私立学生結社秘匿学園私立五蝶擁学園・主徒教師従徒学徒


【私立学生結社秘匿学園・私立五蝶擁学園】
伝統と各付けが横行する他所なりとも歪な信条に全てを支配される私立高校。
其処に通う学徒達が街を歩けば待ち人が頭を下げて道を開けるとも言われる。
凡そ弐千人は居ると数えられる学徒を導気教鞭を取る教師もそれなりの数となる。
学徒の生活の全てが授業と格付けに左右されるとなれば食堂の料理人も購買の叔母ちゃん
果ては用務員を含め、やはりその教鞭者も各付けに基づいて居る。
学園に通う学徒と違うは教鞭者の格付け順位の裁定形式である。
最初に学園職員執行部の査定が有る。所謂勤務態度であり。これが基準となる。
更に受け持つ授業を実際に受ける学徒達からの追加点数が加算される。
教鞭者の授業を受講した学徒達が、今日の授業から学びを得た。
参考に成ったと思えば後ほどに支給される用紙に松竹梅の位からひとつ選んで投票箱の投入する。
松と竹はそれぞれの参点と弐点に換算されるが梅の位だと零点である。
将来の人生に役立つ教科であれば点数も自然と高くも成るだろう。
そうでない教科の教鞭を取る者達は点数を貰う為にあれこれと画策する。
ありきたりの授業でうまく行かなければ自分で工夫してスライドやイラストを描く者も居れば
若い頃に鳴らした歌喉を駆使して算術の式を披露する者もいる。
執行部の基本点数意外に点数を稼ぎおおくの給料と待遇を手に入れたい思えば工夫と努力が居るだろう。

戦争倫理社会教鞭者・蝦蛄海老貞夫。
改めて歳を数えるならそろそろ壮年の気配が忍び寄るのであれば別居中の妻がいる。
妻の家に婿に入り暫く経つが子共には恵まれていない。
離婚協議を申請しても随分にもなるが、元よりきつい性格の妻からの返答はない。
別居の理由は貞夫の浮気未遂である。公立学園の教師時代に女学生に言い寄られ
若い四肢の匂いに惑わされ腰に手を回したら騒がれる。其の瞬間に変態認定され
高校教師の職を失い妻と別居が確定してる。
それから数年、妻は愛人を二人も囲うが貞夫は手淫が友である。
さてにそろそろ若い世代につなぎ何か残してやれないかと思うこの頃であっても
戦争倫理社会学と言う一種独特でもあるが其の内容には時に疑問も生じる科目であれば
やはり一連型通りの者を教えるくらいしか出来ない。有る朱尖った科目であっても
所詮は卓上の倫理観であり世間出れば頭の隅においておく程にも価値が成さすぎる代物である。
事実。蝦蛄海老の授業は選択式の枠で有るために学徒が選ばねば受講者数も限られる。
其の中で格付けの点数を稼いでいい暮らしをしたいとか頑張ろうとか足掻いても徒労で有もある。


午前中に壱枠。午後に残りの壱枠の授業しかないその弐回目。
黒板に向かい、規定通りの授業を始めようと生徒達を見回すと一人の女学徒と視線が絡む。
確か学園でおそれなりの上位の格付けと持つ女児学徒である。
尤も、教鞭者である蝦蛄海老に対し小者扱いするように蔑まんとばかりの冷酷な笑みである。
なにか心に引っかかるものがあるった。それでも型どおりの授業を進めようと黒板に向き直る。
黒板の縁から白墨棒をつまんで握る。
かっ、かっ、かっと・・・、白墨棒が線を描き文章を示す。
一瞬後に教室がざわついたと思えば生徒達が眉を潜め互いの顔を見合わす。

羽脱の上がらない其の編の何処にでも居るだろう壮年間近の一介の戦倫理社会教鞭者蝦蛄海老貞夫。
其の漢が黒板に白墨で描いて記したのが【極右漢尊女卑絶闘主徒主義】
「静まり給え・・・・。そう騒ぐことでもないだろし諸君も聞いたこともあるだろうしな。
前期試験に問題文の判例としてもでてきたから当然思い出すものも居るだろう。
何しろ私の授業は人気もないしな。このままでは引退後の一般企業再就職ままもならん。
此処らで一発花火でもあげないと。浮気性の妻に慰謝料を搾り取られても泣き寝入りするのが席の山だ。
将来、立身出世間違いなしの諸君に名前のひとつも刻んで置かねば教鞭者としても恥である」
いまだ、黒板の文字から目を引き剥がせない者もいるが、つまらない冗談でも少しは空気が和む。
「さて、極右漢尊女卑絶闘主徒主義である。尚、語り終えるまで一切の質問を受け付けない。
私の噺を聞き終えて尚、声を上げる勇気ある者等おるまいが。
では・・・・。昨今我が学園の外の世情では奇妙な事が起きている。
一種の社会現象であるとも聞く。 political correctness ideologyとも呼ばれるものだ。
諸説あってもこれの内容を一応にのべるのであればだ。
社会の特定のグループや団体に対し不快感や不利益を与えないように意図された政策
などを表す言葉の総称である。
人種、信条、性別、体型などの違いによる偏見や差別を含まない中立的な表現や用語を使用することを
指し政治的正しさ・政治的妥当性などと訳される。
特に性別の差異を回避する表現を性中立的言語と言う。
またハリウッドなどでキャストやスタッフの多様性を確保するよう求める条項は包摂条項と言う。
まぁ~、言ってしまえば差別用語をなくして柔らかく物事を優しく言いましょう、みたいな事である。
学徒諸君の中にはそうあって欲しい者も居るだろしそう有るべきだと唱える者も居るだろう。
当然、人が頭の中で考えるのは罪にならないし害にもならない。幸運であるな。
しかし、当然のごとく人は行動を起こす。取るべき責任をも考えもせずに愚かにである。
では実際に起きている事とはなんであろう?
事顕著に行われているのは娯楽及び芸能の分野である。
いとも簡単に目もするのが人種や肌の色の違いをネタとした広告や主人公の人種を書き換える行為だ。
洗濯洗剤のコマーシャルで黒肌人種を選択肢たら白肌人種に成ったとか
人種人類の特徴を揶揄して嗤い製品の売名を図る製品会社と指導する広告会社。
伝統的な人物の物語でさえ肌の色を黒くしたり白くしたりと余計な事でお茶を濁す。
時に確かな史実の人物でさえ制作者の思惑、指一本で都合よく書き換えてしまうご時世である。
何故、其の方な事が必要であるかと考えるならば一重に女性権力の増長である。
漢尊女卑、古いかね?古くて結構。私は少なくてもその時代に性をうけているからな。
かつては漢性が外で働き女性が家内で子を護る。
家長が連なる者達の祭事を図り妻と子が従う。それが巡って家々が巡り連なって来てのだ。
もっとも昨今はそれが全てではない。世間の事情も社会の変化にも対応して行く必要も有るだろう。
不本意でもあってもだ。だが然しである。
女性勢力がまして増大していく度に社会情勢は歪んできている。
女性の事務員が減り、漢性が変わりを務める。女性上司が拳を上げれば漢性社員が胡麻をする。
それが現代社会の真の姿で有るのなら戦はどうなる?差別はどうなる?
種族的な特性を含め体内の構造故に女性の方が漢性よりも強いとされる証明さえあるのだぞ
ならば、女性が戦に出れば良いのではないか?女性兵こそが銃を掲げ漢を守ればいいのではないか?
それもまた然りである。
子を孕み宿す女性を戦に出すはずもない。漢が女性を護るべきなのである。
一家の家長こそが家の政を行い、妻が子を宿し家を護るべきなのである。
又・・・・。
誰かに優しくと世界平和を願う輩はただの馬鹿である。
人類史上、差別は存在する。残念とは言わない。それはむしろ人の性であり本能でも有るのだ。
世は太平で有っても。我が御國は戦の真っ最中である。
戦に出る兵士の慰めひとつに乳を晒し見送り出来ぬ御名子など居るものかで有る。
主徒様に乳房愛でられ嬲られてこそ、吾身の恥辱と誉こそ有れ。
っと・・下の句は・・我が竿に頭垂らして・・・、えっと、覚えてないな・・・漢の話だし。
おっと、そろそろ頃合いだ。まぁ、戦争倫理社会教鞭者の戯言だな。
では、また。来週である。諸君」

「起立っ!蝦蛄海老教鞭者に礼っ!有難うございましたっ」
「おっ?おおうっ」蝦蛄海老自身が壱番驚くほどに稀に革靴の踵が鳴り響いて授業が終わる。


「失礼しますっ・・・・。蝦蛄海教鞭者殿。
先ほどの授業。大変感服いたしました。
然し、肝心の主徒・従徒の部分に言及が御座いませんでした。何故で御座いましょう?」
久々にでも本来の自分の思想を生徒の前で語るのは気持ちが良い。
尤も昨今では憚るべき主義主張で有る。時に世間は遠い地で倒れる兵士の事を口にする輩も少ない。
学園学徒が外の世界に出る頃には戦も終わっているだろうと甘い考え故だろう。
「あの主義はともすれば危険分子扱いされるやもしれん内容なのだ。
今の時代に一人漢性に複数の女性が尽し虐げられる光景等観たくない輩も多いのも確かなのでな」
意外にも受けた授業の後の麦茶を楽しみと歩く廊下で呼び止められる。
さっきの授業の最初に視線を絡ませた女学徒である。
凛とするも涼やかな顔立ちでまっすぐに蝦蛄海老の顔を見詰めてくる。
「そうですね。今の御時世では・・・・・。学園の中なら・・・・。
蝦蛄海老教鞭者殿・・・・。し、思想理論実技講習は有るのでしょうか?」
「ふむ・・・。極右漢尊女卑絶闘主徒主義自体、大きな主題であるからな。
今は古びた物でもあるし、実技復興の方が正しいかもしれんな。
もっとも希望者が居ればであるがな・・・考えて見よう・・・。では失礼」
久しぶりに気持ちの良い授業が出来たとばかりに機嫌も良かったが
凛とした顔つきの女学徒に話した実技復興実習は冗談である。
そもそも極右漢尊女卑絶闘主徒主義自体がふた昔前のある種の偏見に基づいた思想に過ぎない。
筆才家の妄説小説の類とでも言えば良いのだろうか、時の民衆に受けた社会現象ではあっても
実際に形となるような行動思想にはほど遠い。今では形骸化した妄想とでも言うのだろう。

それでも、何故か・・・・。
「蝦蛄海老教鞭殿。
はっ、先生と呼ばせて頂いて構いませんか?
従徒と成る者はその主徒を選ぶことが出来るでしょうか?
それとも最初に主徒であると名乗った者が?」
「主徒は従徒が選別する決まりであるな。
三人以上の従徒に認められればその者が主徒でありひとつの群徒を作る事に成る」
「漢が従徒になる事はできるのですか?先生」
「以前は、主徒が漢で従徒が女と定めらていた。
後の一派群徒の中には漢性の従徒もいたらしいが。主徒の好みにもよるのだろうな。
下の漢の句も存在するのだし」
「先生。衣服は・・制服はどうなるのでしょう。
乳のひとつもってありますし。
「乳房は女性の象徴である。主徒の前では常に晒し愛でて貰うのが礼儀と記録もある。
まぁ時勢であるから無理であろうが工夫すればいいんじゃないか?」
「さっ、竿も握って貰えるようにですか?」
「どうであろうな。細かい決まりは主徒成る者の采配であろうし。
創意工夫の賜物じゃないか?」
授業終わり麦茶と安い菓子が楽しみであっても教鞭室に押しかける学徒達が
次々に質問を投げつけてくれば禄に喉を潤す暇もない位だと蝦蛄海老は愚痴る。

ともすればたかが一度の講義講釈で何か変わるとも蝦蛄海老は考えていもしない。
他の教鞭者の都合で次回の講義には時間も開く。
数日もすれば騒ぎも収まるだろうし、まぁ直ぐに戻るだろうとも思っていた。
だが然し。新聞部が編集し壁新聞に張り出された記事が目に留まると眉を顰める。
「儂の授業内容を掲載してくれるのは構わないが・・・・。
少々盛り過ぎでないのか?確かに極右漢尊女卑絶闘主徒主義について論文を弐本程
執筆しているが、さほど注目されて居るとは思えないし、だいたい何処から引張り出してきたのだ?
良く見つけたと言うべきであるが。儂の名前間違ってるぞ?
車海老寿夫じゃなくて蝦蛄海老貞夫であるぞ。お~~い。新聞部ぅぅぅぅ」
貞夫の論文を引っ張り出してきたのは良しとしても細かい所をあれこれと凛と背筋を伸ばし
突っ込みながらも訂正する姿は意外にも目立ってもいたらしい。
たっぱ背丈もそれなりに高く壮年の足音がそろそろ聞こえる頃合いであっても
若さ然りの学生時代には極右漢尊女卑絶闘主徒主義の実践運動にも参加し
所謂、数人の従徒共を抱えたこともある。尾を引く自身の結婚もそれが縁でもある。
世間の波に咽まれる頃には志願し将校として軍にも参加経験もある。
「し、然し。その考え方では漢児同士の痴情、若しくは女児同士の恥辱は全くの禁止とも聞こえます」
「必ずしもそうではない。一つの群徒に認められるのは一人の主徒と多数の従徒である。
実質的には主徒の体力にも限界が有るのは事実であろう。ときに黙殺することもにも柔軟とすべきだ。
儂は何方かと言えば女児同士の恥辱をみてるほうが好きではあるが・・・
割としつこく詰め寄る漢児にも時に真面目に答えるも冗談をも交える。
「先生、それは、女児同士の恥辱姿を放置しながらずっと観てるというのですか?
それって・・放置プレイのたぐいですよね?・・・素敵っ」
「放置プレイとやらに属すると言えばそうであろうが。
諸君、何か忘れてないかね?従徒共が痴情を行うとは言うのは主徒に命じられての事である。
主徒の命言がなければ痴情一つ行う事は許されないだぞ。
ともすればである。女児従徒同士が痴情をすると成れば当然に主徒の下知である。
女児と漢児。女児同士有れども漢児同士での痴情のそれを決めるのは主徒である。
全てを決めるのが主徒である以上、全てを受け入れるのが従徒である。
それが嫌々で有るともあろうとなかろうと従徒に取って主徒の下知は絶対であるのだぞ。うははのはっ」
「しゅっ、主徒様の命言であるとこそ、漢児と女児との痴情。漢児と漢児。女児と女児のそれ。
従徒が好む相手との痴情の良しをも決めるのは主徒様。
時に毛嫌う相手とも主徒様が下知とくさせば・・・嗚呼、なんて・素敵な」
矢継ぎ早に弾ける学徒の質問にも笑みを浮かべても蝦蛄海老は答えていく。
時に妄想にも似た主義思想で有れどもそれ自体に尤も近いのが蝦蛄海老でもある。
知識貪る学徒達が群がるのも当たり前に思える。


廊下と歩けば結構な頻度呼び止められる。
自分の知識と経験有ればこそに面白げに問われてるのかと思えば若い世代の興味本位であろうとも考える。
それも又良しと思えば隙を突かれるの悔しいをばかりに手狭なアパートに籠もり文献を漁って三日ほどの後
通う地下鉄の隙間の時間でも携帯に落とした情報を漁りながらも歩けばメールが届く。

[蝦蛄海老貞夫教鞭者殿]
秘匿学園私立五蝶擁学園教鞭者格付け順位の変更をお知らせします。
本日付けてで蝦蛄海老貞夫教鞭者殿の教鞭者格付けを十と七位と決定します。
尚、制服の着用義務が生じる為、始業前に専用控室へお越しください。
秘匿学園私立五蝶擁学園教職員執行部

「職員格付け十と七位ってなんだ?昨日まで四十八位だそ?
儂、下っ端だぞ?制服って職員制服だろだろ?
寸法なんか合わせてないからきついに違いない。腹がきつくって息が詰まるぞ。
教鞭制服なんて来たら最悪だ。後へは引けなくなる。一介の教鞭者には無理である」
ちょっとした思いつきではあんした従業内容が大事になりそうである。
「だっ、だから無理だって言ってるしょ?銀橋さんっ・
中年の峠を越えた漢の腹周りを舐めちゃ駄目なのっ。
ビール咽まなくても自然と御腹は出るものだのっ」
直近に直ぐにも職員会議が始めると言う時間に慌てて控室とやらに飛び込んだ蝦蛄海老は
其の日から専用の事務員と言うか、助手だとか世話係に立候補としたと言う銀橋と言う女性が
用意したと言う個人職員用制服を着るように言いつけられる。
「だ、だから入校した時の検査の寸法で作っちゃ駄目でしょ?
中年の峠を越えた漢の腹周りを舐めちゃ駄目なのっ。ふとったの僕ちゃん」
「蝦蛄海老教鞭者様っ。たった、参年で御座いますよ?
参年でボタン閉まらなくなるまで太るって?さすが中年の峠を越えたぽっちゃりさん。
これじゃ奥様も別居を考えて当たり前で御座いますわ。お中引っ込めて下さいまし!」
そこそこに若い女性に身を寄せられ気恥ずかしい気分に苛まれる蝦蛄海老。
作り直すのはもったいなくても攻めて手直しはしてくれと懇願するもしばしは時間もかかるだろう。
「ぶはぁ~~。腹きっつ。ジムに通う!儂、ジムに通う。
ビールは嫌いだからせ、責めて倭之御御酒減らそう。ジムに通おう」
ぶつくさとも文句を吐き出すもなんとかそれらしく一端の極右漢尊女卑絶闘主徒主義主張者には
視えるであろうという出で立ちで職員会議を乗り切る。
学園教職員各付け十と七番位・極右漢尊女卑絶闘主徒主義主張者・蝦蛄海老貞夫教鞭者。
今、此の時にそれに相応しいと問えば少なくても外観はそうである。
学園内で一定以上の格付けを持つ者達だけが着込む事を許される個別制服。
蝦蛄海老のそれも短い時間で仕立てられ少々着辛そうであっても、黑薄皮の作り模様に
少々の装飾と実用さを兼ね備えても居た。本業との戦兵とのそれとも違うのだろうか
遠目に観れば明らかに軽装の戦鎧にも視えなくもない。つまりは軍服で有る。

「それではこれより・・・・。
第一回、極右漢尊女卑絶闘主徒主義思想理論実技予備講習を行う。
本日の実技予備講習はあくまでも予備実習である。つまりはさわりである。
さわりと言っても極右漢尊女卑絶闘主徒主義思想理論に基づいて行われるともなる。
実践さながらと考えてよろしい。
本日の主徒講師は蝦蛄海老貞夫教鞭者殿。受講希望者は・・・・
韻集院みさと・・雲海結蛍火の弐名である。両者弐名。前へ」
急ごしらえに手配された其処まで広くない旧校舎の一室に皮靴踵をかつんとならし
韻集院みさと・・雲海結衣課となる弐名の女学徒が部屋壁を背に仁王と立つ蝦蛄海老の前に立ち進む。
「ど、どうしてこうなった・・・?なんで儂が主徒役なのだ?其の辺に若い漢などいくらでも・・・」
「確かに主徒役の希望漢児は数名いましたし。当然予習もしたらしいのですが
極右漢尊女卑絶闘主徒主義思想理論を実践経験してるわけじゃないので・・・・。
何より従徒希望の二人が教鞭者を主徒と認定してるので・・・・」
「主徒を決定する権利は確かに従徒の権利である。
だが然し、それには三人以上の同意がいるものだぞ・・・二人でないか?」
多少なりとも内心動揺を隠せない葛藤を憮然とした睨言葉で濁して聞き返す。
「あっ、三人目は私ですの。二人の提案に私が加わりました。
後で混ざろうと思って。むふっ続けてもいいですか?」
「君もか?あとで混ざるって・・・、続け給え」
憮然とでもあっても渋々であっても納得が行かなくても辞めるわけには行かない。

冗談半分とはいかなくても蝦蛄海老がぶち上げた極右漢尊女卑絶闘主徒主義思想理論に
興味を持ち魅了される者は多かった。多すぎる。
その日の授業枠はなかったが実技予備講習の準備には手間が掛かる。
学園執行部への届け、場所の確保。殺到する従徒役希望の女学徒と漢児。
従徒役を演じる女学徒の選別と参列を許可するべき世話係、それから閲覧希望者などの調整。
随分と大掛かりであるがどれもやらなければならないことだった。

「従徒。待機姿勢っ」
自分も後で混ざろうと画策する銀縁眼鏡の事務員が進行表を観ながら号令を発する。
ざっと靴と衣服が擦れる音が其の場に響くと韻集院と雲海結蛍火が蝦蛄海老の前に傅く。
よく訓練されたとは言わずとも脚を大きく開き割座で床に座ると両の上でお後ろで組む。
顔はまっすぐと主徒となる蝦蛄海老の顔から視線を外さない。
「従徒っ。脱衣脚部っ。主徒殿に乳晒し。」
銀縁眼鏡の事務員がここが魅せ場とばかりに号令を掛けると
従徒学徒二人の背後に世話人が回り込み、躊躇もすること無く衣服の胸部に手を伸ばし剥ぎ取る。
ぼろりと音が視え韻集院みさとの大きな乳房が蝦蛄海老と閲覧する観客の眼光の皆にさらされる。
主徒の衣装が特殊であると同じ様に又、二人の従徒の衣装も特別な物である。
薄皮布作りであるが装飾も細かくも美しいが脚部、胴部、下腹部等に細工があり
必要に応じて脱尺出来る。だからと言って従徒自身が外す事は許されず、第三者がそれを担う。
「嗚呼っ」と小さく声を漏らし韻集院みさとが喘いだ。
蝦蛄海老が提唱する極右漢尊女卑絶闘主徒主義思想理論に強くひかれ賛同し
実技実習に参加するが、本当に人前で乳房を晒し主徒だけではなく閲覧者の前にまでも乳房を晒してる。
ブチッと音がしてみさとよりも一回り雲海結蛍火の乳房に観衆の視線が鋭く刺さる。
「ああ・・はっ恥ずかしい・・・観られてる・・・」
蛍火は高揚するも羞恥交じる声が上がる。余りの恥ずかしさに直していた蝦蛄海老の顔から視線が外れる。
「貴様っ、何をしてるかっ?主徒の前に傅けと号令掛かるも視線下げるとは何事か?
乳房愛でられ嬲られてこそ従徒の誉れ。儂に観られるのが嫌か。此の腐れ従徒奴」
バチンと大きな手が一閃し蝦蛄海老の手がみさとの顔をはる。
「もっ、申し訳ありません。しゅっ、主徒様。はずかしくて・・・」
勢いの乗った張り手で四肢がぐらつき傾く頭を再び蝦蛄海老の手が掴み抑え
顔を近づけたとおもうと其の乳房をぐいっと鷲掴む。
「何が、恥ずかしいと言うのか?観衆共に魅せてるのではないのだぞ?
御前は主徒に乳を魅せているだ。何が恥ずかしいと言うのかっ?
御前の乳など搾り潰してくれるわっ」一度は掴んだみさとの乳に力を込めれば歪に歪み
先端が紅く側れば固くなる。
「観ろっ。犯人前の従徒の曲にこれくらいの搾りで勃起させる淫乱従徒奴」
「わ、私は・・・淫乱従徒で御座います。ぞっ存分に乳を絞って下さい。私の主徒様」
思わずもつらつらと言葉がくちから出てくるがぎりぎりと容赦なく乳房が絞られる。
「おまえもか? 御前も目をそらしたな。怖いか?儂がこわいか?それとも・・・」
「もう、申し訳け御座いません。主徒様。う、羨ましく・・・
主徒様に乳を絞って抱いてるのが羨ましく・・・・・嗚呼っ」
最後まで言い終える前に蛍火の乳房がガシリと掴まれ食い込むと波打つ肉がなみつつとばかりに
ぐにゃぐにゃ形をかえる。容赦ない痛みと快楽に酔い始め嗚呼とばかりに蛍火の喘ぎが漏れる。
「はぁ、はぁ・・・しゅ、主徒様」
性に貪欲な年頃であってもかつてにも主徒として杵塚を取るし蝦蛄海老の手は容赦もない。
ぐにゃりと乳房を絞れば乳首の先が潰される。
淫猥にも厭らしい匂いが辺に漂えば気配も濁る。
「貴様等、何してるだ?従徒二人の淫気に当たられたか?
どいつも此奴もの欲しそうに唾液をためてるではないか?
並べっ。囲えっ。さっさと傅き乳房を晒せ。揉み絞ってやるっ」
みさとと蛍火の乳房を好きな様に弄りながら蝦蛄海老が怒声を上げる。
「枠線内の女学とは従徒とみなす。漢児学徒は外へ。
追加の雌従徒は主徒様囲み、脱衣脚部っ。主徒殿に乳晒せっ」
銀縁眼鏡の事務員が唾を飛ばして吠える。
ざっざっと皮踵が打ち鳴らされると主徒・蝦蛄海老の側に歩み寄り傅く。
前に並ぶ者の制服の脚部を剥ぎ取り、自分の衣服は後ろの者が剥ぎ取つて行く。
主徒の前に既にみさとと蛍火。周りを他の従徒が周りを囲み乳房をさらず。
一人の漢の前に数人の従徒が並び双房を晒して傅く。
「どいつも乳房を揉めとばかり突き出しおって」
ずらりと並び突き出す乳房を大きくも太い指が従徒共の乳房が嬲られていく。
「嗚呼っ、しゅ、主徒様。痛いっ。気持ちいい・・・」
ぐいと持ち上げる肉を太い指が潰し嬲れば少女従徒の乳房が歪み喘ぐ。
痛みと快楽が晒し潰される乳房と背筋をゾゾゾッと伝わり声が漏れる。
「嗚呼っ、こ、こんなに強く・・・もっと・・・嬲って下さいませ」
強く嬲られる快楽に酔う従徒が喘げば、反対側の従徒が自分も嬲ってくれと乳房を突き出す。
幾つも並ぶ双房を主徒の太い手が嬲り尽くす。
ぐしゃりとつぶし握ると熱を持って乳房が撓む。乳首を擦り潰せばあえぎが漏れる。
「ぬはっ、嗚呼、あみゅ。はむぅ」
並ぶ乳房を次にと嬲れば反対側の従徒の口に強引に指を突っ込んでしゃぶらせる。
無理に突っ込まれる太い指を口に突っ込まれ圧しつけられ舌を絡めて愛撫すれば涎がこぼれる。
主徒蝦蛄海老の指が少女従徒の口にじゅぶじゅぶと潜り込むとじゅるじゅると口を窄め啜る。
蝦蛄海老は十分に時間を掛けて一人づつに其の乳房を嬲り弄り、口に指を突っ込んで其の味を覚えさせる。
ぐちゃり、ぬちゃりと指を舐める音が響く嬲られ跳ねる乳房が悶え揺れる。

「はぁはぁ・・・・」途切れ途切れに淫猥な喘ぎが漏れ辺を包む。
「従徒っ。竿しゃぶりの儀っ。
従徒韻集院みさと。主徒様の竿に顔寄せ!
口開けぇ~。舌だせっ。竿しゃぶり初めっ」
突然の号令を銀縁眼鏡の助手が手元の進行表を覗き唱える。
蝦蛄海老自身も踊ろたが進行表を描いたのは蝦蛄海老自身でもある。
号令が掛かると係の者が蝦蛄海老の衣装を弄り漢竿を握り出す。
それなりにも硬く熱を持っても乳房を弄り倒しただけであれは半立ちとも言える。
耳に届く号令に従徒としての雌が反応する。
名を呼ばれ取るべき行動の指示を受け取ると韻集院みさと蝦蛄海老の前に膝を勧め歩み寄る。
四肢を傾けるも迷わずに口を大きく開けて舌を突き出す。
弐、参度瞬きするみさとの前に突き出される主徒の竿。
それは同級生の最寄りも大きくも太くも黑輝くもムッとした汗も鼻を突く。
たじろぐ暇も戸惑う暇もなくみさとは何をすべきが自分で理解し竿の先端をちゅると呑み込む。
じゅるじゅると鬼頭を呑む込み口を窄め竿をするる。人前で若い少女が漢の竿を啜り出す。
「続いて従徒・蛍火。竿しゃぶりの儀。
口開けぇ~。舌だせっ。助け竿しゃぶり初めっ」
待ちきれずも号令がかると蛍火は直ぐに口を開け蝦蛄海老の股ぐらに顔を寄せ
蝦蛄海老の股ぐらに顔を寄せ、みさとが先端をくわえる竿棒を横から舐める。
じゅるじゅると先端をみさとがしゃぶれば根本と睾を蛍火が含み舐めあげる。
「悪くはないが・・・精進がたりぬな」二人の従徒が互いの口で蝦蛄海老の竿をしゃぶり尽くす。
蝦蛄海老が頭を抑え前後に降ればみさとがずぼずど竿を根本まで呑み込んで行く。
蛍火の頭を揺すれば漢の漢睾に顔をよせてじゅるりと呑む込み舌で愛撫する。
「ぬはぁ|」息苦しくも我慢してやっと吐き出せば唾液と竿が唾糸でつながる。
一息つく暇の無く頭を抑えられた蛍火が入れ替わり竿を咥えしゃぶればみさとも
今度は蝦蛄海老の漢睾を丸呑みさせられる。

「金堂円加・・・・続いて佐々木道友梨佳。竿しゃぶりの儀っ」
何人目かの従徒が変わりがわりに蝦蛄海老の竿に駆使を付けしゃぶり
その味を自分の脳髄に刻み込む。それは無理やりであっても従徒として主徒に仕えると
決めたのは自分であるだから受け入れざるも負えない。
それでも一度覚える味はずっとずっと舌と脳に刻まれていく。


韻集院みさと・・雲海結蛍火














天鼠 蛭姫ノ壱

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