷をつつも降りしきる。
「生憎の雨ですね。御母様・・・」
「女神様の気まぐれですわね。我が娘レスフィーナ。
例え雫雨が降る日であっても馬車はやってくる物です。御主人を迎える日なのです」
天の気まぐれであればこそ時も巡れば巣に主人を乗せた馬車もやってくる。
今は従徒騎士に粗相した夫の代わりに屋敷を護る商人貴族の妻。
一層に雫雨が降り注ぐ屋敷門を潜り来るべき馬車がやって来る。
最初は壱台、続いて二台目と三台目が続くとそれは弐十扉が取り付けられた武装馬車だ。
それに続いて四台目と五台目。残りの弐台は屋敷裏へと回れば物資材を積んだ荷車だろう。
「ず、随分と数が多いですの。御母様。それにあの馬車、鐵の槍がついてるの。格好いいわ。
乗せて貰えるかしら?乗ってみたいの。私奴」
うら若き貴族の淑女が従徒騎士参の鐵槍馬車に興味を持つと言うのもずういぶんとお転婆らしい。
屋敷を預かる貴族の妻と娘。後ろに並び控える従者の前、つまりは馬車寄せの正面に寄せられる二台目の馬車
前と後ろに付けられるのは先導役と護衛達が籠もるのだろう。
きしみ若し無い馬車扉が開け等ると黑色の薄皮作りの生地鎧にそれぞれと役目と階級に合わせた
手甲脚甲をはめた従徒騎士が外套を深く被りるも目つき鋭く辺を一瞥した警戒をも怠らない。
母と娘と屋敷従者に退治する黒皮外套を着込む従徒騎士。
しとしとと雫雨が降り落ちる中。後で知ればこそに筆頭従者騎士とやらが二十扉を外側から開ける。
奥側の引き戸が引かれたと思えばやはり黑外套を目深に被る騎士靴を鳴らして武装馬車から姿を魅せた。
「冬嶺護る鐵塔城騎士団・旧近衛隊・現第四食料調達及び日用品部隊隊長・弐々蛾殿である。
尚、通称・竿折の毒手蛾。又は握り潰しの魔女である。漢性諸君は時に接し方に気を使うように」
馬車の踏み折り台を騎士靴で踏み下り貴族然りと立ち並ぶ輩の前に背筋を伸ばす従徒騎士弐々蛾・
筆頭従徒の言葉のその意味が知れると歳はの行かぬ少年も老兵然りの年配もと漢であれば身を震わせる。
雨音の中、静かに従徒騎士四々蛾が言葉を吐き出す。
「初めまして・・・これであってるか?四々欄。
なっ、何せ峰山を下るのは私も初めてなのだ。元より主徒様意外の漢性とや話す物、また然り。
世間とか常識とかとんと疎くて。迷惑を掛けるかもしれない。
えっ?謙りすぎ?もっと主人らしく堂々としろって。そ、そんなこと言われたって。
私、あがり性なんだってば。人前で話すのなんて初めてだし・・・
聞こえてる?あっやばっ・・・・・こほん」
どうやらかなりの上がり症でもあり緊張もしてるらしい。
それでも一度、口元にてを添えて空咳を吐き捨てるもまっすぐに顔を上げる。
「吾は冬嶺護る鐵塔城騎士団・旧近衛隊・現第四食料調達及び日用品部隊隊長・四々殿である。
既に通達があった様に。私奴と其の貴族家長との間で商売事が成立しておる。
彼の者が所有する全ての財産は、今や全て吾の物である。
御前達も含めて有る。御前達の主人は此の吾。四々蛾である。然りと心得よっ」
貴族商人の妻と娘。そして連なる従者の面々。其の全てを自分が所有すると四々蛾が宣言する。
「受け賜りました。御館様」
あの商人を夫とし尽して来た妻と彼等に育てられた娘と仕える従者が声を揃えて礼とする。
形式とは家堅苦しくも緊張する口上儀礼が済むと安堵したとでも言うように
妻と娘の元に四々蛾が歩み寄る。
「貴殿があの商人の妻であるが・・・・
互いに思う所も有るだろうが商談が成立している以上、履行されなかればならない。
今日から吾が御前の主人となる。宜しく頼む」
「存じて下ります。あの商人の妻・リリレーヌで御座います。
商売人の妻で御座いますから。
今日から私奴の主人は貴方様です。私奴は貴方の妾妻で御座います」
個々が勝負所と良くと知る商人の妻リリレーヌは一度伏せた顔を上げ其の日から主人となる騎士に
四肢を魅せつける。視姦されて居るとも重々に知っていた。早くに結婚し一人娘を孕んでも
まだ十分に若くも熟れた四肢であれば主人となる騎士に劣らずも勝る大きさと乳房。
大きな尻は更に自慢であり其処に手をついて突き入れられる竿から性を絞り取るのには自身も有る。
無いよりも鏡を覗く自分の顔と四肢に夫が我慢出来ずに襲いかぶさって来るのも又いつものことでもある。
しばし絡み合う視線を外したのは従徒主人四々蛾の方である。
妾妻リリレーヌの四肢を視姦してはいたが、もう一つ気になる事が有るからだ。
「貴殿が我が娘となるレスフィーナであるな。吾が御前の父親代わりとなる。宜しく頼む。
聞けば大層美味しい苺のタルトなる菓子を作るらしいな。母親譲りの美貌であるな。
縁談の時期然りも聞くが、峰城には美人が多いぞ?
是非に苺のタルトを吾にたべさせておくれ」
「はいっ、御義父様」自分の名前ところか好きなことまでしっていてくれたと言うのが
とても嬉しくも声をあげ目を輝かせて貴族娘のレスフィーナが答える。
其の日に従徒騎士四々蛾家と改名が成されると連なる者の名も変わる。
リリレーヌ・ドン・四々蛾。レスフィーナ・ドン・四々蛾。
それぞれの名を関するも直ぐには慣れないだろう。
特にその妾妻・リリレーヌに取って貴族然りの間でも早婚であり長い年月をかの商人の妻として
過ごしてもきてる。幾ら商売人の妻であっても書状壱枚に刻まれた文章だけでは確かに割り切れなかった。
商売事が成立と言っても長く結婚生活を営めば人としての感情もある。
数日後にやって来る従徒騎士となる者が新しい主人となると書状に記載されていても納得も行かない。
確かにその日の前まで寝台を共に温め尻を振って迎え入れた夫は商売人としては確かに腕も立つ。
時に強引然り悪事すれすれのやり口で汚い商売に手を染めているのもわかっていたし
他の街に商隊と遠征すれば其の先に妾も居れば身分を偽り正妻をも持っているのも然りである。
それでも貴族の生まれの地位と言うばかりではな才を極めた商売で贅沢もさせて貰ってきた。
今回の騒動を不徳と言うのは蛇足であろう。
実際に其の四肢を観れば自分だって欲情を抑えられない程の妖艶で淫猥な四肢を持つ従徒騎士
しかも世間世情にも疎く感嘆に言いくるめるも誘い手籠めにしようと溺れるのは漢の本性だろう。
問題は女と雌は化ける。ときに妖艶で淫猥であるからこそ其の裏に毒牙を隠すのも又本性だ。
然り・・・恥辱の果に商売事が成立する。其の過程を今更とやかくもいえなかった。
欲に溺れて手をだし苦い想いを相手に強要すればしっぺ返しは当然である。
巻き添えを頂くのは自分達であるが案外それも悪くはないのかもしれない。
元よりきっちり責任を取らされた彼の夫は何処かの男妾娼で雄と漢相手に尻を降る毎日らしい
もはや、それしか出来ない四肢となっても、今更あの歳で男妾となればこの先苦労するに違いない。


冬嶺鐵塔を護る従徒騎士。
その噂は時に巷に広がるが大抵は戦々恐々と身も凍る話しが多い。
其の鐵槍こそはするどくも大鰐族の口を刺して縫うと始まれば。
遂に見惚れて酒の勢いで絡んで口説いた馬鹿が苑まで漢睾を潰されたところか
千切られ小餓鬼族の露天に売りつけられたとか。最近はそれが売れ筋で有るとかないとか。
それでも余りの世間知らずであると言うのはどうやら本当だった。
「銀縁眼鏡のメイド長とやら?あれは何だ?何故に個々にあるのだ?」
「あれは花瓶で御座います。従徒騎士様。室内で花を愛でる為の瓶で御座います」
「花を室内で愛でる?御山の其の辺に花はいくらでも有るぞ?
雑草と言うやつだろ?貴族はそれを態々、陶器の瓶に入れて愛でるのか?其の必要あるのか?」
「料理長とやら?これは何だ?この丸いの?何に使うのだ?
食料は兎ちゃんの丸焼きと猪君の一頭丸焼きと決まっているだろうが?
緑の葉っぱとか食べるのは何故だ?苦いだけだろ?」
「野菜です。キャベツです。緑の葉っぱじゃ有りません。いや、そうだけど野菜です。
健康に良いですよ。それはすりこ木です振り回さないで。おたま殴るものでは有りません」
「馬車引き係とやら。
あのもっさりとして草をハムハムしてる動物はなんだ?白と黑の模様の奴。
それをちっこい鳥は何だ?鳩じゃないだろ?なんで空を飛んでないんだ?鳥は空を飛ぶものだろ?」
「僕は馬車引きでは有りません。牛飼いです。
でっかい方が牛です。美味しい乳と肉を与えてくれるですよ。
あっちは鶏。空は飛びませんが卵を生むんですよ」
「なっなんだと?あれが牛だと?牛の肉だと?
我々の最重要任務が牛の肉の確保なのだ。すっ直ぐに肉にしろ。
あれが牛っ?でかいな。大鰐族位あるじゃないか?噛みつくのか?ちょっと怖いぞ?
に、鶏?卵ってなんだ?食べられるのか?あの嘴で攻撃するのか?危ないぞ」
「あれは乳牛ですから肉にはしないです。
お肉用の牛は牧場の方で管理してますから、その内に食べられるでしょう。
鶏の嘴はいたいですが、所詮は鳥ですからね。まぁ其処までは」
「こ、怖く無いのか?さてはおまえ戦士だな。武器は槍か?剣か?
見直したぞ。牛飼いとやら。云々」
一々に美麗で豊満な四肢を揺らし事煩くも騒ぎとう従徒騎士に呆れるも
時に鼻の下を伸ばすも答える従者も多い。
「頂きすで候っ」
一際に大きな食物への感謝の言葉が幾つも重なる食堂は戦場だった。
その中核と成ったのは厨房を預かる料理人であり、特に少々薄毛が気になるお年頃の料理長は
余りに忙しくも普段は丁稚に任せる大鍋を掛け声も賭けずに持ち上げた為に
激痛が走ればぎっくり腰を患い以後一週間の自宅待機の憂き目となる。
早急な対処を求められるであろう事案は他にも有った。
「屋敷内に置いて。装飾品をツンツンとつついては花瓶を落としそうなる事件が多く派生しております。
物珍しさからモップとやらを槍と間違えて振り回す輩がいればオタマをふりまわしたおやつの奪いあいとかも
先代主人の銅像の髪が薄いのが気になるとばかりに墨汁で書き加える者も居れば
奥様を一緒に描かれた肖像画が不条理であると。奥方様は未練があるとかないとか憶測が。
あっ、先ほどレスフィーナ御嬢様が我等を真似て紅い紐を欲しいと騎士団詰め所に参られまして・・・
その他、諸々の事件をどう対処しましょうか?基本的に我等世間知らずは元より
人でが随分と足りないようです?それと漢と雄の従者が逃げ出しております。
従徒四々蛾様の機嫌を損ねると個の後の夜伽人生に多大なる危険が及ぶと・・・・」
「あっ?御免。聞いてなかった・・・・。
お、お風呂って初めてでさ。峰城でも商い場でも水浴びだったじゃん。
お湯を沸かすとか意味有るのかしらね?どうやって入ればいいの?
そっちは任せるから適当に片付けなさいな。どうすればいいおかしらね・・・これ」
美しくも豊満な四肢を持っていはいても水浴びしか経験がなければ風呂桶に溜る御湯と言う物に
四肢を埋める言うのも勝手がわからない。
「まぁまぁ。私奴の夫様ったら・・・。
今までは水浴びで済ましてきても。商い人の朱jんとなれば身だしなみは気を使って頂きませんと。
もちろん夫の困り事は妻の働き事で御座いましょう。何より夫婦ですからご一緒に入りましょう。貴方様」
広くも豪華絢爛な風呂場の柱の向こうからはらりと白布をゆかに落としてリリレーヌが姿を魅せる。
四々蛾にも負けずも劣らずに豊満ではち切れそうな乳房と豊満な尻を技と降る。
「いっ・・・一緒にないるものなか?」その知識はないとばかりにぱちぱちと瞳を瞬きさせる。
「私奴は貴方の妾妻なのですよ?貴方様は私奴の夫様ですのよ?
夫様であるならお風呂でも寝所でも一緒に過ごすのが当たり前ですの」
「ふむ。そういうものなのだな・・・・」何処か付に堕ちないとでも言うのは知識不足のせいだろう。
しとやかに四肢をさらし豊満な乳房を圧しつけるもちゅっと音をさせて四々蛾の頬に口づけをすると
さり気なくも手を引き大きな浴槽の縁から石段を下り四々蛾を湯の中へと誘い沈める。
「おお、何と心地よい。水浴びとは大違いだ。これは良い・・・・んんっ」
初めて浸かる御湯の感触と温かさに感嘆する前に重さがかかりリリエーヌが覆いかぶさる。
漢と女が夫婦とも成れば互い四肢を求めるのは自然な成り行きでもあろう。
其の日から自分の夫となる四々蛾に自分の体の味を覚えてもらわないと行けない。
若し嫌われでもすれば行くところもなければ乞食にでもなるしかないだろう。
確かにリリエーヌは漢好きであり女性相手にした事もなかった。ましてや四々蛾は従徒である。
女性の四肢を有してはいても人種人類とは大きくも違う。
それでもリリエーヌは心得ていた。聞かずともこの時の為に練習もしいていた。必要があったかはさだかではないが
湯面にたゆる四々蛾の乳房に自分の乳房を下から抑え絞り押し付ける。
互いの乳房が絡みあい肉がいびつに歪む。
「ああ・・・私奴の夫・・・・夫様・・・・。
触ってくださいまし。嬲ってくださいまし。弄ってください。夫様」
初めて浸る湯船の中でその感慨に浸る暇もなく人の雌が乳房を絞って重ねてくる。
最初こそ其の気がなくても自分の乳房に伝わえる妻リリエーヌの乳房の重さが欲望を吹き出させる。
「あんっ。気持ちいい」可愛らしい喘ぎを上げるのは四々蛾である。
「もっと、夫様・・・」同じ様に自分の乳房を抑え絞り先端を勃起させ圧しつけられば
リリエーヌも声を上げすにはいられない。顔をすりよせ唇から涎唾を垂らせば四々蛾が舌を突き出し
受け止め喉を鳴らして飲み干す。
たまらず頭を下げ顔を圧しつけ舌が絡めば風呂場にくちゃくちゃと音が成り始める。
最初こそ戸惑うも夫婦となれば息もあう。貪りある快楽に酔えば止まりもせず。
湯の中の石に手をついて半身を支え、代わりに股間を圧しつけて互いの雌襞を刺激する。
「ああ。気持ちいい。切ないけどそれが良い。ああ。夫様」
女と雌どうしで互いに四肢を重ねてむさぼれは其の技然りとあっても上り詰めるのは至難である。
「はぁはぁ。気持ち・・いい。もっと貴方・・・もっと・・・」
腕に力を込め四肢を反らせ股ぐらを押し付ける。グイグイと腰を揺らしては快楽を妻が貪る。


「聞いたか?四々蛾隊長と奥方様の湯浴みの件」
「ふむ、無事にも滞り無く順調であると聞いたぞ。
何しろあの竿であるからな。もともと気性の荒い団長であるから獣の如しと求めたらしい」
「団長の名誉の為に言わせて頂くが・・・・。
当人が竿の味を覚えたのが奥方様の夫であるからな」
「多少なりとも遺恨もあると言うことか?
辛い想いも成されたろうし、個々ぞ敵とばかりに腰を突き上げるの気持ちがわかる。
夫、鶏の卵を回収する時間だ。あの羊飼いの竿もなかなからしいしな。
そのうち跨ってやろうとねらっているんだ。がははのは」
最近までは商人の家屋であった屋敷の中を槍の代わりにモップを握って闊歩する従徒騎士が嗤いあう。
「き、聞き捨てならないわ・・・。
お、お、お、御義父様に竿。
御父様の御股に竿。御父様は女性だから乳房があって当たり前。
それでも漢性のお、お、お、おちんちんがついてる。
どっ、どっ、どっ、どっ、どういう事?
嫌々、御母様と御義父様は夫婦だから愛の営みは当然なさるわ。
でも御義父様の御股におちんちん。御義父様におちんちん。
け、獣の如くに御母様を責め立てるって・・・あの大きな乳房を揺らしておちんちん突き立てられたら・・・・
どうしよう。求められたらどうしよう?断れるかしら・・・私奴」
小腹をすかして食堂に忍び込もうとした廊下の門で気配を感じ思わずに身を引いたところで
図らずも偲んで聞こえてしまった話にレスフィーナは胸に手を掲げ組み祈りの姿勢で驚愕に震える。
公の場所に未だ姿を魅せぬとも。
従徒騎士四々蛾家の夫婦仲が良好であるとは屋敷の者のみならずも近隣界隈でも知られてる。
日に酔っては十分すぎる警備にと警護の従徒騎士を従えて市場に顔を出すこともある。
尤も黑薄鎧に頭巾に顔を埋め。半面を顔に当てる従徒騎士は毅然とも凛々しく
あれやこれやと楽しげに市場の品々を買い求める妻の傍らに夫として寄り添い
時に微えべば、良からぬ輩が手を触れる前に手首ごと切り落としてやろうとばかりの眼光も鋭い。
巷でも獅子と貴婦人とばかりに噂される夫婦であれば屋敷で愛を育むのも憚らない。
娘レスフィーナの手前もあるからうわべだけの節操はとりあえず護るも隙を観てはと愛し合う。
なんともむずましくも淫猥な夫婦と従徒は羨む。
レスフィーナ・ドン・四々蛾。
生まれた星から数え行く夜も巡れば十と禄。三月も立てば十と七に成る。
慣例として言えば当に貴族騎士の妻として子を宿して落ち着いて居るである。
当然に幾度も縁談は降ってきたし実際に祝式を上げて嫁ぐ馬車に乗る日は明日と言う時もあった。
だが然し。大抵それも駄目になる。最初の弐回は縁に恵まれずも参回目の相手はレスフィーナが拒む。
単純に好みの顔を性格と体躯でなかった。生理的に受け付けない類と言えばわかりやすい。
だがその相手はレスフィーナの家よりも格式も高く、執拗にも彼女を欲しがり根回しもずるい。
貴族社会のそれにおいても少々悪趣味で権力思考の父親が仕切る家長制度と差別を重んじる家柄らしい。
時巡り他に縁談があったとしてもこれみよがしに邪魔をしてくる。
一度ならずも三度、四度と成ればレスフィーナを嫁に迎えようとは誰もが思わないだろう。
「これはこれは今日もお尽くしいである。
今宵も僕と踊って頂けますかな?そのあと二人きりで愛を確かめ合うのはどうでしょう?無論、別室で・・・・」
にたにたとエロ狸その物を表情を顔に貼り付け貴族漢児が酔ってくる。
彼奴と云うのもおこがましい。名前を呼べば口が裂けるじゃないかと思う。
「今日は。
金貨王貴族の次期家長予定のドノバン・フクジンツケ・ヒゲチャビン様。
ご祈願麗しくも。本日は養父様と一緒なのです。余り目立つのがお好きな方ではない無いですし
私奴も習って本日は・・・っ」
「おお、そうでしたな。
無いやら悪どい商売を好むなんとか騎士の集団が猿山から下りてきて好き放題。
挙げ句に家を乗っ取って家長殿を追い出したかと思えば家長の座に居座り
奥方殿まで寝取っったとか。いやはや、災難で有りましたな。そんな家飛び出して僕のところへ来ると良い」
随分な言い草であれば何処ぞの山から変な輩が下りてきた位にしか考えていないのだろう。
レスフィーナが嫌いなのは目前の漢の手癖の悪さである。
やたら早く口でまくしたてる言葉の合間に隙を観てレスフィーナの手を握る所か
それを払えばあちこちと小突いては触ってくるのだ。手や太もも、油断すれば胸元まで手を伸ばしてくる。
気が進まなくてもその日は貴族商人の舞踏会があった。
貴族同士の商談会とでも言えば良いいのだろう。普段は行われない程の貴族同士の大きな商談の場である。
レスフィーナの養父でも有る四々蛾が峰山を下りてきてるのも従徒騎士の見聞を広める為と
食料と日用品を初めあらゆる物資を鐵塔城に送り届ける為の買付である。
ともすれば人前に出ることも一般的な常識もかなり疎い。
本来は其の妻が付き添うべきであるあ有るが、昼食に出された豚の一頭焼きを食べすぎたとばかりに
腹をさすって付き添い役を娘レスフィーナに任せてもいた。
ひとつ、二つと大きめの商談をまとめる手伝いをこなし、一息突きたいとばかりに席を開けたらこのざまである。
「猿山から下りてきた養父殿に紹介してくださいよ。
なんなら僕が商売のいろはを教えてあげますよ」見ためと派手な女遊び然りも確かに商売の才もある。
自分の成す事がうまくいくなら自慢もしたいだろう。
「確かに・・御養父は世間知らずで貴族界隈にも疎いですが・・・・
貴方の手を煩わせるには至りません・・・あの・・・そろそろ・・・・」
払い除けてもしつこく四肢を小突き回され眉を潜めて助けを辺に助けを求める。
比較的近い場所に屯する若い集団の中には数ヶ月前、破談には至った物のレスフィーナ自身は
結構気に入って良い返事を返した美漢児の若い青年も居る。
心配そうに此方を観てくれてるのはありがたい。
「いい加減にして下さい。貴方は嫌いですのっ。退けて下さい。
わ、私奴。ロンピンコロニャン様とお話ししたいので・・・」
「何だと?御前は僕と離せば良いんだ。あんな青二才の何処が良いんだ。?
御前は俺の言う事を黙って聞いて脚を開いて奉仕すれば良いんだっ」
今までのその時まであからさまに拒絶された事はなかった。
金貨王の家柄のせいだろう。胡麻擂り媚を売るやからはいても拒絶する輩はいなかった。
「こっちこい。折檻してやる。御前なんか首輪括って床に転がしてやる」
激昂し辺構わずに喚き吠え、レスフィーナの手首を握り掴んで引きずり歩く。
「Was ist das?
Ritter des Ordens,Bericht.」
突然に野太くも鋭い稲妻が吠える。
声を発した主を観れば黒尽くめと薄皮鎧に半面で顔を覆う騎士。
己の四肢を武器にと魑魅朦朧と貴族社会を渡る雌のそれを遥かに凌ぐも大きな乳房と尻を揺らし立つ。
跳ねて吠えた命声に反応するよりも夙くに壁に影が走れば吠えた声の主と同じ鎧を着込んだ輩が立ち並ぶ。
剣と槍を携えてなくも明らかに戦を掛ける騎士である。
「Dieser dumme Bastard.
Er macht Geräusche, dass er Eure Tochter verführen will, zieht
an ihrer unwilligen Hand und züchtigt sie.」
「そいつがレスフィーナの四肢を小突いてさわり、部屋で折檻すると騒いでます。」
声を上げたのは破談に至るも未練を残すあの青年である。
他の者は知らず解らずとも既に弐度の出兵を熟し一応の騎士の位を持つ青年は
黑薄鎧の従徒騎士が発した事ば戦言葉と身にしみる。
戦場でも短く発する命令と言ってもいい。つまりは個々を戦場と認識しているのだ。
「血、血が流れる。・・・個々は戦さ場だ」
何事だとばかりに辺を見回した貴族嫡男ドノバンであるが、その言葉を聞いて思わず固まる。
彼もまた、半年前に初陣を済ませてる。尤も禄に戦えもせずに上官にも仲間にもゴミ扱いを受けてもいた。
戻りたくない場所であり、聞きたくもない言葉である。
「御養父様。あの人が私奴を折檻すると申すのです。こんな場所で首輪を付けてゆかに転がすと」
轟く戦言葉に思わず身が固めた其の隙に、ドノパンの腕を引き剥がし養父の元へ逃げて駆け寄る。
「怖い思いをさせてしまってすまない。我が娘よ・
だがこれ以上、痴漢漢の好きには指せぬぞ。覚悟しろ。痴漢漢野郎のぼくちゃん」
瞳に涙ためる愛しの娘を優しく抱きしめ暴漢扱いとばかりにドノバンを睨み下す。
「だっ、だっ、だっ、誰か痴漢野郎だって?ぼくちゃんってなんだ。
御前だって山からおちれきた猿の曲ぃ、しかも。女だろ?乳房のでかい女だろ?
女のくせに家長を騙して地位を奪って奥方を寝取ったくせに。
あの娘は僕のものだ。ずっと邪魔をして縁談を潰してきたんだ。
ぼ、僕は金貨王貴族の次期家長だぞ!今更逆らう奴なんか居るものか?
僕がもらってやらなければ一生独身なんだぞ。ぼ、僕は偉いんだ。」
めそめそと泣き顔に嗚咽を漏らし喚き散らす。
「漢だけが女と雌を愛でて愛する事が出来ると誰が決めたのかっ?」
閃光一閃。怒声一括。
「漢だけが女をだけると誰が決めたのか?
雌と成る者が女と雌を愛して抱いてはいかぬのか?
子と子孫を残す術がそれだけだとお前等は信じているのか?
成れば魅せてやろう。女と雌。乳房を持つ私奴であるも、漢の竿を持っているぞ。
御前がもらわなけれ生涯独身だと?笑わせるな。
我が娘を愛でて愛せぬ親が何処にいる。縁談など要らぬぞ。
私奴が娘を抱いてはらませてやる。
Ritter des Ordens.Vorherige.」
乳房揺れる胸を揺らし吐き出した言葉と号令。
それは二つの現象を一気に動かす。
騎士団。前へ!っと青年の耳に届くと同時に一人の騎士が前に出る。
鼻水が垂れるも怖さに体が固まるドノパンの眼前に来ると丸めた羊皮紙を広げる。
従徒騎士四々蛾の命言を受けた其の騎士が書状の内容を読み上げようとするが邪魔が入る。
「まっ、待ってくれっ。き、騎士殿。冬嶺護る鐵塔城の美人の騎士よ
まってくれ、その書状はさっき締結した我が家とのものであろう?
お願いだから止めてくれ。参時間も賭けて交渉してやっと締結したものだぞ。
牛牧場四つ、丸ごとだ。羊牧場が二つ。いずれも何十年も手間と賭けて育てて来たんだ。
独占買い上げ契約に粘ってやっと締結にこぎつけたんだ。
それに貴族市場の半分店の権利だって含まれるんだぞ?
そ、それを、破ろうと言うのか?破棄しようというのか?
バカ息子奴。御前が馬鹿なおかげで一生の内の最大の契約がパーだ。馬鹿野郎」
金貨王貴族の現当主が慌てふためいて奥の部屋から転がり出てくると
羊皮紙を広げる騎士の前にひざまついて懇願する。
生涯最大の金額を記録する交渉は難航した。謎めいた騎士団であっても商売である。
巷噂とはうわべだけであり其の立場も身分も本物である。
いくら持ってるんだ?と何度も口にした金貨は全て本物でもあった。
それを踏まえて商売人として粘り交渉して成立した商売。
それが自分の息子の女好きの性で破棄されようとしている。
「ああああああ・・・・・」
嗚咽を漏らす金貨王貴族の眼前で。破れと言われても感嘆には行かない羊皮紙を
騎士は鼻で嗤って見事に引き裂きちぎる。
「ああああああ・・・・・。なんてことを・・・此のバカ息子奴」
床に膝をつきいつまでもうなだれる父親の姿に自分が何をしたかと解らずも居るドノパンの耳に
「これで済むとおもうなよ。僕ちゃん。
我が娘を愚弄した罪は重いぞ。夜道どころかたった今も気をつけろ」
物騒にも脅しを捨てて一応は控えの間に愛しの娘の方を抱いて四々蛾は姿を溶けて消す。
「御養父様。有難う御座います」
「何しろ。愛しの娘だからな。愛してるし。望めば孕ませるのも父の役目である」
朱と黑で装飾されたソファにゆっくりと尻を沈めると愛おしそうにも笑みを浮かべ
娘レスフィーナにも進めると従徒騎士に紅茶を強請る。
暴漢輩に向かって放った言葉に偽りもなければ他人から見れば歪でもあろう。
歪んでいると顔を背けもするだろう。それでも四々蛾は本気だった。
更に言えば言葉を向けられた娘・レスフィーナにとっても常識で考えれば禁呪であろうとも
何処かにに惹かれる想いが胸に燃える。
しばしの談笑を楽しむ親子の控え間の向こうが五つ叩かれ声が伝わる。
Entschuldigen Sie bitte.
Ich würde gerne mit dem Ritter sprechen.
自身もよくつかい知る戦言であると自然に対応し伝言がなされると団長の四々蛾が手を振り承諾する。
想い扉を開けてもらい招かれたのは青年である。
「騎士様。
僕はロンピンコロニャンと申す。中堅貴族の末席の者です。
商売よりも戦さ場に長くいました。そこで戦言を覚えたました。
あの・・・レスフィーナ嬢とは婚約関係にありました。巡り悪く破談になりましたが」
「そうか・・・。それはなんとも残念であるな。
して?私奴になにようか?商談は明日にしてほしいな。片付けるべきこともあるのでな」
娘の元婚約者と聞けば気も使うのか体を揺らし姿勢を直す。
当事者レスフィーナも居心地が悪いと紅茶と菓子を従者に強請る。
「さ、先程の騎士様の口上について・・・
観覧していた貴族の奥方様、御嬢様から質問を預からせて頂いてるのです。
僕が戦言を理解するとか、レスフィーナ様の元婚約者とか、縁が近いと思ったらしく。
いつくかの質問に答えて抱きたく・・・・よろしいでしょうか?」
乳房と腰回り、そして尻の大きさでも聞かれるのかと思い頭の中を巡らせ、とりあえず頷く四々蛾。
ソファに浅く腰掛け、進められた紅茶を温めの牛乳にしてほしいと丁寧に頼み
膝に抱えた羊皮紙を広げながら青年は真面目そうに聞いてくる。
「先ほどの口上に置いて
まず、問題となるのは倫理観で御座います。
貴族の間にも常識もありますので。
父と呼ばれる者が堂々と娘を孕ませると言うのは、倫理上憚れるのでは?」
いきなりと言えばそうであっても嫌悪するのはそこであろう。
「倫理とはな。
元より、私等騎士団に属する従徒は[大叔母様]が欲して作り頂いた錬金術の賜物である。
人種人類の姿はしていてもそれに属していない。
貴殿が言ってるのは血の筋であろう?
人種の四肢に流れる血は近い者同士であれば混ざりすぎて濃くなる。
血が濃くなれば異形にもなる赤子に影響が出る。
それを咎めるための風習に過ぎないだろう。
我等が何者か気になるなら自分で冬嶺を昇って観ればよかろう」
「なるほど。
流れる血が血合えば倫理観も違うと・・・」
「貴殿、人種人類であっても血の筋の影響がないとしら
欲に塗れて子と言え首輪を括って弄びだろうに。
主ろあってこそも好むであろうが?
実例も多ければ被害も有ると知ってるぞ」
にんまりと淫猥に頬を歪め四々蛾が嗤う。
「ご、ご尤もです。
よくある事と僕も知ります。
それから・・・個々が皆さんもっとも興味が有るとおっしゃるのですが
騎士様は人一倍も綺麗でありますし、豊かな乳房を持っています。
一見すれば女性と雌に視える四肢なのですが・・・・
ほ、本当にお持ちになってるのですか?その、あの・・おち・・・ん」
「御養父様のおちんちんっ」
青年が気まずくも言い切れない言葉をはばかりもずに娘レスフィーナが憚らすも声にだす。
「お、御前みたいのか?私の竿が見たいというのか?我が愛しの娘よ」
「み、観たいです。御養父様のおちんちん。むしろ舐めてみたいですの」
「ひ、人前で魅せるものでもないだろう?
愛と縁を結んで初めて魅せて弄る神聖なものなんだぞ」
「愛してますもの。御養父様ですもの。孕ませて下さると言ったもの。御養父様」
「ぼ、僕も愛します。愛されたいです。騎士様の竿で・・・
てか、みんなそうですよ。貴族の奥方様も御嬢様も騎士様の竿に貫かれたいって」
「お、御前は、漢だろう?私奴に貫かれたいって言うのか?」
「お、犯して下さい。ぼ、僕の穴を貫いて下さい。騎士様。」
「まて、待てってば。落ち着け。落ち着け小僧。我が娘よ
落ち着き給え。こら脱ぐな。準備するな。ふたりとも!」
あたふたと慌てる四々蛾を横目にいそいそと若い二人が衣服を脱ぎはじめる。


「少し食べ過ぎかと思って娘に付き添いを任せたらこれですかっ?
私の四肢を貪るのに飽き足らず。娘まで手を付けて孕ませようとか?
それで飽き足らずも娘の元婚約者の穴まで犯すとかどんだけなのですかっ?
孕ませるのなら私が先で御座いましょ!今日は寝させませんからね!
こっちいらっしゃい。こっちへ・・・・」
「「いやつ、未だ孕ませてないから。レスフィーナが観たいって言うから、おちんちん・・・
ちょっと魅せて握らせただけがから・・・セーフだから。セーフっ、ギリセーフだから」
興味津々とばかりに竿を魅せろと其の気のレスフィーナと元婚約者に適当に四肢を弄らせて
満足させたが屋敷に変えれば本妻が自分専用の縄を握りしめ鬼嫁の如くに吠えれば堪らない。
翌朝、ところか昼も過ぎおやつの時まで強請られ腰をふらされる始末であった。






