すぅはぁ~~~と寝息を起てて微睡みから覚醒へと至る。
ジリジリと携帯のアラームが成ったからである。極めて当り前でもあろう。なにせ今日も生きる為に学ぶ身の上で有る。
アラームがなったのだから起きる。当然にガバっと勢い良くもベッドから半身をお越し眠気眼と見開き呼吸する。
「あんっ。御兄ちゃんたら。朝から私の股間に顔を埋めるなんてっ。エッチィの。でも好きなの」
鼻に掛かる甘くも更に甘えた声が聞こえるのはいつもであっても。外気を肺に取り込もうとすれば
此れも又と更に甘くも切ない特有な匂いが鼻腔に充満する。
「我が妹よ。朝一番の挨拶は御早うであるぞ。
しかも君は吾輩兄上の部屋に勝手に入り込む所かベットの上で何をしでかして居るのかね?答えた給え」
日々を重なる度に其れこそ日に日に度を越して行く朝の儀式に多少辟易しながらも一応問いかける。
「はい。お兄ちゃん・・・。私はお兄ちゃんが気持ちよくもエッチな気分でっ健やかな朝を迎えられるように
黒のゴシックロリータドレスの裾を捲り、これも又。お兄ちゃんが大好きな濃紫のレースのおパンツを
鼻先に擦りつけてすんすんって匂いを嗅いで貰ってるのです。朝の大事な儀式なの。お兄ちゃんのえっちぃ」
「毎朝趣向を凝らして兄に性的な接触を求めるのはどういうもかね?我が妹よ。
大体君に節操とかないのかね。此処は吾輩の部屋であるぞ?大体、鍵はどうした?鍵は、一体どうやって」
「お兄ちゃんの朝の性欲を受け止めるのは私の大事なお役目なの。
鍵は母様にニッパーの化け物借りたの。似合わない?ロリータドレス。好きでしょ?お兄ちゃん。
PCのエッチなフォルダに一杯入ってたの。こうゆうのお兄ちゃんがすきなのしってるの。あん。えっちぃ」
小さい指で示した部屋のドアの側には確かにニッパーの化け物が転がっているが、それはあまりも大きい。
とても齢はの行かない少女一人で扱える物ではなく、それは業務用でも工事現場で見かけるやつだ。
大体していゴシックロリータドレスの裾を捲って吾輩の鼻先にパンテイを押し付けてくる妹は鍵を開けたのではない。
寄りにもよってドアノブをニッパーの化け物で挟んで引千切って部屋に入ってきたのだ。
これでは幾ら丈夫な鍵に付け替えても全くもって無駄だろう。

鷲掴豚蔵・・・。
小生、吾輩、僕、吾・・・・「お兄ちゃんのえっちぃ~~」
人並みよりちっちゃい胸を腕で隠してわめき吠える我の名前こそ鷲掴豚蔵。
遠き古くは山で鷲の首を素手で掴み狩猟したと聞けば、大華戸の時代には天下別れの負け戦で的将軍の首根っこを
掴んでそのまま首ごと脊髄を引き抜いたとか言われる旧家由来の名字であるが名前の方は大酒に酔った親父が
役所に届ける時に母と相談した息子の名前をすっぽり忘れ適当に帰りがけに必ず食べて返るぞと心に決めた
豚の脚灼き。つまりは豚足を届けに適当に書いたのが息子の名前と役人が受け取ったのが由来で有る。
もっとも物心付いた時にどっかの女と駆け落ちの憂き目を選び、つまりは我が屋には漢性と言う生き物は
自分しかない。尤も父親の一人や二人こつ然と消えても元より母の法が収入が高い格差婚であったし
父親がいなくても、まぁ何とかやって来てる。次いでに母親に甘やかされてすくすくと育ち起てにすくすく
横にぶくぶくと健やかに成長著しくも背丈はギリギリ六尺に届くか届かないかという所であるが大体にして
弐十弐貫位だから。すらりと背が高っくと言うよりも横と前に脂肪が付いてるからでぶである。
おデブちゃんである。世に言う動けるでぶとかちやほやされる方じゃなく歩道を歩いてると邪魔だとばかりに
苦虫を噛み潰して心の悪態が来終えて来るばかりに皆が脇を避けて通るくらいの只のでぶである。
倭之御國帝國軍事高校の弐学生であるから体力テストで落とされなければ将来は軍のエリートである。
勿論、希望的観測である。昨年度の体力テストでは下から数えて弐番目であり本当にギリギリだった。
「お兄ちゃんのえっちぃ~~じゃなくってお兄ちゃんがんばれぇ~~~」と放課後の川土手を
しこたま汗を掻き走る吾を可愛い妹が応援してくれなければ最初の五十米で脱落していただろう。
「お兄ちゃんのえっちぃ~~~」と毎朝の軽い挨拶の如く人聞きの悪い言葉を毎度投げてくるのが
我が鷲掴家の妹。鷲掴彩瑠々である。つい先刻の春に中学の弐年に上ったばかりだから初でもありそろそろに
思春期を迎え心も体も大人への変容を遂げる頃でもあるが、結構小柄だし細身で華奢な体つきでは有る。
吾はたぐわずにそれではないが妹の彩瑠々は母親の影響が強いらしくも純白の髪である。
この近辺では確かに珍しいが里國には結構その色の者も多し母もそうであるからやはり血筋だろう。
白い髪を少し長めのボブカットにざっくりと切り揃える。
「あと。弐センチ伸びたらお兄ちゃんのストライクゾーンからはずれちゃう。
彩瑠々。デッドボールはきらいなの。だから母様、美容室行きたいのっ」
兄を出しにするのが常套手段でもある。華奢な体つきであれば肩幅も狭く其れが支える胸も小さい。
「お兄ちゃん。貧乳好きよねっ。好きだよねっ。初恋の洗熊さんも貧乳だったものね。
うんうん。だから私も大丈夫。好きって言ってくれなきゃ殴るよ。お兄ちゃん!」
こんな感じで胸の話になると此方の弱みにつけ込んで誤魔化してくるのも我が妹である。
貧相な胸の変わりに体格にしては尻は大きい方で丸くも柔らかい。
愛でるなら絶対此方だろうと言う位に可愛いお尻を降って歩く。
云々、吾は尻専ではないからな。ちゃんと顔も胸も観てるぞ。おにちゃんはっ。
とは言え何故かいつからか、其の多分一年位まえだろう。我が妹彩瑠々の様子が変わったのは。
「あんっ。お兄ちゃんのえっちぃ~~」と人ぎきの悪い台詞を投げつけて恥ずかしがって見せるのは良いが
まず第一にそういう事をしてくるのは妹の彩瑠々の方である。
大体にしてプライバシー確保のために掛けた鍵など造作もないっとニッパーの化け物を持出しては
ドアノブごと引千切り、剰えまだ惰眠を貪る兄のベッドにのそのそとあがりこんだと思えば
吾輩がムクリと起き上がる其の顔にゴシックロリータのドレスの裾を巡りあげ濃紺のフリフリパンツを
鼻先に押し付けては悶える変態行為を行う妹・彩瑠々。最初こそは戸惑っても慣れるとも呆れて
まず、説教文句が口から出る始末である。つまり彩瑠々はブラザーコンプレックスである。




置字

天鼠蛭姫

天鼠蛭姫

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