自分の容姿と其の名前を峰山護る鐵塔騎士団の食堂係が磨き上げる棚の壱番奥にこっそりしまいこみ、
つまりは棚に上げてソルデットゥティ・ヴェリィィ・ポテトジューム男爵は彼が入ると室内の温度が2度上がると
従者たちが公言する執務室でウロウロと歩き回り其の日から自分に従事すると言う従徒従者を待っている。
成人して弐年もなるから本来は従徒従者等より嫁を探せと言うのが世間世情の理でもある。
「ソルデットゥティ様。そんなに歩きまわなくても、ちゃんと従徒従者は来ますよ。
ただせさえ狭い室内でソルデットゥティ様が歩くと空気が汗を掻くので・・・」
「そ、そうか?すまん。ソルデットゥティとしたことが・・・。
空気が汗を掻くとはなんだっ?あっ、嫌味かっ。ボクっ!が歩くと室温があがるとか!
悪口だな?・・・・ボクっ!だって・・・。すまん、動揺した・・・」
従徒従者でもない普通のメイドにまで嫌味を言われるとは情けなくても体質である。
それでも指摘されるとソルデットゥティはメイドの手を降って窓を開けろと促してやる。

峰山護る鐵塔騎士団の其の鉄塔よりも疾馬馬車を走らせても二十日は掛かる程結構遠い土地其の土地も
冬や厳しく土地も痩せており取れる作物は少ない。
有る種の草を搾り倒して少量取れる油と極寒の此の土地でも育てることが出来る芋が名産でる。
更に北峰に向こう側に泥沼の湿地が昂然と広がり、其処もまた沼魚しか取れずに巣食う泥鰐族が此の地を狙う。
「こんな土地狙っても草油と芋しかないんだけど・・・・何が欲しいんだろうな」
父親の世代から幾度もそれいかんと何度も責めてくる泥鰐族には碧々するが彼等の目的は達成には至っていない。
其処は峰高き岩盤を切り開き北壁の如くと泥鰐族とソルデットゥティの土地を隔てる鐵の壁城が有るからだ。
ソルデットゥティは指して大きくもない領地と北壁鉄城を護る城主でもある。
通称となれば芋男爵。多めに塩を振った芋男爵。若しくは鐵壁城主様ともなるが大抵は前者で済まされる。
小柄な背丈に小太りの四肢。まだ若いから頭髪はあり、瓶油でしっかり固め七と参に分けている。
そしてもてない。異性と言えば女と雌。彼等にとってソルデットゥティは恋愛・性交・不倫・愛人。
どれを取っても対象外である。この世の全ての美貌を有する耳長妖精族が害虫を診る様で
ソルデットゥティを蔑むところか汚物扱いすれば、性欲食欲の権化。大牙鬼族の雌がソルデットゥティの
容姿を観て昼食に食べた者を嗚咽の如く吐き出したと噂もある。
人の趣味とは若干ずれても美的感覚が鋭い小餓鬼族が金を払うからどっか言ってくれと懇願したとも言う。
正し、此の逸話の原因はソルデットゥティの容姿、全般に起因するわけではない。
否、確かに一般的な美的感覚からはずれていても鷲鼻で少々それが大きいと位であり
同じ様な鷲鼻を持つ小餓鬼族を人種人類のそれになぞって洗濯板でちょっと叩いてみたと言うくらいである。
つまりは人種人類のそれからもそれほど遠く離れてる物でもないし。ちょっと鷲鼻が大きいくらいである。
「ボクっ!の病は厄介で有る」っとソルデットゥティが言い放つ様に彼は自分が漢と雄で有ると
知った位の次期から有る種の病と戦っている。少なくても本人に取って闘病生活で有るならば
高い給料と大小に自制心と防護の為に神経をすり減らす周りに取っては苦労の連続を無理強いする。


「うわ、でか、でかいぞ。まるで冬嶺の御山を2つ並べて九十度首を傾げた様な景色だ。
それよりも、でかいぞ、冬嶺越え誇る双房の乳山ではないか!けっ、けしからん」
これでもかと窓を開ければ寒風鋭くも執務室の空気は常に換気される。
がたんと音を立ていすから思わずに立ち上がったソルデットゥティの眼前に凛として従徒従者が背筋を伸ばす。
「ふっ、まずは一見とも相成れば。私奴の双房に見惚れるとは。
噂に類わぬ助平な北壁鉄城を護る城主様で御座いますの。
大抵の醜漢共の幾人と挑み、登頂叶わずも果てた此の双房に見惚れるだけとは情けないですの。
さっさとぶっとい丸指で嬲ってみると宜しいのですわ。もっとも私奴の魅力は胸だけ非ず。
細く締まる腰に手を添え突き出す雄の願望を呑み込む大きくの柔らかくも張り手甲斐の丸いお尻。
湖の底蓋と抜いた壺の如くに吸い付く襞と全てを呑む込み愛情深くも搾り取る雌壺こそ我が魅力。
さぁ~。存分に私奴の四肢を視姦し、涎を垂らして妄想の果に活き果てるがいい腐れ芋の醜男領主様!
もっと私奴を褒め称えるが良いのです。私奴はやれば出来る子、褒められて伸びるタイプです。
あ・・・冬嶺護る鐵塔騎士団・第弐従徒従者試験運用型(改)弐ⅱ四・シリヌルミポで御座います。
どうぞ。お見知りおきを。巨乳好きの変態欲情塩振りすぎのソルデットゥティ・ヴェリィィ・ポテトジューム男爵」
色々と事情と痴情。それと幾度とも重なる交渉の果に其の姿を魅せる従徒従者弐ⅱ四・シリヌルミポ。
本来、仕える主人に対しての口上であっても終わ位は礼の一つもするべきであろうが
爆乳過ぎる乳房の下で腕を組んで支えるも微動だにせずにちょっと細眉を上げて主礼と返す。

「なっ、なっ、何だぉ~。け、けしからん。
否、ボクっ!を馬鹿にいてるのかっ?従者の癖してボクっ!を馬鹿にしてるか?
御前なんか、折檻してやるっ。鞭だ、革鞭もってこい。この無礼従者」
「鞭で御座いますか?先潰の平鞭ですか?私奴としては枝節鞭のほうが好みで御座いますの!
美しいも柔らかい私奴の四肢に主人の証を刻みたいと言うのですね。
宜しいでしょう。無様で醜い塩を振りすぎの芋男爵のスットコドッコイの癖に
返り討ちにしてあげますの。かかってきなさいな。尻振り・・じゃなくて塩振り男爵様」
初対面の数分の間に何度も自分を愚弄する従者の嫌味に激怒し声を張り上げるソルデットゥティ。
受けて立つ。やれるものならやって観ろっとばかりに爆乳を腕で支え髄と弐ⅱ四が前と詰め寄る。

此の土地の壱番身近に感じられる戦と言えば、何時間も泥沼に身を潜め、ぬぅっと姿を現す泥鰐族だろう。
沼の中から立ち上がる彼等の姿を観た後は命のやり取りが始めるわけじゃない。
彼等泥鰐族が沼から脚を上げた次の瞬間、獲物の顔は喰らい千切られるからだ。
つまりは直ぐ死が死ぬのだ。獲物と成る自分達と確定してる。
有る事情、つまりは執務室の淀む空気。其の為に態々とも窓を開け放ち歓喜をよぐなくされる執務室。
執務卓の節に背を圧しつけでっぷりとした腹をぷるぷると震わせて喘息よろしくと呼吸荒くも
わなわなと指を指を震わせるソルデットゥティ。
その前にずいっと立ち迫り双房を突き出す主徒従者・弐ⅱ四。
その日初めてあったばかりの巨乳の従者にこれみよがしにと馬鹿にされ、躾とばかりに折檻に如しを
鞭を売ってやろうとみがえれば、それやってみろとばかりに爆乳下乳を腕を組んで支えたまま詰め寄る。
「へっくしょんっ。げほっげほっげほほのげほっ」執務室に籠もった声が響く。
「さ、さぶ。寒いのです。ブルブルなのですっ。旦那様、芋荒い男爵っ。寒いです」
戦間近も鞭を撃とうと身構える主人と撃ってみろ、揉んで観ろと向かい立つ従徒従者。
この場にいるのは芋洗い男爵とよばれる漢と自分の乳房を支え腕を組む従者。
場の話を仕切るのは二人であっても、見守る輩も其の場には多い。
良くみればこそである。
ソルデットゥティには城主領主としての仕事も有れば側に支える者も多い。
乳山を腕で支える弐ⅱ四だけ其の場に居るわけではない。当然に数人、他に従者が同席してる。
防ぎ難い事情の対策として、壱年の大半の次期が極寒で有る此の地に置いて換気の為に窓を開け放つ。
それで少しは楽になるが、根本的にソルデットゥティが籠もる執務室。彼に仕える四人の従者。
だが然し、その出で立ちこそは異質であろう。
まずは一般的な従者服で有るが顔面に防匂具面をすっぽり被る。
流行り疫病から身を護る為ではない。強いて言うならその主人の体臭から身を護るためである。
防匂具面を被るだけではなく、着替えの手伝いなどにソルデットゥティの四肢にふれる事も
時々には有るから、其の肌に触れないように皮の手袋も欠かせない。
「へっ、へっくしょん。寒いです。それに鼻が詰まるです。
この防匂具面。顔見世ですからこの辺でよろしいのは?芋洗男爵様」
「ま、まぁ~。そ、そうだな。
腹の虫は収まらんが態々峰山から下りてきてくれたんだ。
ご苦労。後はほどほどに宜しく」
目の前に聳え突き出る巨乳から目を離せるはずもなく。それでも他の従者に促されれば
確かに時間を取りすぎただろう。
「ふんっ」腕で下乳を支えるも、憎者でも見下すように弐ⅱ四が鼻を鳴らす。
主人となるソルデットゥティが鉾を収めるとなれば其の命事に逆らう必要もないのだろう。
「此方こそですの。精々私奴の双房を揉んで潰す妄想にでも浸って手淫すればいいですの。
それでは宜しくで御座いますの。我が愛しの粗竿の御主人様とやら」
憎まれ口とも悪口とも、その両方であろうともピクっと眉を上げただけで腕を組んだまま
従徒従者弐ⅱ四は執務室を後へと下がっていく。


「今月の傭兵代はこれで都合がついたっと・・・・
こっちの問題は・・・市場の屋台の肉質が落ちていると言うのか・・
確か魔猿の群れが泥顎族の来訪で隅においやられてたと。厄介ではあるな」







天鼠 蛭姫ノ壱

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